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カルダノがチェーンリンクとの提携を発表!(声明和訳)

2021年9月26日(日本時間)に行われたカルダノサミットにて、チェーンリンク(Chainlink)とカルダノの提携が発表されました!
この驚きの発表をクイック日本語訳でお届けします。

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DeFiとRealFiの可能性の核心は、ブロックチェーンベースのピアツーピア技術を用いて、オラクルやスマートコントラクトを用いて信頼性と透明性のある金融商品を構築することにあります。

本日のカルダノサミットにおいて、私たち(IOHK)は、開発者がカルダノDeFiアプリケーション用のスマートコントラクトを構築することを支援する、Chainlink Labsと新しくエキサイティングな戦略的コラボレーションを発表しました。

実社会のデータベースへのアクセスは、Chainlink社の分散型「オラクル」ネットワークを通じて提供されます。このネットワークは、改ざん防止された高品質の外部データをブロックチェーンに提供し、選挙結果、スポーツ統計、暗号通貨レートなどのデータセットを中心に「スマートコントラクト」の実行を可能にします。また、気象データの提供も非常に有用な例となります。

Chainlink Labsは、サハラ以南のアフリカでパラメトリック保険を実現しようとしているFinTechスタートアップ企業と協力しています。安全で、検証可能で、堅牢な気象データは、このようなパラメトリック保険契約に必要な重要なインプットです。

Chainlinkは、あらゆるブロックチェーン上でハイブリッド・スマートコントラクトを動かすためのオラクルサービスを提供しています。

Chainlinkのオラクルネットワークは、スマートコントラクトが任意の外部APIに確実に接続することを可能にし、安全なオフチェーン計算を活用して機能豊富なアプリケーションを実現します。Chainlinkは現在、DeFi、保険、ゲーム、その他の主要産業において数百億ドルのセキュリティを確保しており、グローバル企業や大手データプロバイダーに、あらゆるブロックチェーンへのユニバーサルゲートウェイを提供しています。

Cardanoの優先的なオラクルソリューションとして、ブロックチェーンを利用する開発者は、Chainlink社の機関レベルのデータをスマートコントラクトにフィードすることができるようになります。

市場価格のフィードに続き、Chainlink社の他の分散型サービスのサポートも予定されています。スポーツデータは予測市場に、気象データはパラメトリック保険商品に、検証可能なランダム性はゲームやNFT(ノンファンジブル・トークン)などのデジタル収集品に使用されます。

IOHKとChainlink Labsのコラボレーションにより、豊富で安全なデータへのアクセスが可能となり、DeFiが約束する、より低コストで包括的なグローバル経済システムの構築に貢献します。

最初は、リアルタイムの市場価格の情報フィードがカルダノにリンクされます。順次、スポーツや天候に関するデータフィードが追加され、保険やゲーム、NFTでの利用にも対応します。

IOHKの創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏は次のように述べています。

「オラクルは、現実世界のデータをCardano上でアクセス可能にするために不可欠であり、DeFiアプリケーションなどの高度なスマートコントラクトをサポートします。

IOHKは、カルダノ上で有用なソリューションを構築するための最も安全で堅牢なツールを開発者に提供することを約束しており、市場をリードするChainlink社のオラクルソリューションを統合することは容易な選択でした。

チェーンリンクのプライスフィードを統合することで、カルダノ開発者の市場投入までの時間が短縮されるだけでなく、カルダノのDeFiエコシステムの安全な基盤が確立され、世界中のユーザーからカルダノがより信頼されるようになるでしょう」

Chainlink社の共同創業者であるセルゲイ・ナザロフ氏は次のように述べています。

「カルダノのブロックチェーン上でChainlinkのネイティブサポートを確立し、DeFiなどの市場への次のステージの成長をサポートすることで、我々の豊富な経験と専門知識を活用できることを嬉しく思います。Webアプリケーション開発におけるプログラミング・インターフェースと同様に、Cardano上でDeFiアプリケーションを構築する開発者は、Chainlinkの価格フィードをスマートコントラクトにプラグアンドプレイすることで、堅牢なセキュリティとアップタイムを維持しながら、幅広い資産の高品質なリアルタイム価格データに素早くアクセスできるようになります。最終的には、カルダノの開発者が次世代アプリケーションをより早く、より安全に構築できるようになります」

Chainlink Labs社のHead of Blockchain PartnershipsであるNiki Ariyasinghe氏は次のように述べています。

「私たちは、カルダノのエコシステムに多大な敬意を払っています。Chainlink社とCardano社のエコシステムの間には、非常に多くの敬意があります。クロスチェーンの相互運用性も長期的な目標です。これは、異なるチェーン間の橋渡しを可能にし、マルチチェーンの世界を実現するためのフレームワークです。これは、カルダノのエコシステムとも協力していきたいと考えています」

参照: Chainlink oracles for real-time market data Cardano to integrate Chainlink oracles for real-time market data

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カルダノ(ADA)ステークプールの選び方-プール運営者がやさしく解説

こんにちは! カルダノのステークプール「COFFE(Coffee Pool)」管理人です。
一介のADAホルダーだった私がステークプールを運営するようになり、ホルダー時代とはステーキングに関する考え方がガラリと変わりました。
「委任先の選び方がわからない」という方もまだまだ多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「(駆け出し)オペレーター目線で見た、委任先の選び方」を紹介したいと思います。

ホルダーが、委任をするときにやりがちなこと

オペレーターを初めて痛感したのが、イチホルダーだったときに「委任先の選び方がまったく分かっていなかった」ということです。
私の場合、ダイダロスウォレットで表示されるランキングを見て「マージンが低くて飽和してない、ランクが高いプール」を優先して選び、委任した後の1〜2エポック後の報酬を見て「このプールはちょっといまいちだから、次のプールにしよう」と、別のプールへ移動していました。
しかし、こういう選び方は完全に間違いでした(笑)
プール運営を開始して気づいたことですが、プールの運営状況はさまざまな要素で読み取ることができ、それを使うことで自分のスタイルにあったステーキングライフを楽しめるのです。

「ダイダロスランキングだけ」で決めるのはNG!

ダイダロスウォレットのランキングは、一見すると優秀なプールを簡単に選べる、役に立つ機能です。
しかし、実はこのランキングは、リワード報酬とは無関係に設定されており、これを参考にしてもリワードは増えません。また、上位のプールに委任が集中してすぐに飽和点に達してしまう傾向があるため、多くのプールオペレーターが「委任の集中を招いている」と問題視しています。


↑「大きな問題なのが、ダイダロスのランキングです。どうしても、100位のプールよりもランキングがトップのプールの方が心象が良くなってしまいます。1つのウォレットから複数の委任ができないことが、分散化の弊害になっています。(BEAVR)-COFFE和訳
ダイダロスウォレットを使って委任する際は、ランキングに拘らずに選わらずに、プール情報をしっかりと見極めることがROA(₳配当)を多くゲットするための秘訣です。

ブロック生成が多いからといって、配当が多いわけではない?

これは現在検証中ですが、大手プールに委任していたエポックより、【COFFE】で1ブロックを生成したエポックの方が配当率が上でした。
大きいプールだからといっても、必ずしも報酬が増えるとは限らないようです。

委任量が多く、飽和点から遠いプールを選ぶ

ステークプールを選ぶ際は、「そのプールが安定してブロックを生成しているか」は大きなポイントです。ここで気をつけたいのが「委任量が多いプールが、ブロック生成数が増える」という点です。
どんなにプログラミングの腕が良いオペレーターでも、委任量が少なく「LUCK(運)」を引けなければ、エポック内の生成数が「ゼロ」になってしまいます。
COFFEのような小さなプールにもチャンスが巡ってきましたが、小さいプールは「LUCK(運)」の要素に大きく左右され、生成のチャンスは安定しません。やはり、委任量が大きければ大きいほど、LUCKに大きく左右されずにコンスタントにブロック生成ができます。
委任プールを選ぶ場合は、委任量が多いプールを優先することで、安定したステーキング報酬が得られることは間違いありません。
一方で、カルダノでは1つのプールに委任量が集中することを防ぐため、Saturation(飽和点)が設定されています。委任ADAの量が増えすぎ、飽和点を超えてしまうと報酬が激減してしまいます。
そうなってしまうと利益が大きく損なわれるので、「委任量が多すぎるプール」も委任候補から排除する必要があります。
結論としては「委任量が多く、飽和点から遠いプール」を選ぶことが基本方針となります。

オペレーターがオススメする「委任プールの選び方」

しかし、単純に「委任量が多く、飽和点から遠いプール」という見方だけでは、なかなか適切にプールを絞ることはできません。
プール選びの大きなポイントとしては、プール情報サイト「adapools.org」や「pooltool.io」などのデータが大きな参考になります。
プールオペレーターであればこの2つのサイトを必ず毎日確認していますが、一般ホルダーの方にはまだまだ認知されていないのではないでしょうか。
(特に、pooltoolは、日本円での税金計算が一発でできるので要チェックです!!!)
しかし、本サイトに掲載されている情報は専門用語が多く、一般ホルダーの方にはちょっとわかりづらいので、各指標の読み方を紹介します(下記はadapoolの指標)。


・Saturation (飽和点): 委任量の飽和点までの割合。飽和点に達する(100%になる)と、すべての委任者への配当が大きく減少します。
・ROA(M): Return Of Ada。月間成績から見た「配当割合」。数値は年間利回りに計算し直しており「ここ1ヶ月でのパフォーマンスが続いた場合の年間の利回り」を意味します。
・ROA Lifetime: このプールの全データから算出した年間利回り。基本的にこの値が高いプールが狙い目です。
・Live Stake: 現状での委任ADA総量。委任されたADAは即座にそのエポックに影響を与えるわけではありません。そのため、将来的に有効になる委任ADAの総量を意味します。
・Active Stake: 現在のエポックで有効となる委任ADA量。現行のエポックでは、この値を基準にしてブロックリーダーが割り振られていることを意味します。(LiveよりActiveが多い=委任が減っている、Liveの方がActiveより多い=委任が増えている)
・Estimated Blocks in Whole Epoch: 各エポックでの予想ブロック生成数。各エポックで最低1個は生成しないと報酬が得られないため、確実に報酬を得たい場合は、基本的に2個以上のプールを選ぶとギャンブル要素が少ないプールです。
・Block Trend: 直近のブロック生成実績です。できるだけ安定して生成している方が、今後の運営も期待できると考えられます。
・Lifetime Blocks: このプールがこれまで生成したブロック数です。多ければ多いほど、経験豊富なプールだと言えます。

委任先を簡単に決めるなら、ROAと委任量がカギ!

「ちょっと数値が多すぎてむずかしい!」という方のために、手っ取り早く選べる方法を紹介します。
上のデータにある「BPE(各エポックでのブロック生成数)」と「Stake(ステーキング量)」の関係を見てみましょう。
このデータからは、大まかにいって委任量が数百万ADA以上のプールであれば、各エポックで1〜2ブロックを生成しているということが見て取れます。
また、当プール「Coffee Pool」では2021年2月6日時点で、270万ADAの委任をいただいていましたが、Adapoolsの「各エポックの予測ブロック生成量」で1個以上が88%となっています。

この数値から、250万ADA以上程度の委任があれば、比較的安定してブロック生成ができるということができます。
また、「ROA/Lifetime(最新のROA/これまでのROA)」では、そのプールに委任した場合の年利を見ることができます。この値が高ければ、委任量やブロック生成数を見なくても、短期目線での利回りが良いプールだと判断できます。
一見すると、大きいプールに委任したくなるのが心情ですが、小さなプールには「飽和点までかなりの余裕がある」というメリットもあります。
ついついROAが高ければ良い、と結論を出したくなりますが、なかなかそうとは言い切れないようです。ROAについて、もう少し検証してみました。

ROAの計算方法の考え方は?

ステークプールの運営経験を重ねながら、他のプールなどのデータを分析したところ、ROAにおける1つの仮説が浮き彫りになりました。
各ステークプールの運営データから、ROAの計算式について分析したところ、次のようなことがわかりました。

ROAの(ざっくりとした)計算方式
①LUCK=各エポックのブロック生成数÷予測ブロック生成数
②ROA=約5.35×LUCK

長期的には、大体ROA=5.35の範囲におさまる?
これをわかりやすくするために、次のプールの実績データを見てみます。
【あるプールのブロック生成数とROAの実績】
次の表は、あるプールのROAのデータから、基準点となる「係数X」を割り出したものです。

エポック

ROA

生成数/予測生成数

LUCK

係数X

245

4.419%

17 / 20.4

83%

5.324%

244

5.595%

20 / 18.9

106%

5.278%

243

5.766%

20 / 18.5

108%

5.339%

242

6.454%

22 / 18.3

120%

5.378%

241

6.04%

20 / 17.8

112%

5.393%

このデータは、プール情報サイト「adapools.org」で確認することができますが、ROAは「予測生成数を基準に、どれだけ多く(少なく)生成したか」で決まるということが言えるようです。
つまり、上の表でエポック245では、
LUCK=ブロック生成数÷予測生成数=17/20.4=83%
ここで、LUCKがROAと何かしらの関係があると仮定すると、
ROA(4.419)=LUCK(83%)×係数X
という仮定ができます。
つまり、
係数X=0.83÷4.419=5.324
という仮定が成り立ちます。
この計算式をもとに、各エポックでの係数Xを計算すると、上の表のようになります。
この平均値をとると、係数Xの平均が5.34程度になります。
他のプールのデータをいくつか取りましたが、ざっくりと係数はこの辺りにまとまるようでした。
マージンなどの関係性などを含める必要性があると思われますが、正確かはまだ検証中ですが、「5.34あたりの係数を基準に、ブロック生成数と予測生成数の割合(LUCK)でROAが決まる」ということは言えそうです。

長期目線だと、実はROAは変わらない?(2021/2/12追記)

このROAの計算式から何がわかるかというと、「長期目線だと、ROAは大体同程度に落ち着く」と考えることができそうです。
・小さいプールの場合
ブロック生成数=2、予測生成数=3の場合、LUCKは67%、ROAは3.5 となり、一見大幅に落ちてしまいます。しかし、
ブロック生成数=4、予測生成数=3であれば、LUCKは133%、ROAは7.11 となります。
ここでのROAの平均値は5.30 で、おおよその基準である係数X(5.34)に近い値になります。
(係数の値は、マージンや固定費で上下する可能性あり)
このようにして考えると、大きいプールでも小さいプールでも最終的な年利は近い値になる、ということができるかもしれません。

保有量に合わせて「委任戦略」を考えよう!

ROAの検証では「長期的には同程度のROAに落ち着く」という可能性を紹介しました。
では、ROAをどのように活用するかというと「継続的に一定期間、健康に運営しているか」ということをみることができます。
プールを運営してみるとわかりますが、ブロック生成数は「ステーク量に応じてランダムに割り振られる」ため、プール運営側の努力があまり反映されません。つまり、プール運営者の頑張りにかかわらず、そのエポックでの実際の生成数は増えたり減ったりします。(運営者のミスで生成のタイミングを逸してしまったりすることはあります)
そのため、どうしても各エポックでROAは増えたり減ったりします。
ROAから何が言えるかというと、「長期間しっかり運営していれば、ROAが係数に近づいて安定してくる」ということができそうです。
つまり、極端に高いプールは、
・設立してからまだ2、3ヶ月以内の新しいプール
極端に低いROAのプールは、
・飽和状態で利率が悪いプール
・まともに稼働していないためROAが低いプール
・マージンが高い?
という見方ができるかもしれません。いくらROAが高く手数料が多いプールでも、飽和点に達してしまえば報酬はグッと下がります。
これらを想定に入れながら、どのような委任先を選べば良いかを考えてみましょう。
もちろん、あなたの保有量や投資スタイルによって、ステーキングのプランも変わります。

「自信の保有量」に合わせた委任先の選び方

 ・1〜数万ADA単位のホルダー  比較的自由に委任先を選べる保有量です。飽和直前のプールでなければ、自分の委任によってプールが飽和点に達するリスクはほぼありません。長期目線で言えば飽和率90%のプールは避けるべきですが、飽和直前のプールでなければどのプールに委任しても安定した報酬が得られるでしょう。
 ・数十万ADA単位のホルダー  委任によって飽和点に達するようなリスクは少ないものの、短期的には80%に近いプール、長期的には60%以上のプールは避けた方が懸命です。小さなプールであれば委任によってブロック生成に影響を与えることができるため、短期的にも安定した報酬が得られそうです。100万以下のプールに委任すれば、大きな支援効果があります。
 ・100万〜200万ADA単位のホルダー  委任によって将来的に飽和点に達するリスクが比較的高くなるため、60%以上のプールは避けましょう。小さなプールに対しては、委任することでブロック生成が劇的に向上するため、100万以下のプールであっても「0ブロック」のリスクが大幅に減少し短期的な報酬量も安定します。
 ・300万ADA以上のホルダー  委任によって飽和点に近づくので大きいプールへの委任には注意が必要です。また、1人でも安定したブロック数の支援が可能になるため₳10M以下の小さなプールでも短期報酬が安定します。真面目に活動しているプールであれば、指標を気にせず委任しても長期的に安定したステーキングができるでしょう。

やっぱり、「長期的な信頼」がポイント

以上のことから考えると、やはり
長期的にしっかり運営してくれるか
が大きなポイントだということができそうです。
ステーキングを始めたばかりのときは、どうしても短期的なROAにこだわり、「ダイダロスの上位プール」や「ROAがやたらと大きいプール」に委任しがちかもしれません。しかし、長期的にみると、次のようなことが言えそうです。
・ダイダロス上位→人気集中で飽和点に達する(報酬が減る)
・ROAがやたらと高い→最終的には係数5.3付近に落ち着く
そのため、最終的には「数字ではなく信頼性」が重要だということができそうです。
ステークプールを選ぶ際は、次のような点を基準にするのが良さそうです。

・応援したいと思えるプールか。
・長期にわたってステークプールを安定稼働してくれるか。
・どんな相場でも折れない信念を感じるか。
・情報発信をしっかりしているか。
・飽和点に近づいたらアラートをしてくれるか。
・マージンが適切か。

さらにこの観点から、さらに「タイプ別ステークプールの選び方」も紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

取引所に預けているだけでは、Cardano(カルダノ)に秘められた「楽しさ」を味わうことができません。

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カルダノ(ADA エイダ)とは? | その特徴が5分でわかる

2021年9月に300円を超え、ついに日本上場も果たしたカルダノ(ADA、エイダ)。日本でも大きな話題となってきました!
もともとホルダーではなかった方の中にも「今後の期待を込めて思わず買っちゃった」「上場前に情報を集めたい!」という方も少なくないかもしれません。
そこで本記事では、「とりあえず買ってみたけど、ADA(エイダ)ってどういうコイン?」という方に向けて、手っ取り早くカルダノとADAが理解できるポイントを超ざっくりお伝えします。

ビットコインやイーサリアムを超える「第3世代の暗号通貨」

カルダノを一言で説明すると「第3世代の暗号通貨」と言うことができます。
これは、「ビットコイン(第1世代)とイーサリアム(第2世代)の次の暗号通貨」という意味です。
なぜそのように言われているかというと、カルダノが「ビットコインとイーサリアムの問題を解決する」ために開発された暗号通貨だからです。

ビットコインとイーサリアムはそれぞれ暗号通貨の中でトップクラスの人気を誇り、投資対象として盤石に見えますが、それぞれ技術的・構造的な問題点が指摘されています。
まずは、その特徴と問題点を整理してみましょう。

ビットコイン(Bitcoin)とは?


【特徴】

・ブロックチェーンを活用した、ハッキングが難しい決済システム。
P2P&オープンソースで、誰でもブロックチェーンにに参加できる。
・発行量に上限があり、増加することができない。
【問題点】
・マシンパワーで運営者が決まる(PoW)ため、権力が集中化しつつある。
・消費電力がインフレし、一国の年間消費電力に匹敵するほどに悪化。
・送金速度が遅く、世界中の取引に対応できない。

ビットコインは世界で初めて成功した暗号通貨であり、人の手から離れ、完全に自立したシステムだけで通貨の発行・取引を世界で初めて成功させた暗号通貨です。
「マイニングプール」として、取引システムに参加することは誰にでも可能ですが、システム自体に介入して不正を行うことは極めて難しい、安全性の高さが特徴です。
世界的な人気を誇る一方で、「CPUパワーが強い団体のみが運営権を取れる」システム(PoW)によって、価格の高騰とともにマシンパワーの競争が勃発し、一部の巨大組織しか参入できない集中化や、無尽蔵の消費電力の高騰といった問題が指摘されています(現在、すでに国家の年間消費電力と同程度と言われています)。
また、世界規模での利用を想定していない設計のため、利用者の増加に伴い送金遅延が起こることも問題視されています。

またビットコインは、会計モデルにUTxOモデルを採用しているため、トランザクションにプログラムを加える機能がありません。後述のイーサリアムの大きな特徴であるスマートコントラクトを実装することができないため、送金のみの機能しか利用することができないという弱点があります。

 

イーサリアム(Ethereum)とは?

【特徴】
・スマートコントラクトの実装。
・カスタムトークンが作成できる。
・マシンパワーに左右されない決済システム(PoS)の導入。
【問題点】
・膨大な取引量が発生すると速度が遅る上に送金料が高騰する。
・ステーキングは32ETH必要。
・2021年時点ではPoWも並行しており完全なPoSではない。
・送金の際に正確な手数料が予測できない。
・発行量に制限がなくインフレが起こる可能性がある。
・将来的な運営方針が不透明。

イーサリアムは、2013年に大学生だったビタリック・ブテリン氏が考案した暗号通貨モデルを、ギャビン・ウッド氏が学術的な整理を加えたものをベースとして開発されました。
その大きな特徴は、「決済の条件設定」を加え、特定条件を満たした場合に自動的に決済を行う「スマートコントラクト Smart contract」が盛り込まれている点です。
この機能の応用し、イーサリアム上に「任意の条件があるトークン」である「カスタムトークン」を生み出すことを可能にしています(ERC-20)。カスタムトークンの登場により、比較的容易に暗号通貨を発行することが可能になり、これまでで実に数千種類の新通貨が生まれたり、NFTやDEXなどのさまざまサービスの基軸となり、時価総額においてビットコインに次ぐ人気を誇る、非常に強固な地位を築いています。

しかし、そのイーサリアムにもいくつかの問題も指摘されています。

1つは「スケーラビリティ」の問題。「アカウントベースモデル」という会計モデルの設計上、膨大な取引量に対応することができず、高騰時には頻繁に送金詰まりが発生するほか、送金量が暴騰するという問題が多数指摘されています。
(参考:coinpost「イーサリアム・ロンドンハードフォークによる影響とは|Orkid 寄稿」)

さらに、コンセンサスアルゴリズムのアップデートも暗礁に乗り上げています。
現在のイーサリアムでは、ビットコインと同様にPoWによって稼働していますが、将来的なアップデート「ethereum2.0」では、CPU競争ではなくトークン所持量(ステーキング量)によってブロック生成を決める「PoS(Proof of Stake)」を導入し、将来的に電力消費を抑えることを目標としています。
DeFi市場の原動力ともなっているイーサリアムですが、トランザクション手数料が頻繁に高騰したり遅延や送金エラーが頻発するなど、サービス体験上の大きな問題となっています。

また、イーサリアムは2022年を目安にPoSへの移行を発表していますが、ステーキングを行う場合は32ETHもの多額の資金をロックして専用サーバー(バリデータ)を立てる必要があり、エラーを起こしてしまうと資産からペナルティが課せられるという大きなリスクを伴います。

そのステーキングシステムでは、基本的に一般ホルダーはブロックチェーン生成に参加することはできません。参加する場合は、ステーキング代行サービスに委託をするしかありませんが、資産を第三者に預けるため、ハッキングや逃亡、破綻などの大きなリスクが伴います。

もう1つの問題点として、運営体制が分散化されていない、という問題があります。PoWからPoSへの移行に関しては、運営団体とマイニングプールとの対立が発生しています。
その他の有名な例では、イーサリアムから分裂した「イーサリアム・クラシック(ETC)」の存在があります。

アップデートのたびに開発団体とコミュニティの衝突が度々起きており、「運営陣の決断で一方的にコミュニティの命運が左右される」というリスクが指摘されています。

 

カルダノ(Cardano)とは?

【特徴】
拡張UTXOモデルにより安価で正確な手数料で送金可能
プルータス Plutusによる、安全なスマートコントラクト(実装済)
・簡易的に発行可能なネイティブトークンとNFT(実装済)
・C系、.NET、Java、Javascriptなどでもコントラクトが作成可能(言語コンバーター
完全なPoSによる低エネ・高速なトランザクション(実装済)
投票システム(Catalyst)による民主主義的な運営(2025年までに予定)
・膨大な取引にも対応が可能(2022年Hydra実装予定)
・発行量の上限あり。
・量子コンピュータへの耐性。
学会で認められたアルゴリズムで構築されている。
・3000のノードによる分散化された運営

カルダノは、ビットコインとイーサリアムという2つのプロジェクトに関わりを持つ、チャールズ・ホスキンソン氏によって始まったプロジェクトです。
ビットコインとイーサリアムの問題を解決し、何十億人のユーザーを想定した国際的規模での利用を可能にするため、世界中の大学と連携した研究によって生み出されました。
イーサリアムがC系言語などのオブジェクト指向型言語でプログラムされているのに対し、カルダノは純粋関数型言語である「Haskell」によって、正確で安全なシステム構築に取り組んでいます。

開発団体であるIOGのリサーチチームは、数年前からイーサリアムの会計モデル(アカウントモデル)の限界を指摘。独自に開発した「拡張UTXOモデル」をベースに、正確に手数料の予測が可能で、低コストな会計モデルの構築に成立しました。

この安定したトランザクションモデルをもとに、さらに独自開発した独自のPoSアルゴリズム「Ouroboros」によって優れた安定性を持つトランザクションシステムを構築しています。
カルダノのPoSにおいては、資産をロックしないでステーキングが可能で、年利約5%の報酬が得られるという大きな特徴があります。

2021年9月にはスマートコントラクトを実装。Haskell開発者であるPhilip Wadler氏を要する開発陣が生み出した独自言語「Plutus」によって、安全性の高いコントラクトの構築を可能にします。
Plutusの実装に合わせて「言語コンバーター」も実装予定で、C+や.NET、Javaといった一般的に普及した開発言語でも利用可能になります。これにより、世界中のエンジニアがシームレスにエコシステムへ参加することが可能になります。

IOGは、2021年9月13日に実装されたスマートコントラクトにより、今後大きく市場規模が拡大することを見越し、すでにその対策に着手しています。来年を予定している「芭蕉時代」では、サイドチェーンによる取引処理システム「Hydra」を実装し、何十億人というユーザーがスマートコントラクトを使用できる土台を構築する予定です。

2025年までには、他ブロックチェーンプロジェクトで課題となっている「運営の分散化(ヴォルテール時代)」へのアップデートを見据えています。
すでにカルダノでは、ゲーム理論を取り入れたインセンティブ型投票システム「Catalyst」がリリースされており、コミュニティ投票によってエコシステムへの資産運用が実行されています。
2025年以降では、カルダノのアップデートに関する方針をCatalyst投票に移行し、本物の自立分散型ブロックチェーンとなるべく開発が進められています。

世界規模の利用を想定した暗号通貨

このように、カルダノは「何十億人もの人が使う、未来の実生活」を見据えて開発が進められている、現在進行型の暗号通貨です。
現在高騰が続くビットコインは、現在の運営コストや送金速度を鑑みると、実用としての価値はほぼ薄れています。イーサリアムは、現在も開発が進められPoSの実装やスマートコントラクトの人気により、直近の業界をリードしていく可能性は高いとみられています。
しかし、ビットコインやイーサリアムには、世界規模での活用という視点から見て、多くの弱みが指摘されています。
カルダノと他プロジェクトとの違いを、次のようにまとめることができます。

手数料が事前にわかる。そして圧倒的に安い
バグやトラブルが圧倒的に少ない
一般言語のエンジニアでも、すぐに開発着手できる
世界中の大学が理論をチェックしている

安定性と信頼性が高いシステムであるカルダノは、すでに団体や企業との連携も行なっています。
エチオピア政府では500万人の学生ID登録などに利用されるほか、スポーツメーカーの「NewBalance」のトラッキング、携帯電話企業の「WorldMobile」とアフリカでのアンテナ設置、慈善団体「SavetheChildren」への難民IDサービスに利用されています。
カルダノの エコシステム は日進月歩で拡大を続けており、毎日のように新たなニュースが飛び交っています。

本稿をお読みになった方の中には、「チャートがよかった」「上場したら上がる」から購入された方も多いと思います。
しかし、カルダノの本質は「実生活で本当に利用可能な暗号通貨」を目指している点にあります。
暗号通貨が本当に世界規模の実生活で使われるためには、現状のビットコインやイーサリアムでは不十分な点が多いことは前述しました。

ADA購入を機会に、暗号通貨の解決策を模索するカルダノの活動に関心を持っていただけたら幸いです!

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スマートコントラクトと、その先【チャールズ・ホスキンソン動画翻訳】

2021年9月5日に公開された、チャールズ・ホスキンソン氏の動画、
「Smart Contracts and Beyond」を独自翻訳しました。(かなり長いです)

————

みなさん、こんにちは!
こちらはチャールズ・ホスキンソンが、暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送しています。
今日は(9月)4日の土曜日、ワイオミング大学対モンタナ州立大学の試合を見るために、ワイオミング州のララミーに向かおうとしています。試合に行く前に、ビデオを作って、これから、今後の展開について、そして優れたシステムを構築するための方法について、少しお話しようと思っています。

(Alonzoが)テストネットに公開された今、人々は実際にそれを使って遊んでおり、人々はあらゆる種類のものを作っています。その結果、作られているものの中には、控えめに言っても、非常にアルファ的な方法で作られているものがあります。そのため、人々はアクセスコントロールに関する質問をしたり、並行性(concurrency)に関する質問をしたり、スループットやシステムの能力に関する質問をしたりしています。

これは初めてコンピュータサイエンスの授業を受けた人が、バブルソート(基本交換法)について学んで「なんで私のコンピュータはこんなに遅いんだ」と言うようなものです。その原因は、バブルソートを使っているからです。より優れたアルゴリズム、新しい優れた方法論や技術はすでに存在するのです。
私たちがエコシステムとしてやろうとしていることは、「市場に提供するスピード」と、「ツールや教育、コミュニティ主導のアプリケーションを開発する時間」とのバランスをとることです。

もし時間があれば、1年程度の非常に長いテストネット期間を設け、たくさんの人の大量の課題に目を配り、基盤となるインフラを壮大に進化させたり、教育したりすることができたでしょう。
しかし今、私たちは競争の激しい環境にいます。膨大な数の他のプロトコルがあり、多くの人が非常に早く動いています。長時間かけても、燃え尽きてしまっては意味がありません。
「安全上の問題がない」と判断できれば、期間を短くすることはできます。私たちは、メインネット上に、非常に簡単に解決できるある種の問題があることを明らかにして、システムに多くの価値を付加することができます。

このビデオは、ホワイトボードで解説するタイプのビデオになりますが、私たちがどこからスタートし、どこへ行こうとしているのか、なぜカルダノがこのような形で作られたのか、などについて話したいと思います。
そして、皆さんにいくつかのことをより明確に伝えたいと思っています。それでは早速、行ってみましょう!

カルダノのブロックチェーンの基本設計について

まず最初に、私は昔、2016年だったと思いますが、「なぜカルダノなのか」という論文を書きました。その中で、私たちのデザイン原則や、私たちが考えていたさまざまなことについて少し話しました。
また、2種類のコンセプトについても話をしました。それは、

Cardano Settlement Layer   (CSL、 合意形成レイヤー)
Cardano Computation Layers (CCLs、計算処理レイヤーs)

という考え方です。ここでは、

●メインチェーンにどのようなコンピューティングモデルを採用しても、それでは満足できないユースケースパターンやコスト、パフォーマンスの要件、並行性の要件がある。

→そのため、どのような設計変更のアイデアであっても、それに不満を持つ人が出てくる。

というのが、基本的な考え方でした。そこで導き出されたのが、

「ユーザーために特別に構築されたドメイン」にいれば、ユーザーはもっと幸せになれる。

という原則です。

まず第一に、会計モデルであるUTXOモデル vs アカウントベースモデルについて話しましょう。
それぞれの問題については、この分野で熱く議論されています。UTXOはビットコインが採用しているもので、多くの人がこれを使って遊んでいます。
アカウントベースモデルはイーサリアムが利用しているものです。これは比較型と関数型の違いのようなものです。Haskellのような関数型プログラミング言語と、命令型言語やjavascriptのようなプログラミング言語の違いのようなものです。
ソフトウェアの設計や開発のアクセシビリティ、仕事に適したツールについては、意見が大きく分かれるところです。

そこで私たちは、
「システムを設計する際に、異なるコンピューティングモデルやシステムのための異なる実用性を持つサイドチェーンを簡単に生み出すことができるものを構築できないか」
と考えました。

ここでは、IELEEVM(イーサリアム・バーチャルマシン)、Catalystについて話したいと思います。

Catalystは複雑な投票プロトコルの集合体で、「同意(consent)の形成」が全てです。
これらの投票プロトコルを開発するとき、従来のEVMや、Plutusスタイルのスマートコントラクトで開発するとなると、非常に高価で重いプロダクトとなってしまいます。そのためCatalystは、基本的にチェーンに組み込まれています。
これにはMPCやあらゆる種類のものがありますが、我々は基本的にCatalystを単体のチェーンとして使用しています。

次に、EVM についてです。このビデオを見ているイーサリアムの開発者の多くは、このモデルやweb3.0のコンセプト、使いたいライブラリ、使いたいツール、そしてレイヤー2のソリューションに精通しています。
これは活気に満ちたエコシステムであり、多くの成長があり、すでに多くのソフトウェアが書き込まれていて、開発者はとても満足しています。
しかし、EVMの大きな問題のひとつはスケーラビリティです。主な理由は、このモデルが機能するためには、グローバルなチェックが必要であり、基本的には全員がお互いのビジネスを知らなければならないからです。

UTXOの世界では、ローカルなチェックだけで済みます。自分がやりたいことをするためには、自分に関わる全体の一部を知るだけで良く、包括的な説明責任も果たすことができます。そのため、シャード(分割)やスケールアップをしたい場合や、オフチェーンで何かをしたい場合には、多くの非決定性が発生します。
ここでは、絶対的な決定論があり、それにどう対処するかについて多くの懸念があります。

これが、F2が非常に複雑なソフトウェアである理由のひとつであり、彼らがこれらの問題を解決するのに非常に苦労している理由でもあります。
しかし、グローバルなチェックがあることを前提に、並行処理やイベント処理などとのトレードオフを受け入れることができれば、少しは問題が楽になります。
しかし最終的には、コストとスケールの問題から、実際にはほとんどすべてのソリューションが、この問題に対処する必要が生じます。

そのため、オフチェーン、つまり「レイヤー2」や「中央集権的なソリューション」で対応する必要があります。
そのため、多くの人がDeFiを見ると、実はCeFiのことだと言うわけです。
実際には、このようなことを大規模で費用対効果が高いシステムにするには、何かしらの集中型コンポーネントを導入する必要があるからです。

IELEは、これらとは全く別のものです。 IELEはレジスタベースのアセンブリで、2003年に登場したLLVMをベースにしています。
LLVMは、2003年に発表された非常によく理解されているモデルで、Kテクノロジースタックの上に構築されています。
これは私がずっと好きで楽しみにしていたもので、ここでのコンセプトはまさに「普遍性」です。
Kは常にメタプログラミング言語のようなものでした。JVMやCLRのようなものです。実際に真剣に会話ができるほど、十分に複雑なものです。最終的にはCをサポートし、C++をサポートし、その他の主流の言語をサポートし、そこに到達するための道筋とプロセスがあります。

合意形成レイヤーのポイントや、Plutus拡張UTXOの設計方法は、これらの原則をいくつか導入していました。

私たちは「ガバナンスに特化した、さまざまなコンピューティングモデルを作ります。そのコンピューティングモデルは、非常に重く、リソースを必要とします。
UTXOであっても標準的なスマートコントラクトモデルでは再現できないような非常に深いプロトコルを実行します。イーサリアムのアカウントベースモデルや、IELEで可能なすべての最適化を行うことができるものです」

と話ししていました。
イーサリアムをコピーしたいのであれば、そのための特別なサンドボックスが必要であり、イーサリアムの進化に合わせて共進化できるようにする必要があります。

同様な考え方で、IELEという全く新しいコンセプトのバーチャルマシンによって、Kの力を活用して普遍性を追求するならば、そのためのコネクションポイントが必要となります。

ーカルダノが実現する、脅威の「サイドチェーン連携」

そのため、Plutusの最初の目標は、CSL(合意形成レイヤー)とCCL(計算処理レイヤー)の相互運用性を高めることでした。
基本的には、資産データの利用者が異なるシステム間を簡単に行き来したり、異なるシステム間で通信できるようにすることが目的です。

サイドチェーンがオンになると、メインチェーンから離れたところで計算を行うことができ、そのための計算処理レイヤーの中で計算処理を行い、結果が前後に流れるようになります。
つまり、心拍のように頻繁にブロック生成が発生し、それが変化の単位となり、これらの変化の単位はバッチ処理が可能です。より効率的に物事を圧縮することができ、圧縮された表現を使用することができるのです。
例えば、すごくスマートに活用すれば、NFTをアクセスコントロールに使用することだってできるのです。このことについては、素敵なブログ記事が公開されています。

並行処理(Concurrency)についてもお話ししましょう。
これも実際に多くのUTXOに分散させることができます。
もちろん、イーサリアムがやっているようなオフチェーン処理も可能ですが、システムには、一貫した、信頼性の高い、半同期式の心臓があり、この事実からは逃れられません。
これは、ほとんどのブロックチェーンシステム、ビットコイン、イーサリアムなどにおける基本的な設計原理です。
リソースの利用方法、情報の表現方法、チェーン上での実際の処理内容、人々のアクセス権、アクセスコントロール、UTXOへの分配方法など、より効率的にするためにできることはたくさんあります。
しかし、使用しているブロックチェーンシステムに関わらず、もし何かを変えるためにブロックベースのシステムを選んだ場合、このような順序立てたペースやフローが発生することになります。

そこで、非常に巧妙な方法で、ステークプールに前処理を施し、変更がコミットされる前にイベントフローや並行性を処理することもできます。
これは実際に専用チャンネルで実行することもできます。これはHydraと同じアイデアです。

このように、オンチェーンとオフチェーンで行われるものが現れるでしょう。
それは実際に感覚として出てくるとは思いますが、このようなことが発生していて、どこかでこのようなドメインに入ることになるでしょう。多くのユーザーがドメインにアクセスすることになるでしょう。
そしてある時点で、それらの変更がオンチェーンの単一のバッチ・トランザクションとしてコミットされます。

そのようなことができるのは、拡張UTXOPlutusで行ったように、アカウントベースモデルやプログラミングモデルをレイヤー2ソリューションと連動するように設計している場合です。

(ビットコインにおける)ライトニングがこのような処理に苦労している理由の一つは、ビットコインスクリプトのプログラマビリティが非常に限られているためです。
Plutusは、ある意味では汎用のプログラミング言語です。Haskellによく似たドメイン言語で、チューリング完全(turing conplete)です。

 

ブロックチェーンにおける「Root of Trust」の重要性

さて、これを行う際には、スパイラル(渦巻き)のように構築していくのがポイントです。(ホワイトボードで)お見せしましょう。

カルダノの出発点は、ビットコインと同じように、昔ながらのプッシュ型の取引を行う「Byron」でした。
その後、さらに洗練されたメタデータを追加したところ、トランザクションにペイロードを入れることで、エチオピアの取引やビーフチェーン、その他多くのサプライチェーンマネジメントなどが可能になりました。
システムはメタデータを無視して実行しますが、アプリケーション側でメタデータを処理することができるからです。メタデータをトランザクションに埋め込むことで、こうしたことが可能になったのです。
つまり、DID(Decentralized Identifiers、分散型ID)は正規のメタデータとなり、アイデンティティーがワイヤー上を移動するようになるのです。

そして、次のステップが、ユーザー発行のアセットです。 カルダノのネイティブアセット規格です。
皆さんが何万枚ものNFTを発行しているのは、我々のネイティブアセットが洗練されたレベルであるからです。
そして今回、次のステップとして、オンチェーンのPlutusスマートコントラクトを導入することになりました。

これは非常に重要なことで、まず第一に、相互運用性のブリッジが可能になります。イーサリアムのサイドチェーンを含め、サイドチェーンが中央集権型と非中央集権型に分かれて登場すると、その間で資産や情報、ユーザーの移動が可能になります。皆さんが慣れ親しんできた、あの世界のあらゆるものが使えるようになります。つまり、相互運用が可能になったわけです。

どういうことかというと、トークンの支払いポリシー(spending policy)があれば、トークンの発行枚数を大幅に増やしたり、複雑な仕組みのトークンを発行したり、ステーブルコインなどを発行したりすることができるのです。
皆さんはdjed論文をご覧になったことがあると思いますが、djedはアルゴリズムステーブルコインに関する論文で、これはその一例です。

現在はMarloweを使用することができます。これはPAB(Plutus Application Backend)が統合され、これらの作業が行われるにつれて展開されていく予定で、基本的には非常に複雑な金融契約を持つことができます。Marloweで書かれているので、書くのは簡単ですし、決定性があるので、リソースコストを理解することができ、安全に実行することができ、その他多くのことができます。

ここで、DEX(分散型取引所)はどうなのかという質問があります。イエス、DEXはできます。
エコシステムにあるDEXの1つ、OccamFiは2つの記事を書きましたね。1つは7月の記事で「我々はコンカレンシー(並行処理)について考えている」という内容でした。ここにいくつかの課題についても触れています。
その後、8月18日に別の記事が出ました。その記事によると、「並行処理(concurrency)の準備はできていて、私たちはそれを理解しています」というものでした。

どうやって解決したのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、彼らはきっとオフチェーンのバッチ機構やイベントハンドラー、シリアライザーなどを使って対応し、オフチェーンのインフラが整ったらオンチェーンのインフラに効率よくコミットしているのではないかと予想しています。
それでいいのです。それこそPlutusのデザイン通りです。

オンチェーンでも、オフチェーンでも、いろいろなことが起こります。両方書いてもいいですし、 両方についてじっくり考えても良いです。
ソリューションによっては、中央集権的なものもあれば、そうでもないものもあります。ブロック毎に1つのことしかできないと考えるのは、あなたの想像力が制限していることになります。
UTXOを配布するか、オフチェーンのインフラを使ってバッチ処理を非常に巧妙に行うか、あるいは時間をかけてより複雑なコンセプトを導入していくこともできます。
それが、今回のスパイラルのポイントです。
我々は安全です。我々は素晴らしいものを達成しました。UTXOモデル上のスマートコントラクトです。
もしビットコインにこれが備わっていたら、イーサリアムは存在していませんでした。まさに、それを我々が成し遂げたのです。サトシが解決できなかった12年来の問題を我々は解決し、UTXOモデルにスマートコントラクトを導入したのです。

これはUTXOの安全なプログラマビリティですが、その特定のソリューションがすべてであるということではありません。なぜなら、オラクルのインデックスなど、慎重に考えなければならないあらゆるパターンが存在するからです。

何をオフチェーンで処理して、何をオンチェーンで処理するか、というバランスが常に必要となります。そして、それは常に並行処理の運用コストやセキュリティと信頼性に帰結します。これは、イーサリアムでもカルダノでも同様です。アプリケーション開発者として、これらについては考える必要があります。

例えばオラクルですが、完全にオンチェーンのオラクルを作り、完全に決定論的にすることができます。つまり、すべてのデータをチェーンにコミットします。ブロックごとにそれをやっていたら、システムに膨大な肥大化をもたらしてしまいます。
完全にオフチェーンなシステムを作ることも可能です。それは全く異なる信用モデルになります。モデルを改善するために、それを連合させるのかもしれません。 モデルの真実性を向上させるために、債券やその他のメカニズムや罰則を導入するかもしれません。しかし、そうするとそのオフチェーンへのアクセスが重要になってきます。

スマートコントラクトはそれを照会したり連動したりできるか?というと、そのためには何らかのメカニズムを構築する必要があり、そのためのブリッジが必要です。
これらは、実際にオラクルを組み立てる際に必要となる設計上の考慮事項です。

この問題は、DEXの構築でも同様です。バッチングやマッチングはどこで起こっているのか?
最も遅いメソッドのバブルソート方式にして「我々の書いた方法では1ブロックにつき1トランザクションしかできません」と言うことはできます。もちろん、それも可能です。

一方で、オフチェーンを利用したとてもスマートな方法を利用することもできます。
さて、もう少し進んで計算処理レイヤーを追加すると、非常にエキサイティングなことに、創発的な相互作用が生じるようになります。
例えば、EVM形式のスマートコントラクトを用い、そのEVMスマートコントラクトがPlutusのコントラクトと連携することができるようになります。
逆も然りです。アカウントベースモデルについて理解の深い開発者にとっては、アカウントベースのモデルでバッチ処理やマッチングなどを行う方が簡単なのかもしれません。
この値はそのままにしておいて、これをコントロールコントラクトとして使い、実際にすべてのユーザーインタラクションを処理することができます。

カルダノとイーサリアムのスマートコントラクトは、何が違うのか?

さて、ではイーサリアムとの違いは何でしょうか?
Root of Trust」を持つことの素晴らしい点の1つは、RoTの構築が暗号通貨開発において最もコストが高いということです。

PoWはビットコインのためのもので、毎年何十億ドルものコストと大量の電力がかかります。しかし、いったんRoTができれば、RoTを保証として使い、その上に効率的で正しいインフラを構築することができます。その一例を紹介しましょう。

イーサリアムはまず、RoTをPoWで確立しました。そして彼らは現在、PoSシステムに移行しようとしています。なぜなら、一旦PoSが確立されれば、シャード(分割)や異なる計算ドメインを持つことができるからです。
こうなってくると、カルダノスタイルの構成に非常に似てきています。

我々にはOuroboros(ウロボロス)があり、今は「Ouroboros Praos」を走らせています。
おそらく今後は「Genesis」にアップグレードして、少しずつ最適化していくことになるでしょう。

RoTを獲得できたのあれば、信頼された定数を推定し、定数としてSPOを使用する大幅に高速なプロトコルである「Ouroboros BFT(OBFT)」を実行することができるのではないでしょうか?

今、私たちはBFT(ビザンチン将軍問題対応型)プロトコルを実行していますが、これらのプロトコルは1,000 TPS以上の範囲で動作することが示されています。
「ラピッドチェーン」のような論文では、シャードの方法が述べられています、同じデータセットを使ってさまざまなチェーンを実行できるので、それらを並行処理することができます。コピー1、コピー2を走らせ、ロードをバランスしたりなどと進めることができます。

それは実は簡単で、特にイーサリアムやIELEのサポートのために、以前より取り組んでいる「MAMBA」というものがあります。25日のカンファレンスでそれについては話す予定で、「SPO主導するOBFT」の利用を検討しています。

つまり、実行速度がはるかに速く、リーダー選出を心配する必要がなく、安定した定数を確保できるのです。高度な最適化が可能になり、トラストモデルはOuroborosのトラストモデルに縮小されます。
つまり、カルダノがすでに持っている基本的なトラストモデルを実際には変えていないのです。
カルダノでは、あらかじめ強力なRoTを確立しているため、このようなことが可能になり、多くのチェーンを複製することができます。

つまり、IELEにOBFTを使うことも、EVMにOBFTを使うこともできるのです。しかし、ここからが本当に難しいのですが、PlutusにもOBFTを使うことができます。

なぜかというと、カルダノは自分自身のサイドチェーンになることもできるので、高効率モデルを実行することができるためです。
また、異なるモデルを使用することもできます。
例えば、皆さんはDAG(Directed Acyclic Graph)が好きで、ブロックツリーが好きで、グラフが好きで、ブロックを並列に処理する方法についてあらゆる種類のクレイジーなものが好きです。
*DAG;Directed Acyclic Graph: 参照URL ETHやETCマイニングで重要なファイル

実際、私たちは「パラレルチェーン」という論文を書きました。そこには多くのフォローアップがなされています。Pramod Viswanathによる「PRISM」という論文がありますが、ここではそのことについて多く語られています。私たちのPRISM論文と混同しないようにお願いします。
このPramod ViswanathによるPrism論文では、実際はどうやって並列性を作り出すかについて書かれています。

つまり、これらのことを同時に行うことができるのです。
RoTであるステークプールが常に増加する異種混合モデルを持つということで、それを利用して、新しいチェーンや新しいリソースモデルを複製することができます。
彼らにとってはWin-Winの関係です。複数のインフラや多数の並列トランザクションなどを実際に実行しているので、より多くの収入源を得て、より多くの利益を得ることができるのです。これがポイントです。

それはスパイラルの後半の部分ですが、重要なのは、スパイラルの各ステップで安全が確保されているということです。
それぞれのステップは、大規模な混乱を引き起こすことはなく、私たちはただスパイラルに沿って成長していくだけです。
そこで何が起こるかというと、加速度的にスピードが上がっていきます。

例えば、MAMBAは、我々が推進しているサイドチェーンに関する計画で、もう一つのスケーラビリティソリューションであるhydraと同時進行しています。
レイヤー2のスケーラビリティソリューションは、メインチェーンのパフォーマンスを向上させるために、圧縮や高速化、ブロックサイズの拡大などの最適化計画と並行して進められていますが、これはブルーオーシャン研究と並行して進められています。

カルダノのサイドチェーンの可能性は無限大

本当に素晴らしいのは、「これらのソリューションで何が実現されるのか」です。

これには8社の開発会社が集まりまり、そのうち7社はカンファレンスで発表する予定で、DEXを作ったり、Oracleを作ったり、いろいろなものを作ってもらいました。
彼らは実際にコードを見せたり、チュートリアルを行ったり、自分たちの経験、良いこと、悪いこと、ひどいことについて話してくれるでしょう。

このようにしてフィードバックループが生まれ、そのフィードバックループが新機能のアイデアにつながるのです。例えば、ERGOでは読み取り専用のUTXOというコンセプトを掲げています。
これはアイデアであり、何十もの新機能の可能性があると思います。その処理の一部を実際に行う前処理。これは、注文やバッチ処理のためのオフチェーン・インフラで行われ、そのようなものを実際にSPOに入れることで、何千人ものPlutusパイオニアとの間にフィードバック・ループが存在することになります。

実際にカルダノ上で構築している企業には、それらを追加することができますし、この2つのこと、これとこれを知っています。

だいたい6ヶ月から12ヶ月くらいの期間です。
HFCイベントは約2~4回、平均すると四半期ごとに1回開催しています。今年は3回だと思いますが、4回くらいはやりたいと思っています。
つまり、6ヶ月から12ヶ月の間、HFCを試してみることになります。そして何が起こるかというと、非常に不誠実で有害な人々が「チャールズは、Cardanoは半年から1年は使えないと言っている」と言い出すのです。

この場で、私はそんなことは言いません。チューリング完全なスマートコントラクトで可能なことは、何でもできます。
例えば、ステーブルコインの作成も可能です。相互運用性が実現して、マルチシグのためのあらゆる種類のロック機構ができるようになるでしょう。
それから、オフチェーンの集中型インフラを接続することができます。実際に、dc sparkはそれを計画しています。複雑な金融契約を実行することができます。かなり効率的なシステムであり、すべてのベンチマークで、現在イーサリアムよりも2桁ほど安くなっています。

​​今月中(2021年9月)にはこれらのことが固まってくるでしょうし、確実に、オラクルのインデックスについて、創造的な決定をしなければならないこともあるでしょう。パートナー企業はすでにそのような創造的な決定を始めており、それらは今年から来年にかけて本番稼動することになるでしょう。

超高性能かというと、もちろんそうではありませんが、これは新しいモデルです。ERGO以外で、しかも今回のような規模の拡張UTXOやPlutusは誰も試したことがないからです。
重要なのは、安定したRoTを確立したいなら、カルダノで実現ができるということです。
また、CSL(合意形成レイヤー)に十分なプログラマビリティを持たせることで、人々が希望するドメインに接続し、大量のvalueを効率的に移動させることができます。valueを効率的に動かすことができます。

だからこそ、私たちはMarloweを作ったのです。
Cardanoは、保険や債券発行などあらゆる金融商品のための融資プラットフォームとして、圧倒的な存在になると私たちは考えています。
何百万人ものユーザーが同時に参加するようなリッチなインタラクティブ・エクスペリエンスを実現するには、ブロックチェーンは適していません。 イーサリアムもカルダノも然りです。
この種のシステムのポイントはそこではありません。このようなタイプのシステムには個別のドメインが必要で、個別のドメインにはトレードオフがあり、デザインやモデルが巧みであれば、どのように実行されるかについての仮定があります。

そうすれば、非常に強力なRoTを作ったという事実を利用して、異なる経済性や異なるアイデアを持つ特注のドメインをインスタンス化することができます。そして、それらを利用することができるのです。
しかし、これがとても素晴らしいのは「カプセル化」という概念です。つまり、オーダーメイドのドメインのすべてが成功するわけではないのです。そのうちの1つが崩壊したり、問題や欠陥があったとしても、それがメインチェーンにまで波及することはなく、メインチェーンやCSLにある何十億ドルもの価値が破壊されることはありません。

ここで皆さんは、
「でもチャールズ、燃料などはどうするの? トークンロックを可能にするのと同じメカニズム、ステーキングを可能にする同じメカニズム、投票を可能にする同じメカニズムだよ」
と言うかもしれません。
しかし、これを利用して、サイドチェーンで経済性の異なる代替燃料を生成することも可能です。つまり、可能性は無限に広がっているのです。
デミラージュを入れることができます。トークンの有効期限を入れることができます。無限のインフレーションが可能です。その新しいチェーンでは、あらゆる種類のクレイジーなことができます。
ADAはメインチェーンから離れることはありませんが、サイドチェーンに新たな燃料を生み出すことができるのです。

では、そのサイドチェーンに悲劇的な経済的欠陥があり、そのものが崩壊したとしましょう。あなたのADAは害されますか?
いいえ、あなたのADAは問題ありません。それが、私たちがここで構築したものの美しさであり、魔法なのです。

スケーラブルなブロックチェーンの強みは「速さ」だけではない

スマートコントラクトの大規模なアクセラレーションを行う場合、Hydraのようなオフチェーン処理が必要になります。オプティミスティック・ロールアップやステート・チャンネルのようなものが必要になります。
このような事実があるからこそ、イーサリアムはそれに何百万ドルもの投資を行っているのであり、これらのことを考えているのです。これはメインチェーンでは意味をなさないことです。

1つのシステムで毎秒何十億ものトランザクションを処理できるようなシステムを構築することはできません。そのためには、分割統治、バッチ処理、前処理、異なるドメインへの移行などを行う必要があります。ずっとそこにあるわけではないのです。

どういうことかと言うと…、ここで簡単な計算をしてみましょう。
平均的なトランザクションサイズが0.5キロバイトだとすると、2つのトランザクションごとに1キロバイトになります。 規模を拡大しましょう。
2,000件の取引になると、1メガバイトになります。200万トランザクションにすると、1ギガバイトになります。何が起こっているのかわかりますか?
繰り返しますが、200万件の取引は、1ギガバイトです。数百万TPSを処理している場合、実際には毎秒ギガバイトのサイズのブロックを処理していることになります。それが1ヶ月後、1年後、10年後にはどうなっているのか。
これらすべてが不変で、消えることなく永遠に稼働し続ければ、ブロックチェーンはとんでもなく肥大化してしまいます。

これに対し、皆さんは、
「これはまずい。バッチ処理し、ハッシュのように圧縮したり、ゼロ知識証明を使用したり、オフチェーン処理をしよう」
と言うでしょう。

しかし実は、あなたはもう私のモデルの中にいるのです。CCL、CSL、Hydraの世界観にいます。

私たちはこの問題について、非常に慎重に検討していました。高保証の開発を行うため、関数型プログラミングの分野から35年分の知識をどうやって取り入れるか、6年間かけて慎重に検討しました。
私たちは、リソースの決定性のようなものを実現したいと考えています。システムのグローバルな状態を知って非決定性を導入するのではなく、ローカルな処理のようなことを検討しています。
このようなタイプのものには、豊富なメタデータ・スタンダードを考慮したいと思いました。

また、ネイティブアセットも考慮しています。12日のポイントは、最も重要な機能であるオンチェーン・スマートコントラクト・コンポーネントをオンにすることです。

そうすると、オフチェーン・インフラであるPlutusのABE(アプリケーション・バックエンド)、オフチェーン処理やカノニカル・デザインパターンも持てるようになるのです。
それらは、イーサリアムがそうであったように、また私たちがそうであるように、有限の希少資源であるブロック生成に対応するため、コミュニティとともに時間をかけて構築されます。

イーサリアムとの違いは何かというと、私たちには「聖杯を手にするための鍵」があります。
どういうことかというと、カルダノには多くのソリューションをインスタンス化し、それらのカプセル化が可能なRoTがある、ということです。
それらの新しいソリューションが失敗してもメインチェーンを破壊することはなく、メインチェーンのユーザーを守ることができるのです。
さらに、すでにOccam’s buildingを作っている人たちがいて、他にも何十人もの人たちが資金力のあるプロジェクトを作っていて、これから3ヶ月から6ヶ月の間に、それらの開発者たちが1.0をカルダノに投入するでしょう。

これらすべてをテストネット上で先に行うこともできましたが、長期的なテストネットの期間を設けると言うことは、ステーブルコインが遅れ、相互運用性が遅れ、サイドチェーンのコネクションが遅れ、トークンの支出ポリシーが遅れ、ボンドやセキュリティトークンなどを行うのが遅れてしまいます。

このようなアプリケーションを待って、標準となるインフラを構築することで、HFCイベントを行うことに安全性の懸念はありません。Plutusは安全です。私たちはPlutusについて非常によく理解していますし、それについてはかなり良い感触を得ていますので、ここでは迅速に行動することができます。
しかし、このことが意味するのは、正統的なアプローチが固まるまでには、もう少し時間がかかるということです。

少し待てば、皆さんが実装に関する難しい問題を心配せずとも、誰かがそれを解決し、抽象化し、そのソリューションのテンプレートやサービスを導入することができるようになるでしょう。
誰かが皆さんのためにテンプレートを作成し、その特定の解決策を借りることで、サービスができるようになります。
イーサリアムのエコシステムには、inferaやfire blockなどのオフチェーン・サーフェイスが大量に存在しています。なぜかというと、このようなオフチェーンの作業を行う必要があり、特にライトクライアントの環境では、このような作業のための管理層が必要になるからです。
それには標準規格やAPIなど、さまざまな種類のものがあります。デザインパターンを開発し、それをPlutusのパイオニアであるPlutusコアチームが構築し、カルダノエコシステムのアプリケーション開発者が構築していきます。
これらはそれぞれ、並行性やアクセスコントロールなどの問題を処理し始めます。すでにNFTをアクセスコントロールに使っている人が何人もいて、契約のためのユニークな識別子や、システムの異なるユーザーの異なる部分のためのユニークな識別子を作成しています。

NFTは一過性のものであり、ネイティブ・アセット・スタンダードのおかげで簡単に破壊・作成できます。それを拡張UTXOに利用するというのは非常に斬新な方法で、もちろん各段階で最適化が行われています。
また、運用コストが削減できるだけでなく、このモデルはセキュリティや予測可能性にも非常に適しています。
今回のカンファレンスでは、スマートコントラクトの正式な検証について、4社のベンダーが発表する予定です。初めてみんながこれらについて真剣に考え始めています。このモデルは改訂が可能で、アップグレードのサイクルを持っています。

年末までにもう1回、HFCのイベントが開催されると思いますが、その時には多くの機能や特徴、そして我々が学んだ新たな事柄が追加されるでしょう。来年のある時点でCCL(計算処理レイヤー)がONになり、アカウントベースのモデルやIELEベースのモデル、さらにはCatalystによるオーダーメイドの計算など、プログラマビリティを追加した分散型サイドチェーンが登場するでしょう。
これにより、非常に複雑なガバナンスを実現することができます。

ちなみに、サイドチェーンとして超複雑なDEXを作ることも可能で、Catalystで行ったように、あらゆる種類の特注機能を搭載することができます。これは理にかなったモデルであり、もし十分な商業需要や商業活動があれば、それを行うことは理にかなっており、あなたはただスパイラルの上で生き続けるだけです。カルダノの面白さやユニークさは、これがインタラクティブなプロセスであることです。コミュニティであるあなたが参加するプロセスであり、摩擦のないプロセスなのです。

9月12日には、かなり簡単なアップグレードになることがわかっています。すべてのことを考慮すると何か問題はあるかもしれませんが、おそらく簡単なアップグレードになると考えています。
また、このシステムを使用することで、目が覚めたら突然システムが使えなくなっていた、というような形でCardanoが壊れたり退化したりすることはありえません。
新しいシステムの存在が新たな課題を生み出すことでしょう。
シェリーのリリースによって、プロキシキーやカウント、部分委任の需要を生み出したように。

これに対応するためには、レジェンドルールレベルで多くの作業を行う必要があり、そのための準備を進めています。
この作業が完了すれば、その点ではクラス最高となるでしょう。同様に、Plutusのロールアウトに向けて解決しなければならない小さなことがたくさんあり、それによって多くのことが可能になります。

私たちの業界が抱える問題は、基本的に、
「私のものをサポートしてくれないなら、あるいは私のものを機能させる方法が見つからないなら、あなたが構築したものは永久に使い物にならない、ただのオモチャだ」
と言い、vanity metricsを使って、
「このパフォーマンスレベルにしかならない」「ブロックサイズを大きくするだけだ」と言ったりする人たちです。
彼らは私たちのことを理解していないのです。

これらの構成要素がどのように相互に接続されているのか、あるいは相互に作用しているのかを理解していないのです。彼らが本当に理解していないのは、最も困難なことであり、これこそがビットコインが解決したことであり、1兆ドルの価値がある理由でもある、Root of Trustを確立することです。

カルダノが実現したのは、世界最大のProof of Stakeであり、効率的なRoot of Trustを持ち、CCL(計算処理レイヤー)を簡単に展開できる美しいモデルです。

これが、私は「なぜカルダノか」という論文を書いたときの目標です。
実際にその中で私は、

「Computation Layerというアイデアを持ちたい、レイヤーでデザインしたい」

と書きました。これをどうにかして解明しなければならないというのが私の考えですが、これは非常に大きな技術的挑戦であり、多くの可動部分がありました。

そして私たちは、基本的にこれを解決しました。

あとは、最も効率的な接続プロトコルを決定し、Mithril(ライトクライエント)などを実装するだけです。これもまた、このプロセス全体を支援する同時進行のプロジェクトのひとつであり、安定した基盤があるからこそ、並行して作業を進めることができるのだと思います。

カルダノが世界にもたらすものとは?

私たちのプロジェクトには、違うチームも参加できます。競合するチームでも参加できます。
ところで、競合するチームというのは、私たちが持っている設計原則の一つでした。学際的なチームを多用することや、Infosecの高速反復型の競合チームなどが、今回の設計目標の一つでした。
カルダノの設計では、アーキテクチャのおかげでそれが実現できています。

しかし、Reddit上でもTelegram上でもTwitter上でもそれには同意しないでしょう。

でも皆さん、これは雑音であり、偽物です。
本当にスケーラブルな分散型システムを構築するのは世界で最も難しいことの1つであり、分散型で、ビザンチンアクター(ビザンチン問題を引き起こそうとする人)を認め、そのシステムをプログラム可能にするのはとても難しく、ビットコイン・コミュニティは12年以上にわたって、安全だと思われる方法でそれを行う方法を見つけようとしてきました。

私たちのプロジェクトは、ビットコインやイーサリアムの成功から多大なインスピレーションを得ました。
第3世代から生まれた多くのアイデアと、私たちが試みたのは、私たちが考える最良のものの代表的なサンプルをまとめることでした。例えば、DeFiや歴史的に見てもイーサリアムのスマートコントラクトに見られる欠陥の多くは、複雑で金銭的な取り決めを処理しようとすることに起因しています。
だからこそ、私たちはそれらをシンプルかつ安全に行うためのDSL(ドメイン言語、つまりここではPlutus)を作ったのです。
自分のシステムの外にも世界があることを認める必要があるので、バッチ処理やマッチ処理、オフチェーン処理などの機能が必要です。私たちはそれをシステムと言語に組み込んだのですが、Plutusのパイオニアプログラムでその方法を人々に紹介していますし、それによってさまざまなアプリケーションが生まれています。

我々は、フォーマルな手法や高水準の保証の世界とつなげたかったのです。
そこで私たちは関数型言語Haskell)をエントリーポイントとして選びました。
ハッキングや欠陥などが非常に多いため、そのようなレベルの検証を行うには、非常に簡単で低コストのパスが必要となります。
並行処理は自然に行われます。オフチェーンのインタラクションやステートチャネルがあれば可能です。
並行状態マシン(Concurrent State Machine)を導入することもできますし、そのための方法もあります。また、異なるUTXOの負荷を巧みに分散させ、NFTと連携させることもできます。私たちはお金をかけて、さまざまな独立した開発会社に構築を依頼しました。彼らは異なる方法で物事を解決し、そのコードを皆さんに提供します。6年後ではなく、今月も、来月も、再来月も。

カルダノ・コミュニティとのこれから

カルダノのスタックエクスチェンジ(Cardano Stack Exchange)では、人々は質問をすることができますが、そのモデルが気に入らなければ、あなたたちが好きな他のモデルを使えばいいのです。

そのモデルを利用し、またすべてのツールは再利用可能ですが、違いは、今はPoSで実行されていて、(このRoTをゼロから構築することは)超高額であると言うことです。
それを今はOBFTで実行しようとしています。これはBinanceのスマートチェーンがやっていることと似ています。もっと安くなります。みんなが牛を、みんなが鶏を、すべての鍋に入れる。それが私たちの作り方です。

2021年9月12日にリリースされるのは、大規模なアップグレードです。 なぜなら、完全なプログラマビリティ、支出ポリシー、相互運用性、安定したコイン、Marloweが可能になるからです。
これらのことがすべて自然にできるようになります。そして、DEXが登場し、オラクルが登場し、あらゆる種類のクールな機能を持つようになるでしょう。

それらが成熟し、より費用対効果が高く、効率的になるには時間がかかります。
これはシステムの自然な進化であり、ユーザーはそれを確信しています。
なぜなら、スパイラルを見て、スパイラルの各部分が新しいアップデート、新しいアップグレードなどであることを理解しているからです。これまでにも経験してきましたが、スパイラルの奥深くに行くほど並列性が高まり、より多くのことが同時にできるようになります。そして、それらのドメインは、カルダノで接続されます。

Plutusが存在する前はこれらのことは不可能でしたが、Plutusが存在する今、これらのことはすべて可能です。
過去12年間の革新的な技術は、すべて捨ててはいけません。ブロックチェーンの概念やBitcoinがその整然としたペースで成し遂げたことを捨ててはいけません。苦労して考え出されたセキュリティモデルをすべて捨ててしまうことはありませんし、若手の開発者が何かをする方法を理解できないからといって、あらゆるものを捨ててしまうこともありません。
皆さんがしなければならないことは、彼らに教え、彼らに見せ、インフラを構築することです。ツールを構築し、抽象化し、サービスを構築しなければなりません。

これらは、特にサービス側のSPOにとっては経済的なチャンスです。もっとお金が必要だ、もっと儲けたいと言い続けていますね。これらの多くのことのために、サービスプロバイダーとしてのブロックチェーンになるのは誰だと思いますか、それはあなた方です。
それは連合型ネットワークで行われ、いずれは別の収益源になるでしょう。
これがCardanoの力であり、慎重に考えたからこそ、バベル・フィーのようなものが得られ、より予測可能なフィーが得られ、リソースの決定性が得られ、ローカル処理のシャーディングが非常に容易になったのです。

Plutusのパラレルチェーンでシャーディングの実験をするのも面白そうですね。それもできるし、それを展開するためのモデルも用意しています。
最初は接続されていないサイドチェーンを持ち、最終的には連結されたチェーンとして登場します。これはMAMBAが提供してくれるものとまったく同じです。
これらはすべて、システムの設計に組み込まれています。
システムの進化の中に組み込まれていて、何も後退しません。システムを攻撃するために数百億ドルのコストがかかるというセキュリティモデルを失うこともなく、アップグレード能力を失うこともなく、ネイティブアセットの規格を失うこともなく、メタデータの規格を失うこともなく、Plutusのために構築されているすべてのツールとPlutusのためのすべての形式的検証能力を失うこともありません。
また、新しいデザインモデルを失うこともありません。新しいコンピューテーションモデルを追加するのに半年かかるとしたら、それは開発者がその半年の間、別のことをするということであり、それが使えるときにはそれが使えるというだけです。

カルダノは「すべてのバランスをとるプロジェクト」

これはマラソンであり、スプリントではありません。

システムが競争に勝つためには、今、すべてのものを備えていなければならないと言われるのならば、私はまず尋ねます。

「ブロックチェーンがあったから起こった、現実の大規模な変化はありましたか?と。私たちはインターネットをブロックチェーンで運営しているのでしょうか? 国民IDシステム、投票システム、サプライチェーンシステム、株式市場、中央銀行の通貨をブロックチェーンで動かしているのでしょうか?」

スマートで正直な答えとしては「ノー」であり、現実にはこの変化が社会に浸透するには数年から数十年かかるでしょう。
業界にはスタンダードがありませんが、いわゆる市場標準であるイーサリアムは、文字通り、根本的に異なるデザインと相互運用性にアップグレードしています。

彼らが維持するものは、既に私たちにも備わっています。
つまり、すべてがコモディティ化していくのです。よって、コストと開発のしやすさ、メンテナンスコスト、ライフサイクル、セキュリティモデル、そして製品市場が参入している市場に適合しているかどうかが重要になってくるのです。

カルダノは、これらすべてのバランスをとることに努めたプロジェクトであり、すべての人にすべてを提供するのではなく、人々がセルフサービスを行い、機能や性能を追加する方法を理解しています。
並行処理に関する具体的なチュートリアルが必要な場合は、早ければカンファレンスで提供されるでしょうし、参加したさまざまな開発会社のライブコードを実際に見ることができます。アプリ開発者になるための詳細な情報が必要な場合は、Plutusのパイオニアプログラムをすでに2回実施しています。
3番目のものは、PABと統合された最初のものであるため、おそらく最高のものになるでしょう。PAB統合は9月10日にベータ版を開始し、今後も追加していく予定です。

そして時が経つにつれ、相互運用性が生まれ、サイドチェーンが発生します。dc sparkのようなパートナー企業が開発し、我々もまた開発しており、多くの開発者が慣れ親しんでいるレガシーなプログラミングモデルが追加されるようになります。
そして、これらのシステムの間に相互運用性を持たせることで、お互いに会話や通話ができるようになります。そのためには、多くの優れたインフラを構築し、PABやあらゆる種類のものをアップグレードし続けなければなりません。

もちろん、それは実現するでしょう。これはプロセスであり、毎日少しずつ良くなり、毎日少しずつ強くなり、システム内の実用性が高まりますが、システムが後退することはありません。
すべてを捨ててカルダノ2を作らなければならないような激変という概念はありません。 そうではなくて、スパイラルのようなもので、それが常に重要なのです。

過去のビットコインの勝利が大勝利であったことを認める知的誠実さを持つまで、どんどん、どんどん追加していくのです。
UTXOはCSLとしての意味が大きいです。さまざまな会計モデルがありますが、会計モデルの間には等価性があります。そのため、多様性を認めることは理にかなっており、それがCSLとCCLで行っていることです。
私たちは、2016年にそのことを皆に説明して書き留めました。これは正確には新しいコンセプトではありませんでした。かなり前からあったし、2017年には英語で出版されたと思います。
皆さんがそのことを知るのに4年あったわけです。すべてがオープンに構築されています。パイオニアやその他の人々に、コードはすべて公開されています。

技術革新には素晴らしいパルスがあり、それを四半期ごとのサイクルに組み込み、大きな変更を四半期ごとに行えるようにしています。マイナーチェンジは中間的に行われ、双方向の関係が築かれています。
たくさんの人がモノを作っています。それらのモノが作られると、建物の基盤となるインフラが変化し、多くの実験が行われることになります。しかし、その都度、安全性、予測可能性、安定性を考慮して行われるので、大量に回帰するようなことはありません。確かに、特にウォレットについては、スピードアップしたいことがたくさんあります。
ウォレットについては、もっとユーザー体験を良いものにしたいです。これらは優先順位の高いものです。投資をし、優れたチームを雇い、長い間それに取り組んでいます。

苦労したのは、その流れをつかむことでした。
優れた論文を書くには?
保証性の高いコードを書くにはどうしたらいいか?
予測可能なリリースを得るにはどうすればいいのか?
どうすればアップグレード可能になるか?
優れたコミュニティを構築するにはどうすればよいか?

これらの勝利は消え去るものではありません。これが最も難しい要素なのです。
それ以外は、実装の詳細です。
オフチェーン・インフラ、オンチェーン・インフラ、Plutusの補強などです。これらの良い点は、ある程度の安定性と予測可能性があることです。

私がWolframをパートナーとして好きなところは、Wolfram言語を見てみると、後方互換性への取り組みが非常に優れている点です。
80年代に開発されたいくつかの製品は、現在もWolframのインフラストラクチャ上で動作しています。Wolframの計画では、非常に多くの新しい機能や特徴、マジックが追加されましたが、これは偶然ではなく、徹底した設計と取り組みによるものです。

これと同じ状況で、Byronのトランザクションは常にShelleyのトランザクションを実行し、ゴーグエン時代には常に1時間実行されます。多くのことをする必要があり、多くのことを追加する必要がありますが、これらの機能は存在します。これはエコシステムとしては魔法のようなものです。

それが私たちの仕事ですから、少しでもお役に立てれば幸いです。
先ほど話したように、このような技術的な会話には時と場所があり、ワークショップはそのための最高の場所だと思っています。
トレーニングはそのための最高の場所だと思います。
だからこそ、私たちにはPlutusのパイオニアプログラムがあり、3,000人の人々がそれを経験し、ハッカソンが存在するのです。だからこそ、カルダノスタックはインターネット上でみんなに言っているのです。世の中にはひねくれた人がたくさんいて、私たちが何を発表しても、何をしても、理解できなかったり、気に入らなかったり、価値を認めなかったり、あるいは嘘をつく経済的な動機があったりして、それを否定してしまうのです。その中の一つのカテゴリーなので、少しでも参考になれば幸いです。

薄氷を進む慎重さで開発する、ユーザーファーストの精神

私が最近もらった贈り物にタコのぬいぐるみがあります。
片面はハッピーなタコ、反対側は悲しいタコです。
幸せな時もあれば、悲しい時もありますが、物事をあまり深刻に考えてはいけません。
ほとんどの人がそうで、残念ながらそれが原因で多くの問題が世界で起きている。私たちは楽しんでいます。
これは美しいエコシステムであり、多くの素晴らしい人々がいて、多くの素晴らしいものが構築されています。

私たちは、イノベーションのモデルを正しく理解し、コラボレーションのモデルを正しく理解しました。他のすべてのことは避けられない。数ヶ月かかるかもしれないし、数週間かかるかもしれないし、数年かかるかもしれないが、そうなるだろう。もしモデルが気に入らなければ、最終的には自分でモデルを追加することができます。私たちが行ったのは、第3世代をどのように実現するか、スケールガバナンスと相互運用性をどのように実現するかを視野に入れて、ビットコインの革新性とイーサリアムの革新性を最もバランスよくハイブリッド化したことだと思います。

私はこのモデルにとても満足しています。私の会社には500人の社員がいますが、現時点では200人以上がフルタイムでCardanoだけに取り組んでいます。他にも12の開発会社があり、台帳のサポートからネットワークスタックのハードコアなものまで、すべてのカルダノのインフラに取り組んでいます。また、DABなどを作っている人たちもいます。

10億ドルを用意したCatalystがあり、さまざまな人が投票していますが、これはなくならないでしょう。私たちが開発したモデルは、そのようなビジネス上、技術上の要件を吸収し、システムをアップグレード、スケールアップする能力を持っています。そして、「Cardano360」がチェックポイントで、2021年9月25日のカンファレンスが今回のチェックポイントです。
このモデルは成熟し、具体化し、本当に強力になっていくのです。

来年、財団はより多くの開発者を奨励するために大量のハッカソンを行うことができます。そこには多くの推進力があります。
私が絶対に避けたいと思っているのは、「皮肉な態度」です。

1,000億ドル規模のエコシステムでは、イノベーションの推進や機能追加の早さについて、非常に慎重かつ繊細でなければなりません。

そうでなければ、多くの問題に直面します。私たちは、この現実と、積極的に前進し続けるという絶対的な必要性との間でバランスを取ることができました。だからこそ、私たちはGithubのコミット数で常にナンバーワンなのです。とはいえ、何度も何度も読んだのでいいますが、
「これには何の意味もない」
「ただのゲーム」
「文字列の変数名を変えましただけだろう」
というようなコメントがよくあります。
もちろん、そのようなつまらないコミットはしていません。
私たちのコミットは、本物のコミットであり、本物のコードなのです。誰かがこのようなことを言ったら、そのコミットを調べて、どれが余計なものなのかを確認してください。私たちは率直に言って、普通の人たちよりも速く活動しています。

イーサリアムは、PoS、つまりRoot of Trustをどのように構築するかをまだ考えています。
我々はそこに達しているだけではなく、数百億ドルのセキュリティを確保し、美しいアップグレードの計画もあり、Ouroborosが進むべき道を明確に理解しています。また、Ouroborosがどこへ行くべきかを明確に理解しています。さらに、今も取り組んでいるセカンダリチェーンの構築方法も理解しています。私たちが持っているプログラミングモデルは、時に少し柔軟性に欠け、制限が多いこともありますが、相互運用性と膨大な量のアセットの移動、安全性の検証、リソースの決定論、包括的な説明責任、グローバルではなくローカル・ステートのみという要件のために特別に構築されました。
先に進んで、××ができないとか、今すぐ××をするのは難しいとか言うのは理不尽です。このようなことは自然に有機的に進行していくものであり、私たちがエコシステムとしてすでに達成し、成し遂げたすべてのことを楽しむことができるのです。

それが納得できないのであれば、ここはあなたのためのエコシステムではないかもしれません。他の場所に行ってください。
もし、他のみんながこれらの問題をすでに解決していると思っているならば、あなたは騙されています。
これらの問題は、世界で最も困難なエンジニアリングの問題です。
部分的な解決策しかないので、何十年も解決できないでしょうし、どのイテレーションも私たちが持っている少し広い範囲の解決策の別の例にしかなりません。

それが、このエコシステムのスペースでの実情です。
ビットコインがイーサリアムやカルダノのようなスマートコントラクトをベースレイヤーに持っていないのはそのためです。
彼らがやろうとしていないというわけではありません。Taproot(ビットコインのアップデート)やsimplicity、jetなど、彼らがやっていることを見てください。

エコシステムの中には、素晴らしい資格を持ち、10年以上この仕事をしてきた本当に頭のいい人たちがたくさんいて、彼らはこれらの機能を追加しようと努力しています。
しかし、彼らは1兆ドルものリスクを抱えており、一度しかチャンスがなく、間違ったやり方をすればすべてが台無しになってしまうことを理解しています。
このような難しい状況に置かれているので、薄氷を渡るようなペースでしか動けません

エコシステムとしてわかったことは、このような価値のアップグレードを可能にしつつも、そのペースはもっと速く、時間をかけて進化させることができます。
また、Catalystを通じて発言権を得て、大学やアプリケーション開発者が参加するような包括的な方法で行うことができます。

そこには、コミュニティのコメントという美しいフィードバックループがあります。そして、非常に強い意見を持った非常に優秀な人々が、必然的にシステムの進化に大きな影響力を持つことになります。
これこそがカルダノの心であり魂であり、本当に重要なことであり、だからこそカルダノには大きな価値があるのです。
それは、恣意的な機能や特徴のことではありません。有機的なシステムを進化させ、世界全体のために働き、世界の問題を解決できるようなものにしたいと考え、感情的、哲学的、精神的、経済的にそれぞれの方法でそれにコミットしている、何百万人もの同じような考えを持つ人々の集合的な知恵のことなのです。

だからこそ、価値があるのです。群衆がいる限り、価値は維持され、群衆は消えません。実際、群衆は増え続け、大きくなっています。私たちは、これらの革新が責任を持って行われることを保証するための適切なプロセスを持っています。例えば、ピアレビューのフォーマルメソッドやHFCなどです。

私たちは、このモデルがどのように機能するのか、何年も前に慎重に考え、書き留めました。また、責任を持って異質なものを導入しつつ、包括的な説明責任を果たさなければなりません。
これらはバズワードではありません。論文やプロトコル設計、そして今ではコードに凝縮されているものです。
私たちのエコシステムで最もエキサイティングなイベント、Goguenのローンチが間近に迫っています。8日後には、何千人もの開発者が構築、破壊、思考を開始します。これにより、システムの進化が加速し、システムのツール化が進み、長期的には非常に良い状態になるでしょう。私たちが後退しないのは、人々が留まるからです。来年、我々はどうなっているだろうかと考えてみてください。今と同じですか?いいえ!前年よりもはるかに分散化された、活気に満ちたエコシステムになるでしょう。成長と進歩を見てください。そのモデル、その考え方が鍵であり、他のすべてを吸収することができます。

これでみんなが納得してくれればいいんですが。
もしカンファレンスに来ないのであれば、ハッカソンに参加するのもいいでしょうし、半年間キャンプに行って戻ってきて、現在の状況を確認し、さらに進化していることに気づくのもいいでしょう。

これは大人のプロジェクトであり、プロが関わっており、多くの人と多くのキャリアがこのプロジェクトに関わっています。インフラやその他のものに莫大な資本が投入されています。
みんな本当に一生懸命働いていて、何が問題になっているかを理解しているので、本当に慎重に考えています。
タコのスワップとか、かわいいロブスターのぬいぐるみのNFTを発行するといったこととは全く関係がありません。
これは、金融システムを持たない国のために、金融システムが必要であるということに関係しています。
私たちは、2014年にバミューダで開催されたTEDトークでスタートしました。

私は、10月にはケニアに行く予定です。
ブロックチェーンでマイクロファイナンスの話ができるのは初めてのことです。
そこに至るまでには長い道のりがありましたが、そこがポイントで、私たちはそこに至るためにすべてを構築しました。
私たちには、正しいモデル、正しいコミュニティ、正しい思考プロセス、正しい科学者、正しいエンジニア、正しい進化のサイクルがあり、その問題を満たし、何十億人もの規模で実行することができます。

もしあなたがワイオミング州に行くことがあれば、もしかしたら私に出会えるかもしれません。
ワイオミング大学の実力を見てみてください。
タフなゲームですよ。私の父は以前、モンタナ州立大学に学部生として通っていました。彼は医学部に進学したので、当然ながらMSUのファンであり、私はワイオミング大学のファンになったので、お互いに反対のチームを応援することになります。

またお話ししましょう!

 

委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
COFFEの活動を応援いただける方はぜひ、COFFEへの委任をいただけたらと思います!
NAME:CoffeePool☕️
Ticker:COFFE
Poolid:1d2972246d8adda98836626a34e337525f5206e552715d28379b5fdb

カルダノ(ADA)ステークプールの選び方 ver.2【タイプ別】

プール運営者が教える『ステーキングプールの選び方』」では、各プールのデータを分析することで「極端なマージンのプールでなければ、報酬の差は大きくない」ということを解説しました。そこでCoffeePool☕️では、委任するプールを選ぶ上での指標をベースにしながら、新しいプール選びの方法を提案します。

まず、基本的なデータ分析をもとに、
「委任をする際に最初に見ておきたいポイント」
として、以下の指標を提案しています。

①現在(または将来的に)プールを安定稼働してくれるか?
②マージンは適切か(5%以内など)?
③委任者に対し誠実に対応しているか?
④他のプールとのつながりは良好か?

委任するプールに悩んだ際は、ポイントをクリアしたプールであれば「好きなプールを選んでOK!」 だと言うことができます。
自分が応援したいプールに委任することで、適切な配当を受け取り、カルダノと委任先プールの成長を見守ることで、健全なステーキング生活を送ることができるでしょう。

…とはいえ、実際には上記の指標をクリアした良心的なプールは数多く存在します。

そのため「応援したいプールがわからない!」と迷ってしまう人も少なくないのではないでしょうか?
このように委任先に迷ってしまった方のために、本稿では「タイプ別・ステークプールの選び方」をご紹介します!
各プールをタイプ別に分類し、自分が最も関心がある分野に取り組んでいるSPOを応援することで、カルダノコミュニティに貢献しながら楽しいステーキングライフを楽しむことができます。

 

エコシステムの拡大を応援したい人は【ハイスキル型】!


「ハイスキル型プール」
は、優れたプログラミングの知識を持ち、ステークプールを運営しながら、カルダノのエコシステムを担うサービスを提供したり、さまざまなツールを提供するSPOが運営するプールのこと。
テストネットに参加したり、コミュニティを形成したりするプールなどがこれに当たります。

一般ホルダーの方にはわかりづらいので一例を紹介すると、

SMAUG  …リアルタイムモニタリングサイト「pool.pm」運営
LOVE、PEGA、SKY…高機能ステーキングサイト「pooltool.io」運営
CRDNS…ステーキングサイト「adapool」運営
BCSH…SPO専用の高機能ツールの数々を提供する神エンジニア
XSP…多数の日本人SPOを育成する「SPO日本ギルド」運営
そのほか、エコシステム内での新たなサービスを提供するステークプール

など、多種多様な形でコミュニティに貢献しているプールが存在しています。
高度な技術を持つエンジニアはカルダノコミュニティに不可欠な存在であり、彼らをサポートすることでコミュニティの成長に大きく貢献することができます。

 

プールの安定感が第一という人は【エンジニア型】!

high-skilled
「エンジニア型プール」
は、現役プロのエンジニアによって運営されているプールのこと。
本職のネットワークエンジニアやプログラマーといった経験豊富なステークプールは、ネットワーク障害やアップデート、セッキュリティ対策などに関する知識が豊富で、トラブルを回避した安定感のあるプール運営が期待することができます。
1つのプールに長期で委任するようなステーキングスタイルで、長期的に安心できる委任先を探している方は、ITスキルの高い「エンジニア型」をススメします。

【オススメの「エンジニア型プール」】

ZPNG(ジパング) [ZPNG1]  >>ZPNGさん紹介記事はこちら!
ZPNG(ジパング)はMicrosoft MVP受賞経験者を中心とした、現在も大企業プロジェクトで活躍する現役エンジニアチームが運営しています。トラブルやアップデートに対応できる「技術力」で安心・確実なステーキングを実現しています。

 

カルダノの情報感度を高めたい人は【コンテンツ配信型】!

contents
「コンテンツ配信型プール」
は、ステーキングの方法やカルダノの最新情報を提供といった、ユーザー目線の情報といったコンテンツを活発に配信し、委任者との知識の共有を行うステークプール。
例えば、当サイトを運営している「COFFE CoffeePool☕️」では、ホスキンソン氏の「超訳」や「カルダノ用語集」のほか、「SPOになる方法」「ステークプールの選び方」など、幅広いコンテンツを提供しています。

現在、コミュニティのSPOが配信するコンテンツの大きな分類としては、

・カルダノ初心者向けコンテンツの提供するプール
・より高度な技術的解説をメインコンテンツとして提供するプール
・最新のニュースを日本語訳で提供するプール
・おもしろ系コンテンツなどを配信する娯楽系プール

といった特徴が挙げられます。
エンジニアだけでなく「ユーザー目線の情報提供」は、非エンジニアである大多数のユーザーに対して有益な存在であり、コミュニティ拡大に大きな役割を担います。
また、優れたコンテンツは委任者の方にとっても直接的なメリットにつながることも多いため、彼らをサポートすることでコミュニティの輪を広げる活動に協力することができます。

【オススメの「コンテンツ型プール」】

HUNNY Stakepool [HUNNY]   >>HUNNYさん紹介記事はこちら!
ADA保有者であれば、チャールズ・ホスキンソンが好きだと思います。しかし、カルダノの情報のほとんどが英語であるため、内容を知ることができません。HUNNYプールは情報の日本語化をすることで貢献していきたいと考えています。

 

とにかく高配当が欲しい人は【高配当型】!


「高配当型プール」
は、「マージン1%以下、固定費340」のように、マージンを最低水準に抑えることで、配当を最大化することで委任者に貢献するプールです。
マージン設定による配当量のメリットは、配当量に劇的な差があるとは言い切れないものの、最も目に見える形で委任者のメリットとなるため大きな魅力となります。
より目に見える形でのリターンを提供するため、抽選で一定額のADAをエアドロップするというサービスや、オペレーティング収入の一部を委任者に分配することで配当量を上乗せするサービスを提供するプールもあります。

ADAホルダーにとって、ステーキングリワードが最も大きなステーキングの動機です。その意味で、高配当型プールは、最もユーザーのニーズに応えるプールであるとも言えるでしょう。

【オススメの「高配当型プール」】

SAKE POOL:sake: [SAKE]  >> SAKE POOLさん紹介記事はこちら!
大切な資産を委任いただくからには利益還元を重視したいと思います。具体的には、私どもの年間報酬の20%以上を委任継続いただいている方に定期的に₳で還元します⭐️   18年のエンジニア経験を活かし、高品質なプール運営を行いますので、安心してステーキング下さい。
srpSmile Rose Pool [SRP]                 >>Smile Rose Poolさん紹介記事はこちら!
委任者様全員にADAプレゼントキャンペーンを開催中です♪ できるだけ多くの報酬を受け取っていただくためにマージン1%、固定費₳340で運営しています! 女性SPOが一人で運営しています。委任者様と信頼関係を築きながら運営していきたいと思います。
WYAM-StakePool[WYAM]
可能な限り委任者様への配当を最大化したいと考えております。またティッカー名は「あなたと私とで(With You And Me)」という意味です。信頼関係を築いて運営していきたいという思いから名付けました。今後については寄付活動も視野に入れてます。よろしくお願いいたします。

 

ステーキングで世界に貢献したい人は【ミッションドリブン型】!


「ミッションドリブン型プール」
は、ステークプール運営による収入の一部または全額を、地域貢献や社会貢献などの活動の費用にしたり、関連団体に寄付することを目的とするプールです。
各貢献活動の活動報告や、各分野の情報配信なども行うことで、カルダノのエコシステムとオフライン世界をつなぐ役割をになっていると言えます。

大きな分類としては、

・慈善団体としての活動または寄付
・環境問題を解決するための活動または寄付
・地域貢献のための活動または寄付
・アフリカなど途上国への支援金提供
・アート分野の活性化のための貢献活動
・カルダノ拡散のための貢献活動

などを自主的に行いながらステークプールを運営しているSPOが多数存在しています。
資産を増加させるだけでなく地球や社会にとって貢献したい方にとって、ミッションドリブン型プールは大きな委任先の選択肢になるでしょう。

【オススメの「ミッションドリブン型プール」】

SAKURA ADA POOL [SAK]
コロナ治療薬の研究開発機関へ寄付を行うプールです。運営者報酬のうち10%を積立して寄付します。カルダノプロジェクトを通した寄付活動により、一日でも早く世界が明るくなることを願っています。2021年10月末までプール開設キャンペーンも行っています!

 

絶対の安定感が最優先な人は【カンパニー型】

SaaS
「カンパニー型プール」
は、個人ではなく、暗号通貨系企業の大きな資金によって運営されているプールです。取引所のステーキングサービス用プールや、ステーキング機能を備えたウォレットサービス、VCによるプールなども存在します。
カンパニー型プールの利用方法は、カンパニーのWebサイトからSaaS(Staking as a Service)的に利用する方法と、ダイダロスやyoroiから直接委任する場合の2通りがあります。
カンパニー型は安定した運営が期待できる一方で、一般的に高マージンであったり外部からの委任を想定していないことも少なくないため、委任する際はマージンやサービス内容、飽和状態などに注意しましょう。

 

「どの分野に貢献したいか」でプールを選ぼう!


ステークプールオペレータの最も重要な仕事は「ブロック生成し健全なプロトコルを維持する」ことにありますが、カルダノのステークプールの多くは、プール運営意外にも様々な取り組みを行なっています。

委任先に迷ったら、上記のような観点から「カルダノに貢献している! 応援したい!」と思えるようなプールを探してみるのはいかがでしょうか?

 

委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
COFFEの活動を応援いただける方はぜひ、COFFEへの委任をいただけたらと思います!
NAME:CoffeePool☕️
Ticker:COFFE
Poolid:1d2972246d8adda98836626a34e337525f5206e552715d28379b5fdb

「カルダノの価格と価値」チャールズ・ホスキンソン【全文翻訳】

本記事は、2021/3/30に配信された、チャールズ・ホスキンソン氏の「Price and Value」を翻訳しました。エチオピア発表を前に、カルダノの開発と活動について熱い思いを語った、チャールズ・ホスキンソン氏の名スピーチの全文をお届けします。

————————————
「価格と価値」

皆さんこんにちは! チャールズ・ホスキンソン、いつも暖かく日差しの良いコロラドより生中継です!

これまで色々な内容のビデオを配信していましたが、今回は「価格と価値」についてお話ししようと思います。
一体何の話をしているかというと、暗号資産業界で最悪の出来事であり最高の出来事でもあるのが、「価格予想と評判」です。

私の人生でもっとも楽しかった時期というのは2015-16年のあたりで、当時はカルダノをローンチする前で、私たちはサイエンスやエンジニアリングに情熱を注いでおり、プロトコル開発や科学的な発展について考え尽くしていました。
カルダノを立ち上げてからは、常に違和感のあるテンションに包まれていました。新しい参加者が常にやってきては「ADAが値上がりするか、値下がりするか」しか関心を示さないのです。

ADAの値上がり」でしか、カルダノというプロジェクトの成功を判断しないのです。友人や企業から、ADA価格があるポイントを超えたことをお祝いするメールやメッセージがよく送られてくるのですが、これは私のキャリアの中で最も違和感のあるメールです。

私たちは102にも及ぶ論文を執筆しそれに基づいてコードを作成したのは、便利なものを世に出すためです。9月に私たちはメタデータを活用し牛肉のサプライチェーンに役立たせるためで、マルチアセットでは1万にも及ぶ独自トークンが発行され楽しく深いコンピュータモデルを提供することに成功しました。
それにもかかわらず、ADA価格がある価格帯を超えたことに対してお祝いのメールが送られてくるのです。
特に気になっているのが、「3ドル、5ドル、10ドル」といった価格予想をYouTuberなどで行っている人たちです。
こうした動きは、私たちのプロジェクトの中で最も重要性が低く、開発を妨害する行為だと思っています。

私はマーケットやトレーダーたちがどのように動くのか全くわかりません。私はビットコインが1ドルのときから価格の上下を見ていましたが、このようなヘッジファンドトレーダーの人たちは、ニューヨーク・メッツを購入するような資金を持つとても裕福な人たちです。
私自身は、そういった人間ではありません。
私には市場価格が上下する理由はさっぱりわかりませんし、どうやって予想すればいいのかといったこともわかりません。

私たちはテック企業であってエンジニアやサイエンティストなので、このようなことは私の仕事ではないのです。

・カルダノを使って国を運営するにはどうすれば良いのか?
・アンチ・カウンターフィルタリングなどを使ってどうやって便利で多くの人が使うものを提供するか?それに必要な技術的要件は何か?
・ランボルギーニから「NFTや認証をやってみたい。ブロックチェーンを商業利用するにはどうすればいい?」と言われたらどうするか?

こういったことが私の関心ごとです。そしてカルダノは5年がかりで、こういった市場を捉えることができる最高のエコシステムを構築してきました。

そして、このエコシステムを総合的に評価し決断をするのはあなたたちの仕事なのです。
そしてそれは、常に社会にとっての意義といったマクロ的な視点で考えるべきことです。
そうでなければ、例えば将来、ビットコインが大暴落したとして、そのときに私たちには1万を超えるプロジェクトが素晴らしい発展をしたとしても、下落相場の煽りを受けて全てがトイレに流れてしまうでしょう。

もし明日、アメリカ政府が「10%の資金をビットコインに投入する」といったら、皆さんはどうしますか?
科学的素養のないエンジニアがコピーを繰り返して作ったプロジェクトに対して、あり得ない「サトシ理論」のトレードペアに対して、億単位の価値を見出すのでしょうか。
暗号資産市場は、予測不可能で平衡感覚を失っていて、法整備や国際取引などによってゲームの裏であらゆる駆け引きが行われています。これらは全て、私には全く勝ち方がわからないゲームで、そんなゲームを私はしません。
そのため、私やIOGに、価格予想を聞きに来ないでください。インタビューでも価格や市場動向、ポルカドットの動向や、いつイーサリアムの市場価値を逆転するか?といったについては聞かないでください。

そういった類のことは私にはわからないし、興味がないからです。
何より、私たちのエコシステムには価値があると思っています。
もちろん私は、皆さんが多くのADAを購入していることを知っています。そしてそれが投資であることも。

自分は「価格予想」はできない人間

そこで皆さんに、思い出していただきたいのが、ホルダーの皆さんは「世界の金融オペレーショシステム」を維持するメンバーの一員であり、私たちは一緒にカルダノを作っているということです。
皆さんは、カルダノのガバナンスの一員です。カタリストでは16,000人もの人々が参加していますが、私たちは100,000人以上の人々に参加していただきたいと思っています。

そしてカタリストでは、今後のカルダノの方向性や集中すべき点、優先事項といったものが決められます。
そしてあと2日で、カルダノのブロックチェーンは完全に分散化され、皆さんが選んだステークプールが全ての運営を担うことになります。
ADAを選んだ皆さんにできる私からのアドバイスは、「私自身が考える良いガバナンス」であり、「良いステークプールオペレーター」であり、「皆さんにサポートしていただきたい良いプロジェクト」です。それらがエコシステムを成長させ、構築するために必要となってくるのです。
しかしそれが、投資として良い結果をもたらすかどうかについては私からは何も言えません。私自身にはわかりませんので、特に私にはこういったことを聞かないでください。

私自身、イーサリアムがここまで成功すると考えていませんでした。その証拠に、私は所有権があった293,000ETHを全て秘書に譲りました。私自身、イーサリアムを立ち上げた報酬は一切受け取っていないのです。
現在ATHを更新したETH価格で考えると、その価値は5億ドル(550億円)以上の価値があるでしょう。この取引では私自身に利益は全くありませんでした。
また私は、今なら数百万ドル以上の価値がある枚数のBTCでxboxを購入したことがあります。bitnetというビットコインバザーで、当時のビットコインは数ドル程度の価値がなかったためです。私はこのxboxを絶対に捨てないでしょう。
つまり、私は価格予想を話す権利が全くない人物だと言えるのです。

もちろん、私たちの会社から、そのようなアナウンスをすることもありません。

先日はコインベースへの上場を私の方から大きくアナウンスし、それによってコミュニティが大きく盛り上がりましたが、これは数年にわたって私のAMAに問い合わせがあったからです。
またコインベースは他の取引所と違い、暗号資産市場で正しい見解を持って上場やカストディに取り組んでいます。私たちは数年にわたって様々な取引所との交渉を行っており、彼らの思惑を読み取る努力をしてきましたが、コインベースは私たちのプロジェクトに真剣に耳を傾けてくれた最初の取引所だったのです。
そのため、コインベースへの上場というのは個人的にも大きな出来事でした。彼らはカストディやステーキングなどにも非常に協力的で、素晴らしいエンジニアとの協力関係もあります。

エチオピアはカルダノの1つの到達点

それから、エチオピアの件についても、非常に近づいていると思っており、取引のアナウンスまであと一息というところまできています。

それで、ちょうどアフリカの鳥(の剥製?置物?)まで買ったところです。
これはエチオピアの国鳥で、私の机の上で、私たちが何を成し遂げたのかを思い出させてくれます。私たちは、1つの国家まで足を運び、その国で何年もの間、IOGのスタッフであるJohn O ‘Connorを数ヶ月住まわせて、23人の女の子たちにプログラミングを教えています。彼は現在、エチオピアに在住なんです。
そのため、エチオピアで数百万人の人たちに向けた取引に近づいているということは、とてつもなく大きな出来事です。なぜなら、私たちのミッションは、経済的アイデンティティを持たない人たちにそれを与え、彼らをマーケットへ投下することだからです。

これらは、市場へ参入することができなければ、ただのバズワードに過ぎなくなるでしょう。

私は「鳥たちが来る」と言い続けていますが、それは私たちが努力を重ね、成し遂げているからです。そしてこれは、私たちのメンバーが人生における何年もの歳月を費やして行ってきたことに対するご褒美でもあります。
John O’Connorは、単なるランダムな1人の従業員ではありません(訳注:オックスフォード卒)。私の友達であり、兄弟のように愛しているし、彼が仕事に対してどれほど努力をしているかや、どれほど最悪な経験をしたかを直に見ています。

彼は一度、エチオピアからロンドンへ旅立つ際、エチオピア通貨を大量に保持していたことで逮捕されたことすらあるのです。エチオピアでは、クレジットカードがないため、紙幣を使う場合が非常に多いためです。また通貨の価値がそれほど高くないため、エチオピアから事業資産を持ち帰る場合はそのような大ごとになってしまうのです。

そのため数日間拘束されることになってしまいました。

皆さんは、例えばJFK空港からロンドンに向かうときに、JFK空港で500ドルを持っていたことで牢屋に入れられ、調書にサインをするような事態を想像できますか?

これはリアルな話なんです。

このように、彼のような人物が何年もかけて現地で関係を築きながら、ここまでの段階まで来ることができたのです。これによって現地の人々を何人も雇い、何百万人を対象にしたスケールのプロジェクトを進めているのです。
これはIOGにとっても、暗号資産業界にとっても、私たちが作り上げてきたどのプロダクトにとってもゲーム・チェンジングなことなのです。そしてもちろん、「経済的アイデンティティ」にとってもです。なぜならこれこそが私たちの出発点だからです。

私たちはクレジット、評判、保険、決済といった全てのことを、今日とは言いませんが、この数年をかけて作り上げることができるのです。だからこそ、私は本当に興奮しています。

この事実が、ADA価格を魔法のように変えることができますか?10ドル、15ドルといった具合になるでしょうか?

それはないでしょう。そういった観点で私たちは活動していないのです。もしそのように考えている人がいたとしたら、ここはそういった人々のいるべき場所ではないと言えるでしょう。

カルダノは「核エンジン」ビットコインは「蒸気機関」

暗号通貨市場の大きな問題点は、多くの人々が、超高速でお金持ちになることにこだわり過ぎていることにあります。
多くの人は、1ドルを放り込めば、何もしなくてもいつの間にかそれが100ドルになるというアイデアが大好きです。
どのような業界にいても、一瞬でお金持ちになれる人はほんのひと握りでしかなく、ほとんどの人はお金を失っているのが現実です。

もしそうした考えを持っている人がいるとすれば、十中八九破産してしまうでしょう。

ゴールドラッシュの際に、多くの人が一攫千金を夢見てコロラドやカリフォルニアにやってきましたが、本当に儲かったのはひと握りで、多くの人は資金が尽きて苦しんだという歴史があります。

もし同じような夢を見てカルダノにやってきた人がいたとしたら、申し訳ありませんが、カルダノは最悪のエコシステムかもしれません。なぜなら私たちのプロジェクトは年単位の長期的な展望で計画を立てており、私たちの会社自体ではなく、私たちに続く人々が大きな利益を得られることを目的としています。

なぜなら、2050年、2100年には、カルダノこそが金融システムを支配しているだろうと確信しているからです。TCP/IPと同じように、世界のあらゆるところに存在し、世界の大多数のアイデンティティや価値、そしてガバナンスをになっているでしょう。

そのため、近眼になって短期的な目線で考えることはとても不健康だと思います。不幸なことに、このような考え方はエコシステムの中で蔓延してきている状況です。

特にビットコインのエコシステムでは、市場価値が1兆ドルを超えたから成功したと考える人が多いと思います。もちろん、ビットコインがオーストラリアといった国単位の市場価値を持ったこと自体は非常に素晴らしい結果だと思います。

しかし、ビットコインがユーティリティとして世界に何を提供するかといったことを考えるとどうでしょうか?
自分自身のアイデンティティをトランザクションに埋め込むことは、信頼性の高い中央集権組織なしには非常に困難です。トークンの発行もできないし、優れたスマートコントラクトを埋め込むこともできません。複雑な金銭的契約を結ぶこともできません。プルペイメントもできません。トランザクションが完了するまで長い時間がかかり、非常に高い手数料がかかります。
国家が使うことを想定したとき、どうしてこのようなプラットフォームを選ぶ理由があるでしょうか。「PoWだから安全」といった理由ですか?

私たちは、それよりも優れたエンジンを開発しました。PoWを蒸気機関だとすれば、私たちが作り上げたPoSは核エンジンであり、全く別物だと言えるのです。そして私たちのエンジンは、学会の査読を経て安全であり、効果的であり、真に利用可能なものであることが証明されています。

これに対してビットコイン支持者の反論を聞くと「それはない。私たちを信じろ」だけです。「私たちはこの筆者を信じられない。だから論文も信じない」と、筆者の実績も関係なく、科学的な観点から語ることもありません。
これは例えば、「原子炉は見たけど、核物理学は全くわからない。蒸気機関で十分だと思うから、あれはスキャムだ」と言っているようなものです。
そこで私が出力エネルギーを見せたところで「これは本当のエネルギーじゃない。自分たちのものこそ本当のエネルギーだ」と言って木々を伐採し続けるのです。

なぜ、業界で最も遅れた技術であるビットコインにそこまで真剣になれるのでしょうか?
なぜならビットコインが最も価値が高いからです。不幸なことに、トークンの価格はあるべき価格を超えてしまっているのです。Ergoなどのプロジェクトはトップ10に入ってきてはいませんが、他の強豪よりも非常に多くのものを提供してくれるはずです。なぜならヴィジョン、チーム、実現能力、キャパシティといった面で非常に優れているからです。また率直に言って、他のシステムよりも多くの採用性や運用性が考えられると思います。

カルダノの到達点は、最高レベルでのブロックチェーン活用

このような視点が非常に重要だと思っています。なぜなら、多くの新しい人々がカルダノの人気や評判、ポッドキャスターの儲け話に影響されてやってきては、私が考える「価格と価値」とは違った観点で語り始めるのです。

カルダノは、分散化されたエコシステムであり、2000ものステークプールによって運営されています。これによって、私が見るに最も分散化された暗号通貨となっています。
現在は16000人が投票に参加しており、近い将来はプロトコルパラメーターですら投票によって決めることになります。k値やa0、最低手数料や消費リソースなどと言ったことも投票によって決定します。
単純にブロック生成が分散化されるだけでなく、システム自体の分散化された意思決定ツールとして投票システムが使われるのです。

私たちはカストディアンとして、何年にもわたって努力を惜しまず利便性の向上に力を注いでおり、EUホライゾン2020の助成金をIBMとともに申請や、活発のガバナンスのあるパートナーシップなどを結ぶなど、様々なことを加速させ、人々の活動を活発化させるように試みています。

ステークプールのパイオニアたちが素晴らしい仕事をしてくれたことで、カルダノは1年前とは全く異なるエコシステムとなっています。そしてこの流れは今後も続くでしょう。
そうした中で、ある人物が突然「ADAのゴールは2ドル、3ドル、5ドルだ」といったことを言ってくるのです。そうした人物とは仕事をしたいと思わないし、話をしたいとも思いません。価格について決める権限は私にはないし、考えることもありません。そのような会話に私は入ることはありません。
このようなメールはPR企業からよく送られてきて「お金をくれたらプロモーションしてテレグラムでPUMPしてあげるよ!」というような内容だったりします。
こうしたメールに対しては、私のイタリアの祖先から言葉を借りて「vaffanculo」と返します「go f*ck yourself」という意味です。直接的ですが明確な意図が伝わる表現だと思っていて、それで会話は終わりです。

もしNFTマーケットや、オラクルやDEX、ステーブルコインといった話題であれば、もちろん話をします。それこそリアルな話だからです。それこそがリアルなインフラですし、実際にビジネスとして進めていたりもします。
最近ではアート系の人々と話をしたとき、まず私はコーセラのビジネスモデルのクラスを紹介したところ、実際に彼らは受講して、数週間後に私のところに戻ってきてビジネスモデルを披露してくれました。私はそこで「スタートラインには立ったね。もっと勉強して戻ってきてください」と話しました。それ以外にも5人のカタリストのNFTマーケットの希望者と話をしましたが、そうした人々と話すことは非常に面白いし、そういう時間を過ごす方を優先したいと思っています。
ADAが1セントだろうと、1ドルだろうと、10ドルになろうと、カルダノこそ私の生涯の仕事だということを明確にしておきたいと思います。

私はこれからもカルダノにコツコツと取り組んでいき、仕事を続けるでしょう。実際、私たちは5年かかると予想していましたが、2021年です。5年とは2020年でした。それでも私はここにいます。開発チームは毎月何百万ドルを費やしてコードを書き続けてエコシステムの構築を続けていますが、コミュニティに全権を委ねようと思えるだろう時期は2025年になるだろうとロードマップを引いています。
現在、私たちは、フルP2P、フルスマートコントラクト、サイドチェーンモデル、コミュニティ投票によるパラメーター変更やハードフォークなどの時期について見解を一致させており、その多くは今年中に実現を予定しています。これは私が責任を持って生み出すもので、私が担っているものでもあります。もちろんそれに不満はないどころか喜んで行います。

そこで話を進めて、この5年後に、何が起きるかという話になったとき、私の頭の中にはビジョンがありますが、それは私自身の決断ではなく、皆さんの決断となります。

優れたエコシステム、優れたコミュニティ、ADAに対する投資がなぜそこまで価値があるか、その理由は私以外の実際の人々が意思決定権があるということです。

サトシの最も優れた決断は、自分からビットコインのマウンドを降りたことです。私たちができることは、2025年への「一企業を超える、知的集合体を集結させる」というカルダノのビジョンを打ち立てることです。

そのため、私の仕事は、社会のダイナミクス、インフラとツール、一定水準の参加、意義のある参加、対話の価値が、実際に行われるということを確認することです。
そうでなければ、ビットコインキャッシュ対ビットコインのブロックに対する議論や、カルダノクラシックやカルダノキャッシュ、と言った、くだらないポストをredditに投稿するだけです。そうなれば、私のライフワークは無価値となります。
そのため、私は今のプロジェクトに対してこだわりを持って取り組んでいます。

「チャールズはその後どうするの?」という疑問を持たれることもありますが、2023~25年も私はIOGで仕事をしていますが、「今」私たちが取り組んでいることのマグニチュードは、その後のプロジェクトとは比較にならないほど大きなことです
その後は、私たちの役割は比較的小さくなってくると考えています。

マイクロソフトやグーグルは、巨大な企業です。アップルもそうです。しかし、それら全ての企業を足し合わせたところで、「インターネット」には太刀打ちできません。
彼らは役割があり、ウェブブラウザがあり、膨大な数のユーザーがいて、ある程度UXにおける影響力がありますが、彼らには「TCP/IPは終わった。別のものに変えよう」という力はありません。実際にグーグルは10年をかけて、小さな成果しかあげられませんでした。

それこそが「真の分散化」であり、利便性を最大化させるプロトコルの到達点なのです。そうしたことを達成した後で、国家がそのプロトコルを信頼することで、彼らがカルダノを使った投票システムを活用することになるでしょう。
そこまで行くのに、何年かかると思いますか?皆さんの政府や自治体がオンライン化するまで何年かかりましたか?80年代、90年代でしょうか。2000年代までかかったところもあると思います。
政府は、システムの安定性やガバナンス、分散化について検証する必要があり、それはアメリカだけの話ではありません。マイクロソフトやネットスケープなどの話だけでもありません。
これは本質的に公共のユーティリティと利益についての話なのです。

そのため、私たちの「成功」とは、そのレベルでのエコシステムの到達と成長です。

価格というのは、PoSの次元で重要な要素ではあります。それは金権主義的なシステムで、価格が高くなればシステムの安定性が高まります。
市場規模でトップ5に入ったことに対する副次効果として、私たちが予期したものではありませんが、現在カルダノを攻撃するためには170億ドルという巨額資金が必要です。それは美しいアームチェア的な分析です。PoWの世界では、莫大なハッシュパワーがあれば可能な話になりますが、PoSの世界ではそれだけで安全の担保が出来上がるのです。

そういう意味で価格を意識するということは、意味がある視点だと思います。そのような視点で、一定の市場価値について考えて、ホルダーの経済的なインセンティブについてと言ったことを考えていくことには興味があります。

取引所はどのくらい持っているか? 彼らは投票に参加できるか? 彼らはステークできるのか?といった疑問は、間違いなくゲーム理論研究者やプロトコルデザイナーが考えることで、2025年以降のアジェンダで、金権主義を超えたメカニズムの話題であり、「PoS2.0の話題と言えるでしょう。

私たちはこうした話題をするのに最善の場所であり、エコロジー的にも最適だと考えています。地球温暖化時代に、スイスと同等の電力を消費するシステムが存在する時代に、そのシステムより160万倍省エネなシステムの話題をすることは至極当然のことです。なぜならカルダノはよりパワフルでエコフレンドリーなエンジンだからです。
だからこそ、彼らには注意していただきたいですし、私たち自身もずっと考えています。
これが、新しくやってきて価格を上げようとする人たちに対する私の考えです。私自身は何もする気がありません。

「チャールズチャンネル」構想

今後はポッドキャストのインタビューについても選別することにします。価格に関する話題についてはインタビューを受けず、ユーティリティやアダプション、成長、現実のシステムの問題解決については、今後もインタビューを受けるつもりです。
今後は、これまでカクテルを一緒に交わしながら語り合った人の誘いも受けないということもあるでしょう。
カルダノは大きなエコシステムであり、意見のダイバーシティがあるのはとても重要なことだと思います。あるリーダーは物質派で、別のリーダーは自然派かもしれません。しかし、それは私の立場ではありません。

以上が私の見解です。今後、数ヶ月でプルータスが開始され、4年間の研究結果がリリースされます。私たちは新しいアカウントモデルを発明し、新たなプログラミング言語を生み出し、どうすれば根本的に違ったやり方で違ったことができるかを考え抜いてきました。

そして今、この努力への愛情を何千人もの人々と分かち合おうとしています。
これは本当に待ち焦がれたことで、私にとってはクリスマスが一足先にやってきて、多くの人がやってきて面白くてクレイジーなことをしているような感覚です。
一昔前、ある第三者のアプリ企業が携帯のカメラにフラッシュライトをつけるアプリを開発したところ、アップルがあそれに目をつけてOSに組み入れたという話があります。
アップルでは誰も思いつかなかったことです。これが「コレクティブ・イノベーション」です。

何千人もの人々がエコシステムにやってきて、自分のアイデアや経験活かして様々なものを構築し始めています。これは本当に楽しいことです。
私自身はとてもユニークな立場で、サブスクライバーやフォロワーも非常に多く、私自身がポッドキャストを提供できる立場でもあります。Catalystで色々な提案をしている人は、私のポッドキャストに呼んで話をすることだってできるのです。
私がこれまでIOGのスタッフを呼んだように、皆さんも私のショーに出演してプロジェクトに対する情熱や愛情を語ってください。

カルダノは「長期戦略」 一生の仕事

プログラムがそのレベルに達したとき、このような試みに挑戦することがエコシステムの健全な成長に良い影響を与えると思っています。
私自身、鳥は好きですし、皆さんもエコシステムに対して満足いただけると思います。皆さんもADAを保持することで責任を負いますし、あなたにも発言権があります。ビットコインをホールドすることとは違う側面です。
あなた自身も世界の金融システムに対して参加し成長させることができるのです。
投資予想に対して期待して見ている方は、おそらく来ない方がいいと思います。私自身はあなたに対して甘い言葉をかけることができません。その代わり、過酷な挑戦が必要な話ばかりをすると思います。

そして深い思慮が必要なことばかり話すでしょう。深い思慮は時に時間をかける必要がありますが、私たちはこのプロジェクトに自信を持っており、これから非常に多くの仕事が残っており、非常に多くの場所に行く必要があるということを忘れてはいけません。
全ての言語に対応したり、その言語に対するkーセメンティクスを書いたりといった、ありとあらゆる作業が残っています。全てが完了するには、5年、10年とかかるかもしれません。カルダノのプロジェクトはそれでいいと考えているのです。
もしかすると、あなたの人生のタイムラインとは一致していないため、魅力を感じないかもしれません。
私たちは他の暗号通貨とは全く異なるゲームを行なっていることを理解してください。

20代から80代まで続く情熱を

私は、ヒゲが濃くて白髪もありますが、33歳です。私はまだ長く生きるでしょう。50、60、70、80歳になっても、もしかしたら同じことに取り組んで、同じことを話しているかもしれません。

私の個人的なヒーローは、ロン・ポール(共和党の元政治家)で、私が暗号通貨の創始者となった理由の一つが、彼からの教訓を学んだことにあります。
彼は85歳の現在も、30代の頃に話していたことと全く同じことを話しているのです。
私自身もおそらく80代になっても経済的アイデンティティについて話をしているでしょう。
私が20代の頃に何を話していたか覚えている人もいると思います。それが暗号通貨市場に参入した理由でもあるからです。それこそが私の人生で意味のあることであり、毎日私の人生に情熱を与えてくれることだからです。

私が作り上げたこのエコシステムが、あなたにとっても同じような情熱を抱かせるものであることを願っています。もしかしたら全く同じものではなく、別の情熱かもしれません。もしかすると男女平等や気候変動、環境保全、水質改善、色々あると思いますが、人生をとして戦うためにはお金、価値の交換、経済問題が関わってきます。
地球温暖化を解決するためには、何十億ドルものお金がかかります。水質を変えるためには、誰かがインフラに投資をしなくてはいけません。
お金を得ることは決してゴールではなく、情熱を注ぐ何かを行う上で必要なツールにすぎません。

どんな基礎研究であっても基金が必要です。これらは知力をとして研究を行い論文を書く人々に対してお金を払うために必要なのです。

もし私が成功すれば、カルダノは夢を叶えるエンジンとなるでしょう。人々が情熱を持って生活、人々に活力を与えるエンジンとなるはずです。人々が必要なリソースを手にするための基盤となるでしょう。それはコミュニティのためであり、情熱のためです。私が人生をとして取り組んでいるように、皆さんが80代になっても、20代に抱いた情熱を持ち続けられるような情熱のためです。

最後まで聞いてくれてありがとう。皆さんに理解いただけたらと思います。また次回お会いしましょう。

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(09)】「未知の技術」に対する社会の目 

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第8回はこちら


–カルダノのシステムが、経済的価値として世界中から多数の支持を受けられると思いますか? もし思うのであれば、いつそれが起きると思いますか?

まだ見ぬ出来事というのは、クレイジーに感じるものです。それはすでに、私たちの人生で何度も経験していることでもあります。
まず最初に思い浮かぶのはソフトウェア業界ではないでしょうか。ビル・ゲイツが両親に「ソフトウェア業界に行くからハーバードを辞める」と言ったとき、両親は「シューズでも売るのか?ソフトウェアとは何だ?」と聞き返したというような話があります。

「いやいや、ソフトウェアというのはコンピュータを動かすデジタルコードだよ」
「コンピュータとは何だ? 巨大な何かの装置か?」
「いやいや、どんどん小型化してパーソナルなものになるんだ。でも安心して、ソフトウェアというのは本気ですごいもので、みんなが現金をたくさん払うようになる。いくらでも複製ができて、いくらでも業界で希少性を作り出すことができるんだ。大丈夫だから」

当時の人が聞いたら、クレイジーな話です。今となっては、ソフトウェア業界はありふれていて、数え切れないほどの人々がこの業界で働いています。

では、「インターネットって何?」と聞かれたとしましょう。

「ああ、インターネットね。この業界で仕事をしているけれど、誰でも家にいながらインストールして利用することができて、世界中の人々が人生における貴重な膨大な時間をウェブブラウザというものに費やしたり、自由に膨大な量の情報を交換することができたり、商品を購入や投票といったことをオンラインでできるようになるんだよ」

と説明したところで、昔の人からすれば「完全にクレイジーだ」といった反応をされるでしょう。

イーロン・マスクは、94年(95年?)に弟と一緒に「Zip2」(オンラインコンテンツ出版ソフトを提供する企業)を起業しました。
そんなマスクの下に、ある男がやってきて「お前らは、電話帳の代わりを売っているそうじゃないか!」と問い詰められ、「まあ、そうだよ」と答えたところ「出て行け!バカども!」と怒鳴られた、というエピソードがあるそうです。
(訳注:Zip2は後にコンパック社が買収し、マスクは約25億円を手にする)

いかがですか? 今だからこそこのような話はあり得ないと思うかもしれませんが、インターネットについて話をしている90年代の動画を、Youtubeで小一時間ほど見てみてください。
彼らがとても可笑しい人たちのように感じると思います。しかし、その当時は私たち誰もが、全く同じよな考え方をしていたのです。

極め付けは携帯電話です。

「ケータイ? ああ、みんながコンピュータをポケットの中に入れていて、常にネットと繋がっているんだよ。今やどんなビジネスも、顧客勢員がこのケータイを持っていることを前提に行われているんだ」

2007年以前は、このようなスマートフォンの可能性を想像できた人などいませんでした。人間は10年20年といった期間でさらに新しいものを再発明しているのです。

発明というのは多くの場合、ラッキーだったり必要性から生まれるものですが、インターネットのケースとしてはソ連崩壊だったり、ムーアの法則の例として、パーソナルコンピュータ産業に使われるセミコンダクタ用の介入トランジスタがよく言われています。
暗号通貨の場合は「金融機関に対する信頼の喪失」がそれです。
ビットコインのジェネシスブロック(Block Height 0)に「財務大臣が救済措置」と記されていることからも見て取れます。
(訳注:ビットコインのファーストブロックには、イギリス有力紙「Times」の2009/1/3の見出し「Chancellor on brink of sedcond bailout for banks(財務大臣、2度目の銀行救済措置まであとわずか)」という記載がある)

今日の世界でも、新型コロナウィルスが世界中に蔓延したことによるグレート・リセットが起きています。世界中の誰もが、「このようなことは起きるべきではなかった。コロナによって世界が大打撃を受けた」と考えています。
何百万人もの人が飢餓によって死に直面し、実際に死亡した人も何百万人にも及び、誰1人として正常に行動を取ることができませんでした。グレート・リセットがどのような意味であれ、起きてしまったらそれは全く新しいシステムへ移行するための起爆剤となります。

誰かがやってきて「世界の仕組みについて、もっと話すことがあるんじゃないか」と聞けば、「政府を信用する必要はないかもしれない。より良いサービスがあればもっと人を雇うことができて失業者が減るんじゃないか」と言った会話が生まれます。このようなことで人々が熱狂すれば、それが起爆剤となるのです。

そこで私は、このような大災害の最中にいる場所にその根を先に取りに行こうと考えたのです。
そのため発展途上国は明らかに目を向けるべき場所でした。経済危機に陥れば、まず先に飢餓が生まれるからです。
現在は情報が瞬時に流れる時代で、このような災害が起きれば指導者は即座に退陣に追い込まれます。そこで新しいリーダーは何かを変える必要があります。そこで何かを変えるしかないのですが、通常のやり方でうまく行かなくなれば、クレイジーなアイデアに頼るほかありません。そのうちのひとつが、ブロックチェーンなどだったりするのです。
もしそれが成功すれば、その時はその国は非常に豊かになります。それを見た西側の企業は「やられた!我々も適応しなくては。さもなければ彼らに昼食を奪われてしまう」と慌てふためくでしょう。

そこからロビー活動に励み、新しいシステムと連動した法律や社会に変えるために動かなくては行けません。

インターネットに関して言えば、例えば「インターネットは無視するべきものではない。オンラインでのビジネスの方法を考えるべきだ」と言って、ニューヨークタイムズなどはうまく対応し、ロッキーマウンテンニュースはできませんでした。現在、ニューヨークタイムズはビジネスを継続されており、ロッキーマウンテンニュースは撤退しています。

——続く

委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
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【超訳チャールズ・ホスキンソン(08)】「経済的アイデンティティ」と「経済的価値」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第7回はこちら

――カルダノはどのようにして第2世代と向き合うのか? なぜ、分散化システムによって、個人が自分のアイデンティティの価値や運用を行う必要があるのか?

いい質問ですね。経済的アイデンティティは、誰かがやらなくては手に入らないものです。これは水と同じようなもので、経済的アイデンティティは、持つことができなければ死んでしまうくらい必要なものです。
アメリカのように先進国で生まれ育った人にはあまりわからないことですが、私たちの場合は、パスポートや運転免許証、ソーシャルセキュリティナンバー(日本でいうマイナンバー)や銀行口座、保険やローンなどが必要であれば、簡単に手に入れることができます。
これらを手に入れる権利を突然奪われてしまったら、「どうしたらいいんだ!」と大騒ぎをすることになるでしょう。どんなに素晴らしいビジネスアイデアがあったとしても、資金集めをすることができません。
私たちの国では「都市で仕事をするために車が欲しい、5-10年ローンでお金を貸してくれたら利子をつけて返すよ」と言えば、お互いの利益が合えば契約をすることができます。
経済的アイデンティティがなくては、こういったこともできなくなるのです。

アフリカでは、農業を機械化することで大きな発展をすることが可能ですが、どこに行っても農業用機械や農薬を購入できるような場所はありません。経済的アイデンティティがないためです。
このような状況はグローバリゼーションによって悪化していると言えます。現在は、カウンターパーティリスクによって、私たちの経済圏でビジネスができないだけではなく、グローバルにビジネスができなくなってしまうからです。
例えば、グローバルなビジネスの場面では、このような会話よく起こります。
A「私がプログラマーとして働きたいです」
B「いいですね! では、資格を見せてください」
A「セネガルの大学に行っていました」
B「うーん、そこっていい大学なのかわからないなぁ。じゃあ履歴書を出してください」
A「地元のAという会社で働いていました」と
B「うーん、そんな会社知らないなあ。この人を雇えばいいかどうかわからない」
といった問題が起きてしまいます。
また、グローバル市場では、給料を払う際にも問題が起きます。
国境を越えた従業員の給料の給料の15~30%に相当する金額が、国際送金で失われてしまうという問題も起きているのです。
これがこの地域の現実です。このような状況でビジネスができるでしょうか?もしお金が得られたとしても、戦争が起きてしまったら?気候変動が起きたら?大災害が起こったら?
彼らには保険すらありません。ちょっとした臨時収入があったとしても、すぐに消費されて残りません。
よいガバナンス、よいシステム、よい機関は、平均値を守ることが役割です。貧しい人を向上させ、裕福層から人々のために一定額を収めてもらいます。これが波の満ち潮のような効果を生み出します。
「経済的なアイデンティティを持てない」という状況は、その人が属するシステムがそれを提供しないことが原因です。
このような方程式の解を私なりに考えた結論は、「経済的アイデンティティは、必ずしも政府が提供する必要がない。マーケットが与えることができる」ということです。

例えば、これまで私たちは、中央政府が私たち自身のアイデンティティを提供してもらっていましたが、なぜ政府がパスポートを与える必要があるのでしょうか?
なぜエキファックス(アメリカの信用情報企業)がクレジットカードの認証を行う必要があるのでしょうか?
私自身が、自分自身のアイデンティティをコントロールできる仕組みを作って、それを有機的につなげ、それを他のシステムの人々への証明手段として使うことができるのではないでしょうか?
あなたが信用形成を行い、それを自分自身で管理することで、これらの問題を全て封じ込めることができるはずです。それこそが経済的アイデンティティであるはずです。

次に、経済的価値の話をしましょう。
なぜ、銀行だけがあなたの経済的価値をコントロールする権利があるのでしょうか。
地域政府に反対意見を述べた瞬間、銀行はボタン一押しするだけで銀行口座が凍結され、あなたは資産へのアクセス手段を失ってしまいます。
アメリカ政府が、誰かを逮捕した際に一番始めに何をするかというと、それがホワイトカラー(知的)犯罪だった場合、まず銀行口座を凍結します。お金持ちだったとしても、その瞬間に自己資産へのアクセス方法が絶たれてしまうのです。それでも、自分の権利を守るために政府と戦わなくてはいけません。
どのような人物であれ、そのようなことが起きます。中国のジャック・マー(アリババの創始者)を考えてみてください。彼は中国で最も裕福で力を持った人物の1人でしたが、共産国家に対して批判的なことをした瞬間、「3ヶ月ほどゴルフにでも行って消えてろ」と言われ、それに従って、そのまま死刑と同じような扱いになってしまいました。
オリガークス(ロシアの新興財閥)のように、プーチンの言いなりになっていれば素晴らしい生活ができますが、プーチンがお気に召さなくなれば、脱税した1500億ドルのムショ入り大富豪となってしまいます。
つまり、経済的アイデンティティは、「持つか持たないか」だけの問題ではなく、その価値を維持するための裏側のルールはどうなっているか、という問題も重視すべきです。

政治的な理由でそれを管理され、奪われるというのは、果たして平等だと言えるでしょうか?
ガバナンスとは、どのように意思決定をするかが全てです。
その点で言えば、企業にいたっては最悪です。例えば、CEOがイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのように素晴らしいヴィジョンを持ったリーダーの元で働ければ素晴らしいことだと思うでしょうが、ほとんどの人は愚か者CEOのために働いています。彼らの多くは、栄光の時代はとうの昔に過ぎ去ってしまったシステムのために働いているのです。HPの従業員やIBMの従業員などは寂しい思いをしているでしょう。私たちはこのようなことを散々経験しており、それが嫌になって企業する人は非常に多いです。

トップダウンではなく、ボトムアップで運営してみてはどうでしょうか?
CEOがない仕組みでは?
組合的な組織ではダメなのでしょうか?
優秀な人や実力のある人がトップになるような仕組みは? 誰かのコネや大株主などといった形ではなく。

カルダノの場合は、資金やアイデンティティ、ガバナンス投票システムなどは全て、全てプロトコルが管理します。
一般的にこうしたシステムの管理には膨大なコストがかかったり、国際間では通用しないものです。また、そのようなシステムは必ず「誰か」——「特定の企業」や「政府」が運営権限を持っています。

私たちは、これら全ての仕事をプロトコルで行おうとしています。ビットコインより、イーサリアムよりも多くのことを、可能な限り最低のコスト、平等なアクセス方法で行おうとしているのです。このようなシステム作りは「新しいエンジン」を生み出すことと同様に、非常に多くの新しいものを作り出さなくてはいけません。
そのために私たちはウロボロスや、PoSの仕組み、より分散化されたシステム、拡張UTXO、プルート、マーロウといった新しいシステムを次々と作り出しました。カタリストを使った全く新しい運営方式も創出しています。
ここまで来て、やっとスターティングポイントなのです。
正しいシステムを作ることができれば、これらは自分から発展していきます。
システムが、正しい革命的なファクターを持ち続ければ、それはビジョンに沿って自分で育っていきます。
どんなに貧しい人でもどのような場所に住んでいたとしても、このシステムにアクセスすることができれば、世界で最も裕福な人と同じ道具を使うことができるのです。
人類史上、このようなバリュープロポジション(価値提案)を与えるシステムは初めてのことです。
——続く

●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
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【超訳チャールズ・ホスキンソン(04)】「ビットコインの未来」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第3回はこちら

——サトシの正体に関してはどうお考えですか?
人を洞窟に誘う預言者が誰であっても、それは自身の宗教に即していることに変わりはありません。サトシ自身もそうでしたが、多くの神がそうであるように、サトシのエイリアス(存在)すでに死に、埋葬され、もう二度と戻ってくることはないでしょう。もはや誰も、「この人物がサトシだ」と証明することはできないからです。例えば、暗号鍵を盗まれてしまった場合と同じです。預言者が天に召されれば、誰もその人が預言者だったことを信じなくなるものです。
希望を求めた人たちは、一度それを司る機関への信頼を失えば、また新たな希望を探しにいきます。それは政府、宗教といったものから、コードやそうした文化への信頼へと移り変わったのです。サトシのように、新しい富や権力といった新たな経済秩序をもたらす十分な力を持った預言者や司祭が、そのような評価を受けることになるでしょう。
このようなマキシマリスト(過激派)の登場は予測しやすく、またプロジェクト全体にとって非常に危険です。なぜかというと、このプロジェクトは教育的な要素を持つからです。
このプロジェクトでは、分散化された価値を誰でも持てるということを証明することができます。世界中にテレポートしてそれを証明し、それから先に何ができるかというマインドセットをすることも可能です。
私たちは宗教を作り上げたいわけではありませんでしたが、人間が行う以上、そのようになってしまう可能性は否定できません。
「ウォーハンマー40,000」(SFゲーム)のように、宇宙に神の帝国があるような世界観ですね。大学に住み「尊敬はしてもいいけど崇めないでくれ」と言っていたような賢い人物が、死者の神として玉座に縛り付けられたとき、人々はまず最初に彼を崇めた、というエピソードがあります。サトシもこの作品の「死者の皇帝」のようになってしまったのです。
まあこれは仕方がないのですが、不幸なことに、多くの人がこのような猛毒に犯されてしまっています。
「イーサリアムはク●コインだ。イーサリアムは多くの人を暗号通貨に導いた? 関係ないよ。●ソコインであることは確かだ。ビットコインこそが本物だ」
私たちは6年もの間、プルーフ・オブ・ステークを研究し、イーサリアムよりはるかに優れたプロトコルを構築しました。私たちの視点だけでなく、主要学会や主要機関でもピアレビューを受けています。
「カルダノは使えない」「機能しない」「サトシのビジョンとは違う」と話す人がいますが、それはもはや理性的な会話ではなく過激な宗教です。
ユヴァル・ハラリ(「サピエンス全史」「ホモ・デウス」著者)の著作を読めば、人間が歴史的にどのような行動をしがちかがよくわかります。

——ビットコインは将来どうなると思いますか? 10年、20年後、ビットコインに関してどのような印象を持っていますか?

ビットコインは「価値があるから価値がある」という代物です。技術的なアドバンテージはまったくなく、もっと言えば暗号通貨の中で最も技術的に遅れた暗号通貨と言えます。
人を食い物にするリスクを持ち、「存在している」以上の価値はまったくありません。マイナーがいなくなれば価値は急落し、そうなれば全ての保険がなくなります。
もし他の暗号通貨がその立場を脅かし、ビットコインがその時に新たなイノベーションを起こすことができなければ、ビットコインは死ぬでしょう。
なぜなら他の暗号通貨がある以上、それをホールドしている意味がないからです。
その理由こそが、私たちがこれまで膨大な努力をしている理由でもあります。
カルダノでは、適切な運営システムを構築しています。なぜかというと、これまでの技術では、イノベーションを起こしたいと思った時にはハードフォークを行い「カルダノクラシック」や「カルダノキャッシュ」と言ったものを生み出す必要があるからです。
ビットコインは、「ブロックサイズ」や「システムパラメーター」というちっぽけな論争をきっかけに、初期から仕事をしていた多くの優秀な人々を失ってしまいました。
そんなちっぽけな問題で分裂するような組織が、どのようにして量子コンピュータや量子暗号の登場に対応できるでしょうか。どのようにしてスマートコントラクトが実装できるでしょうか。どのようにしてネットワーク構造の停止に対応できるでしょうか。レプリカモデルから分散化モデルへの移行はどうするのでしょうか? データを消去するときは?
ビットコインのブロックサイズがペタバイトまで達したら? NSA(アメリカ国家安全保障局)かGoogleしかそんなデータを扱うことはできません。
どう思いますか、この問題? ブロックサイズ程度の問題で揉めるような組織が、どうやってこのようなさらに重要な問題を決めることができるでしょうか。
このような問題は、サトシが考えていたことより遥かに先の問題です。ユダヤ人の集団に対して「イエス・キリストが救世主だ。まったく新しい宗教なんだ」と諭すようなもので、そんなことをは不可能なことです。このような問題というのは共存するのだと受け止めなくてはいけません。
システムが停止したとき、数千の花が咲き開きます。大多数の木がしおれたとき、巨大な何本かのオークが立ち、古いシステムから置き換わります。新しいシステムは全ての良い面を吸収し、悪い特徴は切り捨てます。
ブロックチェーンの構成は残り、ビットコインがもたらした「お金のメール化」という取引形態は定着しますが、そこにスマートコントラクトや分散化運営システム、相互運用可能モデル、グローバルな高速運用、プライバシーといった追加機能が導入されるでしょう。
それは、萎れてしまった花にはなかった特徴ですが、2つの種類が融合して出来上がった新たな可能性です。まさにダーウィン的なシステムです。
こうした作用がすべての人々の利益になるでしょう。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(03)】ホスキンソンが暗号通貨を始めたきっかけとは?

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第2回はこちら

――あなたの経歴についてお聞かせください。暗号通貨業界に来たきっかけは?

私はもともと数学の教授になりたいと思っていました。よくいる、クレイジーな感じのすごい数学者にね。でも、数学の教授になるためには、大学特有の官僚的な組織体制や、全く数学と関係ないにも関わらずアカデミックキャリアを維持するために必要な作業などに対して、とてつもなく寛容でいなくてはいけません。10年間勉強して、その後教授の跡を追いかけて…みたいな。
そのようなことのために10年、20年と費やしたいとは思わなくなったんです。
私は、問題解決という作業が好きなんですよね。数的問題やゴールドバッハ予想などのような、数学的に解決されていない問題などの研究などを解決することです。
そういう問題については、本を出版することなどもあまりできません。なかなか解決することができない問題ということもありますから。何かのきっかけで解決することができるかもしれませんが、それは宝くじを引くような運の要素も強い問題です。
そう考えたとき、将来の10年をそういうことに費やすよりも、全く別の世界の問題を解決する方に興味が湧いてきたのです。私自身、大学政治には全く興味がなかったので。
エゴによって構成されたシステムの中にいるのではなく、全く別の世界に身を置きたくなったのです。

ビットコインとの出会い

そのため当時は、道に迷ったような感覚でした。そこで興味が湧いたのは、P2Pソフトウェア、オープンソースソフトウェア、フィロスムーブメント(注:Philos Movement、アフリカ系アメリカ人の人権運動)などに強い関心が出てきたのです。いうなれば、サイバーパンクやオーストリア的な感覚でしょうか。
そのようにしてソフトウェアのスキルを学んだり、関連の論文を読んだりしているうちに、ビットコイン(チーム)が接触しやすい立場に向かっていたんです。
私自身がビットコインの名前を知ったのは、2010年(本当は2008?)ごろでした。
当時、「スラッシュドット」(IT関連がテーマの掲示板)で、ビットコインの論文や話題が大きな関心ごとでした。
最初にビットコインの論文を読んだとき、「面白いな。でもうまく機能しないだろうな」と感じました。
なぜそう思ったかというと、「鶏が先か、卵が先か」と同じような問題が「ネットワーク効果と安定性」の観点から言えたからです。(注:ネットワーク効果=製品やサービス利用者が増えるほど価値が高まること)
つまり、安定性を考える前にネットワーク効果によって価値を高めなくては意味がない一方で、安定性が向上しなくてはネットワーク効果が高まらないという問題です。
とりあえず作って誰かから関心を集めたとしても、システム不具合があると信頼性が毀損し関心が薄れてしまいます。これはビットコインにも言えることだったのです。
ビットコインでは、クロスファイアネットワークを組んで、何GBかのPCを使って、1.5ギガハッシュくらいをマイニングしたと思います。今となってはものすごい額になるでしょうね。今なら400万ドル(4億円)くらいでしょうか。それを全部、Xbox360を買うために使ってしまいました(笑)
ビットコインの状況が大きく変わったのは、キプロス危機(2013年)がきっかけでした。この時ビットコインが240ドルほどまで上昇し、ネットワーク効果が出てきた、ということをはっきりと認識することができました。これによって信頼性が高まり、ビットコインは簡単にはなくならないものになったと自覚しました。
そこで、これを人に教えるために「ビットコイン どうすれば暗号通貨を始められるか」という無料のコースを開催しました。これには数千、数万という生徒がやってきました。現在は70~80万人くらいの規模になっています。
あるとき、中国人のお金持ちの投資家が「50万ドルあげるから何かやろうよ」と声をかけてきたんです。「いいねぇ、でも、誰にでもそうやって声かけてるんでしょ」と返したら「いやいや本気だよ」というので、真面目なビジネストークを始めました。これがこの世界に入ったきっかけと言えます。
私はいくつか会社を立ち上げ、イーサリアムでよく知られていますが、プロフェッショナルキャリアとして一番成功したのは現在の会社(IOGlobal)です。
立ち上げて6年間、300人と一緒に仕事し、カルダノを生み出しました。またIOGは、暗号通貨業界で最も大きなリサーチグループとなりました。95の論文をまとめ、学会では10000以上もの引用がされています。
そのため、この6年間は本当に人生の中で最も楽しい時間だったと言えます。この業界にいること、その一部であること、ここで仕事すること全てが楽しみです。
——続く
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