「Sundialとは?」BTCとカルダノをつなぐ新たなプラットフォームを解説!

カルダノ情報

2025年9月10日の投稿で、カルダノのステーブルコイン「USDM」と、ビットコインL2プラットフォーム「Sundial」がパートナーシップを結んだことを公表し、コミュニティ内で大きな話題となっています。

本稿では、この「Sundial」について解説しながら、このパートナーシップがカルダノやビットコインにどのような影響を与える可能性があるのかを考察していきます。

取引所に預けずに、BTCの利回りが得られるプロトコル

Sundial」を一言で説明するなら、「ビットコインを預けずに、ビットコインの利息がもらえる仕組み」を構築するプロジェクトです(2025年9月11日現在、開発中)。
通常、自分の保有するビットコインで利息を得ようとする場合、中央集権型の取引所(CEX、ビットバンクやバイナンスなど)にビットコインを預け、その取引所の運用状況に応じて利息を得るのが一般的です。
しかし Sundial は、ビットコインのL2(レイヤー2)技術(Optimistic Rollup)とカルダノのL1をシームレスに連携することで、CEXに預けることなく、自分のウォレット内で利回りを得られるプロトコルの開発を目指しています。

ビットコインは本来、スマートコントラクトが使えないため、DeFiなどを活用してビットコインを運用することはできませんでした。しかし、BitcoinOS を始め、カルダノのL1(メインチェーン)と連携する技術を活用することで、シームレスに「ビットコインでスマートコントラクトを使う」仕組みが構築されつつあります。

Sundialは、BitcoinOSAnastasia LabInput OutputBitlayerCheck Point など、ビットコインやカルダノの主力開発チームと連携。ビットコインの活用を前提とした「ノン・カストディアルの運用」、「エンタープライズ向けのビットコイン活用の開発キット」を開発・提供することを目指しています。

なぜ「ノン・カストディアル運用」が重要なの?

ここでポイントとなるのが、「なぜ、ノン・カストディアル(預け不要)」の運用に注目されているのか? という点です。
ここで、簡単に「ノン・カストディアル型」と「カストディアル型」の比較をしてみましょう。

「Sundial」の特徴

【特徴】
・自分のウォレットで資産を管理(Your keys、Your Bitcoin)
・ユーザー自身が秘密鍵(リカバリーフレーズ)を保管する
・非ブリッジ型で、スムーズな使用性が特徴

【セキュリティ】
・Cardano L1上のスマートコントラクトで「入金・出金・ブロック承認」を担保
・カルダノと同等の安全性

【利回りの仕組み】
・L2内のDEX(分散型取引所)/レンディング/流動性提供(LP)などで利回り(2〜5%を目標と明記)
・利回りの源泉はオンチェーン上の取引・貸借に基づく

【コンプライアンス】
・UTxO型Fraud-Proofとオンチェーン透明性
・機関投資家向けSDKやKYC/AML対応を明記

「取引所」での運用の場合

【特徴】
・カストディ型。取引所が秘密鍵を管理
・出金制限・凍結・ハッキングなど「取引所リスク」が常に存在

【セキュリティ】
・内部システム次第(監査や透明性は限定的)
・これまで数々の取引所で流出事件あり
・大量の資産があるため狙われやすい

【利回りの仕組み】
・「Earn」プログラムやレンディングサービスを通じて利回りを提示
・利回りの源泉は不透明(内部流動性運用、マーケットメイク、時に再担保化)

【コンプライアンス】
・国や地域によって規制対応が異なる
・KYC必須だが、運用自体はブラックボックス化しやすい

取引所にはない安全性と透明性に強みがある

Sundialと取引所での資産運用を比較したとき、やはり注目されるのは「ノン・カストディアル(自己管理)」と「カルダノL1」による安全性と透明性です。
取引所は、内部システムがブラックボックス化しやすいことや、ハッキングの標的となり資産が流出してしまうリスクがつきまといます。一方で、ノン・カストディアルでは、自身で資金を管理できるため、取引所のハッキングや資産暴落などの事故を回避できるメリットがあります。
また、資産もカルダノ上でオープンなため透明性の高さも保証されるとみられます。
一方で、資産の自己管理が難しい人や、DeFiに不慣れな人には使いづらいというデメリットもあるとみられます。

USDMとのパートナーシップによるメリットとは?

では、上記で紹介した「USDMとのパートナーシップ」では、一体どのようなメリットが発生すると考えられるでしょうか?
キーポイントとなるのは、「Sundialが資産運用プロトコルである」という点です。
つまり、長期的にビットコインを保有して利回りを得るという使い方をしたときに、どうしてもリスクとなってしまう高いボラティリティに対応するため、ステーブルコインの存在が鍵となる可能性です。

USDMは、規制準拠型のカルダノ上のUSD建てのステーブルコインです。UTxOベースのUSDMと連携することで、シームレスに資産の転移が可能で、安定したビットコイン運用による利回りの安定させやすくなると考えられます。
また、カルダノのDeFiとの接続性が向上し、ビットコインの資産を介してカルダノのDeFiで行うという動きが活発化し、BTC→USDM→ADA の連携によるさまざまな運用が可能になりそうです。
さらに、USDMが規制準拠型のステーブルコインであるため、エンタープライズ企業の参入障壁も下がるとみられます。

今後のカルダノDeFiの活性化に期待!

この Sundial の試みは、ビットコインとカルダノが同じ「UTxOモデル」を採用している、という点に注目です。つまり、イーサリアムなど「アカウントモデル」を採用しているチェーンでは、ブリッジを介さないと資産の転移が難しいため、シームレスなスマートコントラクトの実行は困難です。
Sundial は現在開発中ですが、世界のビットコインホルダーが、自分の資産を自己管理しながらカルダノ上でDeFiを動かし利回りを得ていくという構想は非常に壮大で、カルダノのエコシステムを活性化させる起爆剤となる可能性があります
カルダノでは、BitcoinOS を始めビットコインとの連携技術が急速に進化しており、莫大な資金がカルダノDeFiへ流れる下準備が進行していると考えられます。

ビットコインホルダーが、いつの間にかカルダノを活用し始め、最終的にカルダノホルダーとなっている…という、わくわくな展開に期待が高まりますね!

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