ネットワーク効果 Network effect

ネットワーク外部性(Network externality)とも。経済学用語で、ある製品やサービスの価値や効用が、それらを利用するユーザーの数と比例する現象のこと。
新規ユーザーがその製品を利用し始めることが、他のすべてのユーザーにとっての価値の増加(全体効果)につながり、それによってさらに新規ユーザーに対する訴求効果が高まる(「限界効果」)。
わかりやすい例として、例えば「電話」は、使用者が多ければ多いほど、誰に対しても電話をかけられるようになるため、ユーザー数が多ければ多いほど、ユーザー全体のメリットが高まる。また、ユーザーが一定数増増加すると「利用していない」デメリットを避けるため利用が進むようになる。
暗号通貨においても、利用者が増えれば増えるほど利用シーンの増加を見込むことができ、ユーザーのメリットが増える。また、一般化が進むことで「未導入のデメリット」が増大し、さらに拡大する可能性があり、ネットワーク効果によって価値と価格を説明することができる。
一方で、ネットワーク効果は、新技術導入に対する障壁にもなり得る。ネット回線を利用した電話はコスト面で大きく優れているものの、一般電話の普及率が高いため拡大が遅れている。FAXなどは「誤送信」や「印字トラブル」などのリスクが高いが、普及率が高いため電子メールへのシフトが遅れている。
暗号通貨市場においても、送金速度やプログラムの拡張性の面でビットコインより優れた通貨は数多く存在するが、多くの人々が最初に手に取る暗号通貨であり、すでに巨大な資金を得ている一部のマイナーなどによる膨大なネットワーク効果によって、市場の独占化が進んでいる。

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