Intersectは2026年4月16日、カルダノの予算プロセスを管理する「Intersect Budget Platform」の公開を発表しました。提案提出フェーズは4月16日12:00 UTC〜5月8日12:00 UTCの約3週間にわたって受け付けます。提案テンプレート、提出手順ガイド、プロセスタイムラインなど必要なリソースも同時に公開されました。

このプラットフォームは、カルダノのVoltaireフェーズにおける予算執行プロセスの正式な窓口となるものです。DRepや組織が予算提案を提出し、審査・投票を経て国庫(トレジャリー)からの支出が承認される仕組みの中核を担います。
hixの見解 🤔
これは、先日ガバナンスアクション(info)として提出され、承認された「予算案の提出プロセス改善案」が始動したということですね。これまでは、誰かが突然予算案を提出し「払うか、払わなければ開発しない」という2択を迫るものでした。これを、Intersectがいったん受理し「Hydra Voting」での投票を通じて、実際のガバナンスアクションの前にDRepの温度感チェックを行うことができるようになります。この「プロセスの整備」は非常に重要で、予算案についてさまざまな議論をすることで、適正予算の合意や提案の質の向上といったことが期待できます。また、申請には1,000ADAをトレジャリーに寄付する必要があるため、本気のプロジェクトでなければ申請できない(しない)という点も重要な要素といえますね。よほど強い提案でなくては申請することは難しい上ので、真剣な提案が認可されなかった場合に再提出を奨励するバックアップ体制も必要かもしれません。
一方で、「国庫支出 = エコシステムの成長」という前提は依然として疑問が残ります。2025年8月以降に承認された大規模な予算(エポック562で9,600万ADAの国庫引き出しアクション)の後、受け取った組織が運営コストをADAで売却することで市場への巨大な売り圧が生じ、ADA/BTCは同年10月から2026年4月にかけて45.6%下落しました。
ADA価格は未だ強固な基盤を持っておらず、不用意に大量の支出をトレジャリーから引き出した場合にエコシステム全体に与えるダメージは計り知れないものがあります。今回の予算サイクルでも「何のために・いくら使うか」を DRep が厳しく精査することが、エコシステム全体の持続性にとって不可欠だと考えます。
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