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カルダノ(ADA エイダ)のステーキングが1分でわかる記事

カルダノ(ADA)価格がついに50円を超え、本格的な上げ相場の兆しが見えてきました。
前回投稿した「カルダノが5分でわかる記事」も、価格上昇に合わせて多くの方に読んでいただいています。
しかし、せっかく買ったADAをすぐにトレードで回転ばかりしていませんか?
トレードをすることで多くの利益を生み出すことも可能ですが、価格が大きく動く相場の最中にトレードを行うのは、大きなリスクもともないます。
実は、カルダノのホルダーの約70%が、「ステーキング」という「トレードをしないでADAを増やせる方法」で、着実に資産を増やしています。このステーキングこそ、現時点でカルダノの価格の大きな下支えになっていると言えます。
本稿では、トレードをしないでADAを増やすための「ステーキング」について紹介します。

年利5%が得られる、カルダノの「ステーキング」

カルダノの場合は、「ステーキング」を行うことで年間にして約5%分のADAを利息て受け取れるシステムで運営されています。
例えば、1万ADAをステーキングすれば、ADAを持っているだけで500ADAを受け取ることができます。
その仕組みをわかりやすくまとめると、次のようになります。

カルダノのステーキングまとめ
①取引所などでADAを購入する。
②カルダノの公式ウォレットアプリにADAを送金する。
ダイダロスウォレットヨロイウォレット
③ウォレットアプリの「委任(delegation)」から「ステークプール」を選ぶ。
④選んだプールに資金を「委任する(delegate)」。
以上のフローを行うことで、リスクの高いトレーディングをすることなく、委任から3エポック後(約15日後)に、委任量に応じてADAによる報酬を得ることができます(その後は5日ごとに報酬が得られます)。
銀行に預けているような感覚で、年間5%程度の「利息」が得られるのが「ステーキング」の魅力です。

どうして「ステーキング」で利息がもらえるの?

実は、カルダノのステーキングで得られるADAは「利息」ではなく「リワード(報酬)」と呼ばれます。
これは、ステーキングプールに「委任」を行うことで、一般のホルダーもブロックチェーンの運営者になれるからです。
そもそも「ステーキング」とは、英語の「stake(出資)」が元々の言葉です。あるプロジェクトに出資するなど利害関係がある人や企業を「ステークホルダー(stake holder)と言ったりします。
カルダノの場合、各ステーキングプールがホルダーの信任を得て、代理でブロックチェーンを作成するという考え方で運営されています。
トランザクションの発生時には送金者が手数料を支払いますが、その手数料は次のようなフローで処理されます。

①手数料をネットワークに送金
②カルダノの「リワードポッド」に一旦保管
③リワードポッドに集まった資金の中から、一部を開発資金(トレジャリー)に確保される
④残った大部分の資金が「ステーキング報酬」としてプールオペレーターとホルダーに配分される

このとき、ステークプールは「ADAの委任量に応じた回数、ブロックの作成権を得られる」ため、一般ホルダーの方から委任されたADA量が多いほど、リワードを多くもらえます。
そのためカルダノのブロックチェーンは、プール運営者だけでなく、プールオペレーターを選ぶ権利を持つ、ホルダーの皆さんの役割も大きいと言えます。
ADAを所有して信頼できるステーキングプールに「委任」をすることで、健全なブロック作成に貢献でき、ホルダーの皆さんもリワードを受け取ることができるのです。

カルダノのステーキングQ&A

 Q1:ステーキングをするには、ADAはいくら必要なの?  A1:委任をするために、約0.17ADA程度の登録料が必要です。最低委任量は10ADAから。少額でのステーキングができます。
 Q2:プールにADAを送金するんですか?  A2:いいえ。カルダノのステーキングでは、ステーキングプールに1ADAも送金せず行うことができます。つまり、安全性の高いヨロイウォレットやダイダロスウォレットで資金を保管しながら、ステーキングを行うことができます。もちろんその間、そのアカウントのADAを使って売買することができます。
カルダノのステーキングでは、「1ADA」=「1投票権」というイメージがわかりやすいでしょう。皆さんの「得票数(ADA)」をステーキングプールに「委任」し、ブロック生成権を勝ち取ります。あくまで権利を委任するため、権利自体は常にホルダーのものです。
 Q3:ステーキングすると、定期預金のような「ロックアップ」があるのでは?  A3:ありません。ウォレットのADAは、いつでも自由に出し入れすることができます。カルダノでは、ブロック生成のスケジュールを5日ごとに「エポック」という単位で区切っています。委任したADA量の記録は2エポック前の記録で運営されているため、ADAを決済で使いながらステーキングを行うことが可能です。
 Q4:え? つまり、デメリットってないの?  A4:思いつきません(笑) 個人的には、ADAホルダーであればステーキングをしないと損だと思います(汗)
あえてデメリットをあげれば、「BTCなどに交換しようとしたときに一度取引所に送るのが面倒」というのがあげられます。それでも、送金は他の暗号資産よりずっと高速です。
 Q5:委任先は、どうやって選べばいいの?  A5:委任先は、ダイダロスウォレットやヨロイウォレットから選ぶことができます。
「賢いステーキングプールの選び方」は、次の記事でまとめています。
プール運営者が教える「ステーキングプールの選び方」
委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
COFFEの活動を応援いただける方はぜひ、COFFEへの委任をいただけたらと思います!
NAME:CoffeePool☕️
Ticker:COFFE
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ステーキングプール運営のメリット、デメリット【カルダノ】

知識ゼロからカルダノのステーキングプールを始めて、およそ5エポック(1ヶ月弱)過ぎました。
前回の「ただのフリーライターがカルダノのステーキングプールを始めた理由」では、おかげさまで多くの方から好評をいただきました。
しかし、実際に構築まで足を踏み出すには、少なくないお金と時間の投資が必要となるため、メリットとデメリットをしっかりと見極める必要があります。
そこで、一般ホルダーとしてSPOを立ち上げて約1ヶ月たった経験から見た、ステーキング運営のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

メリット①成功すれば報酬が増える

やはり大きなポイントとしては、報酬(リワード)の増加というメリットが一番だと言えます。委任が増えてブロック生成が安定してくれば、格安の手数料設定でも保有ADA量で委任した場合より報酬が増えます。
ステーキング報酬の計算は複雑なプロセスですが、わかりやすいイメージを見つけたので紹介します。

【報酬の計算方法(こちらを参考に作成)】
まず、下記の場合を想定します。

【条件】
・委任者が1人(と運営者が1人)
・運営者と委任者のADA所有量が同じ
・あるエポックのリワード報酬の総量が「₳1340」だった場合

①エポックの成績でリワードの総量が決定
(例として総報酬:₳1340とする)
②総量から固定費を運営者に分配
(総報酬=₳1000、運営者報酬₳340)
③②の残りからマージン分を運営者に分配
(マージン5%の場合、5%=₳50→運営者報酬₳390)
④③の残りのリワードを、委任者と運営者全員で分割
(委任者と運営者が2人で同額ステーク数の場合、各₳475)
⑤④と③の合計が運営者報酬
(委任者報酬₳475、運営者報酬₳865)

このようにして考えると、小さなステークプールの場合、固定費がほぼ大きなウェイトを占めているようです。運営者報酬はこのように計算されますが、さらに計算しやすいように、マージンを0%、最低固定費₳340として「最低固定費だけで、どれだけの報酬になるか」を考えてみます。

【マージン0%、固定費が1エポックあたり₳340の場合】
・1ADA=100円の場合 固定費340ADA=約34,000円   →月20,4000円相当の追加報酬
・1ADA=300円の場合    固定費340ADA=約10,2000円 →月612,000円相当の追加報酬
(*一月あたり6エポックとして計算)

あくまで毎エポックで1ブロックを生成できる(委任料が₳300万以上)場合、2021年8月23日現在の価格基準である300円で61万円の固定費を受け取ることができます。現在はレートが上がり、平均年収を大きく超える利益になる計算となっています。
一般的なクラウドサーバーのコストが月間で3〜4万円弱程度(年間40万程度)なので、「ADAレートが持続し継続的にブロック生成できれば」利益率は非常に高いと言えそうです。

メリット②カルダノのコミュニティの「メンツの凄さ」がわかる

長期ホルダーにとって最も大切なこととして、「投資先がちゃんと稼働しているか」は非常に重要な指標となります。
プール運営者として参加することで、同業者プールの方々と繋がりを持ち、最新情報に直に触れる機会を増やすことで、「コミュニティの健全さ」を常にチェックすることができます。
個人的な感触としては、プール運営を通して「カルダノコミュニティの人たち、凄すぎ! 親切すぎ!」と、握力が猛烈に強まりました。
カルダノの「プール運営者」となってみると、国内外のエース級の先輩たちと簡単に繋がることができ、助け合いの精神に満ちていることに気付かされます。
さらに、カルダノコミュニティでは、単純なアドバイスだけでなく有志が独自開発したツールを他のプールに無料で共有しており、そのツールがとてつもなく便利で、運営者たちの必須アイテムになっています。

↑プール運営者が使う「gLiveView」というツールは、「AHLNET」を運営するOla Ahlman氏が開発し無料公開しています。SPOは足を向けて寝られません……。
そのほか、現在のカルダノのステーキングプールの状況を分析できる「pooltool」や「adapools」、「pool.pm」などのWebサイトは、すべて有志たちの手によるサービスです。このほかにも多数のツールがプール運営者によって開発・共有され、すべてプール運営者全員の助けとなっています。
このようにカルダノコミュニティには「自分の利益を度外視したオープンな空気感」があり、イチホルダーとしての握力も大きく強まりました。

メリット③Linuxの知識が(嫌でも)身につく

これは当然ですが、プール運営にはLinuxの知識が必須なので、プール構築だけでなく、さまざまな手続きでひたすらコマンドを入力します。
ダイダロスウォレットでは、ADAを送る際はアドレスとパスワードを打つだけで、1分とかからず送金することができます。
その一方、ステーキングプールから送金する場合は、1つ1つのプロセスをコマンドで行う上に、一度オフラインのPCを介した作業まで発生するため、送金手続きだけでも結構な手間がかかります。
そのため、通常稼働しているだけで嫌でもLinuxの知識が身につきます。
将来、もしかするとプール運営以外でも、役に立つことがあるかもしれません。

デメリット①委任が少ないとリワードが保証されない

大きなリワードが期待できることがメリットの一番手でしたが、リワードが入らなければ赤字になってしまうデメリットがあります。
まず、初期コストの回収には2エポック分のブロック生成が必要です。ステークプールを開設するには、登録料としてカルダノブロックチェーンに₳500収める必要があります。これは2021年8月24日のレート(320円換算)で言えば約16万円。うまくいくかわからない個人の新規参入としては、かなりハードルが高い費用です。
リワード報酬の増加が見込めるプール運営ですが、委任量が「₳1M以下」の場合、「ブロック生成ゼロ」つまり報酬ゼロとなるエポックの確率が高くなります。
「ホルダーとして委任していれば、毎回ちゃんと報酬が入るのに……」と、どうしてもプール運営のモチベーションが下がる一因となってしまいます。
通常のホルダーであれば、信頼できるプールに委任すれば、あとは放置しているだけで効率よくリワードを得ることができます。一方、小さいプールの運営者の場合は常に「今回は報酬ゼロになるんじゃないか」という恐れがつきまといます。
サーバーは動いているのに報酬がゼロということになれば、プール運営のコストが月間2〜3万円なので、ADA=300円の場合、3ヶ月に1ブロック以上は生成しないと赤字になるリスクを負います(レートが上がり以前より損益分岐点が下がりました)。
これが難しくなると、プール撤退も視野に入ってしまいます。
ちなみに、CoffeePoolは現在3基のリレーサーバー&1基のBPサーバーで稼働していますが、月間で約6万円程度のコストがかかっています。スマートコントラクトが実装後は、更なるコスト増加が予想されています。
また、価格が上がり難易度が下がったものの、ADAの取得単価も高くなったため安定したブロック生成を行う委任量である「₳200〜300万」を集めることが困難になってきています。
ホールド量によっては、ホルダーとしてステーキングをする方が安定する可能性も十分にあります。

デメリット②ハマると時間が無尽蔵に消費される

プール運営は、良くも悪くもLinuxとの戦いです。いったんエラーにハマると、解決するまで放り出すことができません。
クラウドサーバーの場合、一度サーバーを起動させると有料になるので、焦って立ち上げようとしてまたエラーにハマる、という負のスパイラルに陥ってしまうことも。
LinuxやPCの扱いに長けた人であれば苦にならない作業でも、普通の一般ユーザーにとってはかなりの苦行になる可能性があります。
PCが苦手と感じる方の場合は、プール維持に膨大な時間を消費し「努力対効果が薄い」と感じるかもしれません。
日常の仕事などの合間に構築する場合は、ある程度シュミレートをしておいた方がいいかもしれません。ちなみにですが、私の場合は
入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ」(奈佐原顕郎 著、講談社)
が、Linux初心者にわかりやすくとても役に立ちました。未経験から初めてみたいという方は、ぜひ読んでみてください。

デメリット③GOXのリスクがある

最も大きなリスクは、オペレーターを行うことで、GOXするリスクが増えることです。
ダイダロスやヨロイウォレットはセキュリティ面が強化されたソフトウェアですが、ステーキングプールの場合、セキュリティ管理はより自身に責任があります。
自身のサーバーに不正アクセスされた場合や、運営用のキーファイルの管理ミスで、誓約金を失ってしまうことがあります。すでに、誓約金を失ったプールがあることがTwitterなどで報告されています。


「急に誓約金が下がったけど、どうしたの?」
「質問ありがとう! あるプールが600K分のADAを盗まれたらしく、リスクを下げるためにプレッジ金額をダイダロスに動かしたんだ」ーASTRA(coffeepool和訳)

このように、プール運営者は、さまざまなメリットとデメリットの両面に向き合いながら、日々のブロックを生み出しています。
これらの要素をしっかりと天秤にかけて、ご自身の投資スタイルにあった方法でADAのステーキングを楽しみましょう!

 

委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
COFFEの活動を応援いただける方はぜひ、COFFEへの委任をいただけたらと思います!
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