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カルダノがチェーンリンクとの提携を発表!(声明和訳)

2021年9月26日(日本時間)に行われたカルダノサミットにて、チェーンリンク(Chainlink)とカルダノの提携が発表されました!
この驚きの発表をクイック日本語訳でお届けします。

————————————
DeFiとRealFiの可能性の核心は、ブロックチェーンベースのピアツーピア技術を用いて、オラクルやスマートコントラクトを用いて信頼性と透明性のある金融商品を構築することにあります。

本日のカルダノサミットにおいて、私たち(IOHK)は、開発者がカルダノDeFiアプリケーション用のスマートコントラクトを構築することを支援する、Chainlink Labsと新しくエキサイティングな戦略的コラボレーションを発表しました。

実社会のデータベースへのアクセスは、Chainlink社の分散型「オラクル」ネットワークを通じて提供されます。このネットワークは、改ざん防止された高品質の外部データをブロックチェーンに提供し、選挙結果、スポーツ統計、暗号通貨レートなどのデータセットを中心に「スマートコントラクト」の実行を可能にします。また、気象データの提供も非常に有用な例となります。

Chainlink Labsは、サハラ以南のアフリカでパラメトリック保険を実現しようとしているFinTechスタートアップ企業と協力しています。安全で、検証可能で、堅牢な気象データは、このようなパラメトリック保険契約に必要な重要なインプットです。

Chainlinkは、あらゆるブロックチェーン上でハイブリッド・スマートコントラクトを動かすためのオラクルサービスを提供しています。

Chainlinkのオラクルネットワークは、スマートコントラクトが任意の外部APIに確実に接続することを可能にし、安全なオフチェーン計算を活用して機能豊富なアプリケーションを実現します。Chainlinkは現在、DeFi、保険、ゲーム、その他の主要産業において数百億ドルのセキュリティを確保しており、グローバル企業や大手データプロバイダーに、あらゆるブロックチェーンへのユニバーサルゲートウェイを提供しています。

Cardanoの優先的なオラクルソリューションとして、ブロックチェーンを利用する開発者は、Chainlink社の機関レベルのデータをスマートコントラクトにフィードすることができるようになります。

市場価格のフィードに続き、Chainlink社の他の分散型サービスのサポートも予定されています。スポーツデータは予測市場に、気象データはパラメトリック保険商品に、検証可能なランダム性はゲームやNFT(ノンファンジブル・トークン)などのデジタル収集品に使用されます。

IOHKとChainlink Labsのコラボレーションにより、豊富で安全なデータへのアクセスが可能となり、DeFiが約束する、より低コストで包括的なグローバル経済システムの構築に貢献します。

最初は、リアルタイムの市場価格の情報フィードがカルダノにリンクされます。順次、スポーツや天候に関するデータフィードが追加され、保険やゲーム、NFTでの利用にも対応します。

IOHKの創業者であるチャールズ・ホスキンソン氏は次のように述べています。

「オラクルは、現実世界のデータをCardano上でアクセス可能にするために不可欠であり、DeFiアプリケーションなどの高度なスマートコントラクトをサポートします。

IOHKは、カルダノ上で有用なソリューションを構築するための最も安全で堅牢なツールを開発者に提供することを約束しており、市場をリードするChainlink社のオラクルソリューションを統合することは容易な選択でした。

チェーンリンクのプライスフィードを統合することで、カルダノ開発者の市場投入までの時間が短縮されるだけでなく、カルダノのDeFiエコシステムの安全な基盤が確立され、世界中のユーザーからカルダノがより信頼されるようになるでしょう」

Chainlink社の共同創業者であるセルゲイ・ナザロフ氏は次のように述べています。

「カルダノのブロックチェーン上でChainlinkのネイティブサポートを確立し、DeFiなどの市場への次のステージの成長をサポートすることで、我々の豊富な経験と専門知識を活用できることを嬉しく思います。Webアプリケーション開発におけるプログラミング・インターフェースと同様に、Cardano上でDeFiアプリケーションを構築する開発者は、Chainlinkの価格フィードをスマートコントラクトにプラグアンドプレイすることで、堅牢なセキュリティとアップタイムを維持しながら、幅広い資産の高品質なリアルタイム価格データに素早くアクセスできるようになります。最終的には、カルダノの開発者が次世代アプリケーションをより早く、より安全に構築できるようになります」

Chainlink Labs社のHead of Blockchain PartnershipsであるNiki Ariyasinghe氏は次のように述べています。

「私たちは、カルダノのエコシステムに多大な敬意を払っています。Chainlink社とCardano社のエコシステムの間には、非常に多くの敬意があります。クロスチェーンの相互運用性も長期的な目標です。これは、異なるチェーン間の橋渡しを可能にし、マルチチェーンの世界を実現するためのフレームワークです。これは、カルダノのエコシステムとも協力していきたいと考えています」

参照: Chainlink oracles for real-time market data Cardano to integrate Chainlink oracles for real-time market data

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カルダノ(ADA)ステークプールの選び方-プール運営者がやさしく解説

こんにちは! カルダノのステークプール「COFFE(Coffee Pool)」管理人です。
一介のADAホルダーだった私がステークプールを運営するようになり、ホルダー時代とはステーキングに関する考え方がガラリと変わりました。
「委任先の選び方がわからない」という方もまだまだ多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「(駆け出し)オペレーター目線で見た、委任先の選び方」を紹介したいと思います。

ホルダーが、委任をするときにやりがちなこと

オペレーターを初めて痛感したのが、イチホルダーだったときに「委任先の選び方がまったく分かっていなかった」ということです。
私の場合、ダイダロスウォレットで表示されるランキングを見て「マージンが低くて飽和してない、ランクが高いプール」を優先して選び、委任した後の1〜2エポック後の報酬を見て「このプールはちょっといまいちだから、次のプールにしよう」と、別のプールへ移動していました。
しかし、こういう選び方は完全に間違いでした(笑)
プール運営を開始して気づいたことですが、プールの運営状況はさまざまな要素で読み取ることができ、それを使うことで自分のスタイルにあったステーキングライフを楽しめるのです。

「ダイダロスランキングだけ」で決めるのはNG!

ダイダロスウォレットのランキングは、一見すると優秀なプールを簡単に選べる、役に立つ機能です。
しかし、実はこのランキングは、リワード報酬とは無関係に設定されており、これを参考にしてもリワードは増えません。また、上位のプールに委任が集中してすぐに飽和点に達してしまう傾向があるため、多くのプールオペレーターが「委任の集中を招いている」と問題視しています。


↑「大きな問題なのが、ダイダロスのランキングです。どうしても、100位のプールよりもランキングがトップのプールの方が心象が良くなってしまいます。1つのウォレットから複数の委任ができないことが、分散化の弊害になっています。(BEAVR)-COFFE和訳
ダイダロスウォレットを使って委任する際は、ランキングに拘らずに選わらずに、プール情報をしっかりと見極めることがROA(₳配当)を多くゲットするための秘訣です。

ブロック生成が多いからといって、配当が多いわけではない?

これは現在検証中ですが、大手プールに委任していたエポックより、【COFFE】で1ブロックを生成したエポックの方が配当率が上でした。
大きいプールだからといっても、必ずしも報酬が増えるとは限らないようです。

委任量が多く、飽和点から遠いプールを選ぶ

ステークプールを選ぶ際は、「そのプールが安定してブロックを生成しているか」は大きなポイントです。ここで気をつけたいのが「委任量が多いプールが、ブロック生成数が増える」という点です。
どんなにプログラミングの腕が良いオペレーターでも、委任量が少なく「LUCK(運)」を引けなければ、エポック内の生成数が「ゼロ」になってしまいます。
COFFEのような小さなプールにもチャンスが巡ってきましたが、小さいプールは「LUCK(運)」の要素に大きく左右され、生成のチャンスは安定しません。やはり、委任量が大きければ大きいほど、LUCKに大きく左右されずにコンスタントにブロック生成ができます。
委任プールを選ぶ場合は、委任量が多いプールを優先することで、安定したステーキング報酬が得られることは間違いありません。
一方で、カルダノでは1つのプールに委任量が集中することを防ぐため、Saturation(飽和点)が設定されています。委任ADAの量が増えすぎ、飽和点を超えてしまうと報酬が激減してしまいます。
そうなってしまうと利益が大きく損なわれるので、「委任量が多すぎるプール」も委任候補から排除する必要があります。
結論としては「委任量が多く、飽和点から遠いプール」を選ぶことが基本方針となります。

オペレーターがオススメする「委任プールの選び方」

しかし、単純に「委任量が多く、飽和点から遠いプール」という見方だけでは、なかなか適切にプールを絞ることはできません。
プール選びの大きなポイントとしては、プール情報サイト「adapools.org」や「pooltool.io」などのデータが大きな参考になります。
プールオペレーターであればこの2つのサイトを必ず毎日確認していますが、一般ホルダーの方にはまだまだ認知されていないのではないでしょうか。
(特に、pooltoolは、日本円での税金計算が一発でできるので要チェックです!!!)
しかし、本サイトに掲載されている情報は専門用語が多く、一般ホルダーの方にはちょっとわかりづらいので、各指標の読み方を紹介します(下記はadapoolの指標)。


・Saturation (飽和点): 委任量の飽和点までの割合。飽和点に達する(100%になる)と、すべての委任者への配当が大きく減少します。
・ROA(M): Return Of Ada。月間成績から見た「配当割合」。数値は年間利回りに計算し直しており「ここ1ヶ月でのパフォーマンスが続いた場合の年間の利回り」を意味します。
・ROA Lifetime: このプールの全データから算出した年間利回り。基本的にこの値が高いプールが狙い目です。
・Live Stake: 現状での委任ADA総量。委任されたADAは即座にそのエポックに影響を与えるわけではありません。そのため、将来的に有効になる委任ADAの総量を意味します。
・Active Stake: 現在のエポックで有効となる委任ADA量。現行のエポックでは、この値を基準にしてブロックリーダーが割り振られていることを意味します。(LiveよりActiveが多い=委任が減っている、Liveの方がActiveより多い=委任が増えている)
・Estimated Blocks in Whole Epoch: 各エポックでの予想ブロック生成数。各エポックで最低1個は生成しないと報酬が得られないため、確実に報酬を得たい場合は、基本的に2個以上のプールを選ぶとギャンブル要素が少ないプールです。
・Block Trend: 直近のブロック生成実績です。できるだけ安定して生成している方が、今後の運営も期待できると考えられます。
・Lifetime Blocks: このプールがこれまで生成したブロック数です。多ければ多いほど、経験豊富なプールだと言えます。

委任先を簡単に決めるなら、ROAと委任量がカギ!

「ちょっと数値が多すぎてむずかしい!」という方のために、手っ取り早く選べる方法を紹介します。
上のデータにある「BPE(各エポックでのブロック生成数)」と「Stake(ステーキング量)」の関係を見てみましょう。
このデータからは、大まかにいって委任量が数百万ADA以上のプールであれば、各エポックで1〜2ブロックを生成しているということが見て取れます。
また、当プール「Coffee Pool」では2021年2月6日時点で、270万ADAの委任をいただいていましたが、Adapoolsの「各エポックの予測ブロック生成量」で1個以上が88%となっています。

この数値から、250万ADA以上程度の委任があれば、比較的安定してブロック生成ができるということができます。
また、「ROA/Lifetime(最新のROA/これまでのROA)」では、そのプールに委任した場合の年利を見ることができます。この値が高ければ、委任量やブロック生成数を見なくても、短期目線での利回りが良いプールだと判断できます。
一見すると、大きいプールに委任したくなるのが心情ですが、小さなプールには「飽和点までかなりの余裕がある」というメリットもあります。
ついついROAが高ければ良い、と結論を出したくなりますが、なかなかそうとは言い切れないようです。ROAについて、もう少し検証してみました。

ROAの計算方法の考え方は?

ステークプールの運営経験を重ねながら、他のプールなどのデータを分析したところ、ROAにおける1つの仮説が浮き彫りになりました。
各ステークプールの運営データから、ROAの計算式について分析したところ、次のようなことがわかりました。

ROAの(ざっくりとした)計算方式
①LUCK=各エポックのブロック生成数÷予測ブロック生成数
②ROA=約5.35×LUCK

長期的には、大体ROA=5.35の範囲におさまる?
これをわかりやすくするために、次のプールの実績データを見てみます。
【あるプールのブロック生成数とROAの実績】
次の表は、あるプールのROAのデータから、基準点となる「係数X」を割り出したものです。

エポック

ROA

生成数/予測生成数

LUCK

係数X

245

4.419%

17 / 20.4

83%

5.324%

244

5.595%

20 / 18.9

106%

5.278%

243

5.766%

20 / 18.5

108%

5.339%

242

6.454%

22 / 18.3

120%

5.378%

241

6.04%

20 / 17.8

112%

5.393%

このデータは、プール情報サイト「adapools.org」で確認することができますが、ROAは「予測生成数を基準に、どれだけ多く(少なく)生成したか」で決まるということが言えるようです。
つまり、上の表でエポック245では、
LUCK=ブロック生成数÷予測生成数=17/20.4=83%
ここで、LUCKがROAと何かしらの関係があると仮定すると、
ROA(4.419)=LUCK(83%)×係数X
という仮定ができます。
つまり、
係数X=0.83÷4.419=5.324
という仮定が成り立ちます。
この計算式をもとに、各エポックでの係数Xを計算すると、上の表のようになります。
この平均値をとると、係数Xの平均が5.34程度になります。
他のプールのデータをいくつか取りましたが、ざっくりと係数はこの辺りにまとまるようでした。
マージンなどの関係性などを含める必要性があると思われますが、正確かはまだ検証中ですが、「5.34あたりの係数を基準に、ブロック生成数と予測生成数の割合(LUCK)でROAが決まる」ということは言えそうです。

長期目線だと、実はROAは変わらない?(2021/2/12追記)

このROAの計算式から何がわかるかというと、「長期目線だと、ROAは大体同程度に落ち着く」と考えることができそうです。
・小さいプールの場合
ブロック生成数=2、予測生成数=3の場合、LUCKは67%、ROAは3.5 となり、一見大幅に落ちてしまいます。しかし、
ブロック生成数=4、予測生成数=3であれば、LUCKは133%、ROAは7.11 となります。
ここでのROAの平均値は5.30 で、おおよその基準である係数X(5.34)に近い値になります。
(係数の値は、マージンや固定費で上下する可能性あり)
このようにして考えると、大きいプールでも小さいプールでも最終的な年利は近い値になる、ということができるかもしれません。

保有量に合わせて「委任戦略」を考えよう!

ROAの検証では「長期的には同程度のROAに落ち着く」という可能性を紹介しました。
では、ROAをどのように活用するかというと「継続的に一定期間、健康に運営しているか」ということをみることができます。
プールを運営してみるとわかりますが、ブロック生成数は「ステーク量に応じてランダムに割り振られる」ため、プール運営側の努力があまり反映されません。つまり、プール運営者の頑張りにかかわらず、そのエポックでの実際の生成数は増えたり減ったりします。(運営者のミスで生成のタイミングを逸してしまったりすることはあります)
そのため、どうしても各エポックでROAは増えたり減ったりします。
ROAから何が言えるかというと、「長期間しっかり運営していれば、ROAが係数に近づいて安定してくる」ということができそうです。
つまり、極端に高いプールは、
・設立してからまだ2、3ヶ月以内の新しいプール
極端に低いROAのプールは、
・飽和状態で利率が悪いプール
・まともに稼働していないためROAが低いプール
・マージンが高い?
という見方ができるかもしれません。いくらROAが高く手数料が多いプールでも、飽和点に達してしまえば報酬はグッと下がります。
これらを想定に入れながら、どのような委任先を選べば良いかを考えてみましょう。
もちろん、あなたの保有量や投資スタイルによって、ステーキングのプランも変わります。

「自信の保有量」に合わせた委任先の選び方

 ・1〜数万ADA単位のホルダー  比較的自由に委任先を選べる保有量です。飽和直前のプールでなければ、自分の委任によってプールが飽和点に達するリスクはほぼありません。長期目線で言えば飽和率90%のプールは避けるべきですが、飽和直前のプールでなければどのプールに委任しても安定した報酬が得られるでしょう。
 ・数十万ADA単位のホルダー  委任によって飽和点に達するようなリスクは少ないものの、短期的には80%に近いプール、長期的には60%以上のプールは避けた方が懸命です。小さなプールであれば委任によってブロック生成に影響を与えることができるため、短期的にも安定した報酬が得られそうです。100万以下のプールに委任すれば、大きな支援効果があります。
 ・100万〜200万ADA単位のホルダー  委任によって将来的に飽和点に達するリスクが比較的高くなるため、60%以上のプールは避けましょう。小さなプールに対しては、委任することでブロック生成が劇的に向上するため、100万以下のプールであっても「0ブロック」のリスクが大幅に減少し短期的な報酬量も安定します。
 ・300万ADA以上のホルダー  委任によって飽和点に近づくので大きいプールへの委任には注意が必要です。また、1人でも安定したブロック数の支援が可能になるため₳10M以下の小さなプールでも短期報酬が安定します。真面目に活動しているプールであれば、指標を気にせず委任しても長期的に安定したステーキングができるでしょう。

やっぱり、「長期的な信頼」がポイント

以上のことから考えると、やはり
長期的にしっかり運営してくれるか
が大きなポイントだということができそうです。
ステーキングを始めたばかりのときは、どうしても短期的なROAにこだわり、「ダイダロスの上位プール」や「ROAがやたらと大きいプール」に委任しがちかもしれません。しかし、長期的にみると、次のようなことが言えそうです。
・ダイダロス上位→人気集中で飽和点に達する(報酬が減る)
・ROAがやたらと高い→最終的には係数5.3付近に落ち着く
そのため、最終的には「数字ではなく信頼性」が重要だということができそうです。
ステークプールを選ぶ際は、次のような点を基準にするのが良さそうです。

・応援したいと思えるプールか。
・長期にわたってステークプールを安定稼働してくれるか。
・どんな相場でも折れない信念を感じるか。
・情報発信をしっかりしているか。
・飽和点に近づいたらアラートをしてくれるか。
・マージンが適切か。

さらにこの観点から、さらに「タイプ別ステークプールの選び方」も紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。

取引所に預けているだけでは、Cardano(カルダノ)に秘められた「楽しさ」を味わうことができません。

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カルダノ(ADA エイダ)とは? | その特徴が5分でわかる

2021年9月に300円を超え、ついに日本上場も果たしたカルダノ(ADA、エイダ)。日本でも大きな話題となってきました!
もともとホルダーではなかった方の中にも「今後の期待を込めて思わず買っちゃった」「上場前に情報を集めたい!」という方も少なくないかもしれません。
そこで本記事では、「とりあえず買ってみたけど、ADA(エイダ)ってどういうコイン?」という方に向けて、手っ取り早くカルダノとADAが理解できるポイントを超ざっくりお伝えします。

ビットコインやイーサリアムを超える「第3世代の暗号通貨」

カルダノを一言で説明すると「第3世代の暗号通貨」と言うことができます。
これは、「ビットコイン(第1世代)とイーサリアム(第2世代)の次の暗号通貨」という意味です。
なぜそのように言われているかというと、カルダノが「ビットコインとイーサリアムの問題を解決する」ために開発された暗号通貨だからです。

ビットコインとイーサリアムはそれぞれ暗号通貨の中でトップクラスの人気を誇り、投資対象として盤石に見えますが、それぞれ技術的・構造的な問題点が指摘されています。
まずは、その特徴と問題点を整理してみましょう。

ビットコイン(Bitcoin)とは?


【特徴】

・ブロックチェーンを活用した、ハッキングが難しい決済システム。
P2P&オープンソースで、誰でもブロックチェーンにに参加できる。
・発行量に上限があり、増加することができない。
【問題点】
・マシンパワーで運営者が決まる(PoW)ため、権力が集中化しつつある。
・消費電力がインフレし、一国の年間消費電力に匹敵するほどに悪化。
・送金速度が遅く、世界中の取引に対応できない。

ビットコインは世界で初めて成功した暗号通貨であり、人の手から離れ、完全に自立したシステムだけで通貨の発行・取引を世界で初めて成功させた暗号通貨です。
「マイニングプール」として、取引システムに参加することは誰にでも可能ですが、システム自体に介入して不正を行うことは極めて難しい、安全性の高さが特徴です。
世界的な人気を誇る一方で、「CPUパワーが強い団体のみが運営権を取れる」システム(PoW)によって、価格の高騰とともにマシンパワーの競争が勃発し、一部の巨大組織しか参入できない集中化や、無尽蔵の消費電力の高騰といった問題が指摘されています(現在、すでに国家の年間消費電力と同程度と言われています)。
また、世界規模での利用を想定していない設計のため、利用者の増加に伴い送金遅延が起こることも問題視されています。

またビットコインは、会計モデルにUTxOモデルを採用しているため、トランザクションにプログラムを加える機能がありません。後述のイーサリアムの大きな特徴であるスマートコントラクトを実装することができないため、送金のみの機能しか利用することができないという弱点があります。

 

イーサリアム(Ethereum)とは?

【特徴】
・スマートコントラクトの実装。
・カスタムトークンが作成できる。
・マシンパワーに左右されない決済システム(PoS)の導入。
【問題点】
・膨大な取引量が発生すると速度が遅る上に送金料が高騰する。
・ステーキングは32ETH必要。
・2021年時点ではPoWも並行しており完全なPoSではない。
・送金の際に正確な手数料が予測できない。
・発行量に制限がなくインフレが起こる可能性がある。
・将来的な運営方針が不透明。

イーサリアムは、2013年に大学生だったビタリック・ブテリン氏が考案した暗号通貨モデルを、ギャビン・ウッド氏が学術的な整理を加えたものをベースとして開発されました。
その大きな特徴は、「決済の条件設定」を加え、特定条件を満たした場合に自動的に決済を行う「スマートコントラクト Smart contract」が盛り込まれている点です。
この機能の応用し、イーサリアム上に「任意の条件があるトークン」である「カスタムトークン」を生み出すことを可能にしています(ERC-20)。カスタムトークンの登場により、比較的容易に暗号通貨を発行することが可能になり、これまでで実に数千種類の新通貨が生まれたり、NFTやDEXなどのさまざまサービスの基軸となり、時価総額においてビットコインに次ぐ人気を誇る、非常に強固な地位を築いています。

しかし、そのイーサリアムにもいくつかの問題も指摘されています。

1つは「スケーラビリティ」の問題。「アカウントベースモデル」という会計モデルの設計上、膨大な取引量に対応することができず、高騰時には頻繁に送金詰まりが発生するほか、送金量が暴騰するという問題が多数指摘されています。
(参考:coinpost「イーサリアム・ロンドンハードフォークによる影響とは|Orkid 寄稿」)

さらに、コンセンサスアルゴリズムのアップデートも暗礁に乗り上げています。
現在のイーサリアムでは、ビットコインと同様にPoWによって稼働していますが、将来的なアップデート「ethereum2.0」では、CPU競争ではなくトークン所持量(ステーキング量)によってブロック生成を決める「PoS(Proof of Stake)」を導入し、将来的に電力消費を抑えることを目標としています。
DeFi市場の原動力ともなっているイーサリアムですが、トランザクション手数料が頻繁に高騰したり遅延や送金エラーが頻発するなど、サービス体験上の大きな問題となっています。

また、イーサリアムは2022年を目安にPoSへの移行を発表していますが、ステーキングを行う場合は32ETHもの多額の資金をロックして専用サーバー(バリデータ)を立てる必要があり、エラーを起こしてしまうと資産からペナルティが課せられるという大きなリスクを伴います。

そのステーキングシステムでは、基本的に一般ホルダーはブロックチェーン生成に参加することはできません。参加する場合は、ステーキング代行サービスに委託をするしかありませんが、資産を第三者に預けるため、ハッキングや逃亡、破綻などの大きなリスクが伴います。

もう1つの問題点として、運営体制が分散化されていない、という問題があります。PoWからPoSへの移行に関しては、運営団体とマイニングプールとの対立が発生しています。
その他の有名な例では、イーサリアムから分裂した「イーサリアム・クラシック(ETC)」の存在があります。

アップデートのたびに開発団体とコミュニティの衝突が度々起きており、「運営陣の決断で一方的にコミュニティの命運が左右される」というリスクが指摘されています。

 

カルダノ(Cardano)とは?

【特徴】
拡張UTXOモデルにより安価で正確な手数料で送金可能
プルータス Plutusによる、安全なスマートコントラクト(実装済)
・簡易的に発行可能なネイティブトークンとNFT(実装済)
・C系、.NET、Java、Javascriptなどでもコントラクトが作成可能(言語コンバーター
完全なPoSによる低エネ・高速なトランザクション(実装済)
投票システム(Catalyst)による民主主義的な運営(2025年までに予定)
・膨大な取引にも対応が可能(2022年Hydra実装予定)
・発行量の上限あり。
・量子コンピュータへの耐性。
学会で認められたアルゴリズムで構築されている。
・3000のノードによる分散化された運営

カルダノは、ビットコインとイーサリアムという2つのプロジェクトに関わりを持つ、チャールズ・ホスキンソン氏によって始まったプロジェクトです。
ビットコインとイーサリアムの問題を解決し、何十億人のユーザーを想定した国際的規模での利用を可能にするため、世界中の大学と連携した研究によって生み出されました。
イーサリアムがC系言語などのオブジェクト指向型言語でプログラムされているのに対し、カルダノは純粋関数型言語である「Haskell」によって、正確で安全なシステム構築に取り組んでいます。

開発団体であるIOGのリサーチチームは、数年前からイーサリアムの会計モデル(アカウントモデル)の限界を指摘。独自に開発した「拡張UTXOモデル」をベースに、正確に手数料の予測が可能で、低コストな会計モデルの構築に成立しました。

この安定したトランザクションモデルをもとに、さらに独自開発した独自のPoSアルゴリズム「Ouroboros」によって優れた安定性を持つトランザクションシステムを構築しています。
カルダノのPoSにおいては、資産をロックしないでステーキングが可能で、年利約5%の報酬が得られるという大きな特徴があります。

2021年9月にはスマートコントラクトを実装。Haskell開発者であるPhilip Wadler氏を要する開発陣が生み出した独自言語「Plutus」によって、安全性の高いコントラクトの構築を可能にします。
Plutusの実装に合わせて「言語コンバーター」も実装予定で、C+や.NET、Javaといった一般的に普及した開発言語でも利用可能になります。これにより、世界中のエンジニアがシームレスにエコシステムへ参加することが可能になります。

IOGは、2021年9月13日に実装されたスマートコントラクトにより、今後大きく市場規模が拡大することを見越し、すでにその対策に着手しています。来年を予定している「芭蕉時代」では、サイドチェーンによる取引処理システム「Hydra」を実装し、何十億人というユーザーがスマートコントラクトを使用できる土台を構築する予定です。

2025年までには、他ブロックチェーンプロジェクトで課題となっている「運営の分散化(ヴォルテール時代)」へのアップデートを見据えています。
すでにカルダノでは、ゲーム理論を取り入れたインセンティブ型投票システム「Catalyst」がリリースされており、コミュニティ投票によってエコシステムへの資産運用が実行されています。
2025年以降では、カルダノのアップデートに関する方針をCatalyst投票に移行し、本物の自立分散型ブロックチェーンとなるべく開発が進められています。

世界規模の利用を想定した暗号通貨

このように、カルダノは「何十億人もの人が使う、未来の実生活」を見据えて開発が進められている、現在進行型の暗号通貨です。
現在高騰が続くビットコインは、現在の運営コストや送金速度を鑑みると、実用としての価値はほぼ薄れています。イーサリアムは、現在も開発が進められPoSの実装やスマートコントラクトの人気により、直近の業界をリードしていく可能性は高いとみられています。
しかし、ビットコインやイーサリアムには、世界規模での活用という視点から見て、多くの弱みが指摘されています。
カルダノと他プロジェクトとの違いを、次のようにまとめることができます。

手数料が事前にわかる。そして圧倒的に安い
バグやトラブルが圧倒的に少ない
一般言語のエンジニアでも、すぐに開発着手できる
世界中の大学が理論をチェックしている

安定性と信頼性が高いシステムであるカルダノは、すでに団体や企業との連携も行なっています。
エチオピア政府では500万人の学生ID登録などに利用されるほか、スポーツメーカーの「NewBalance」のトラッキング、携帯電話企業の「WorldMobile」とアフリカでのアンテナ設置、慈善団体「SavetheChildren」への難民IDサービスに利用されています。
カルダノの エコシステム は日進月歩で拡大を続けており、毎日のように新たなニュースが飛び交っています。

本稿をお読みになった方の中には、「チャートがよかった」「上場したら上がる」から購入された方も多いと思います。
しかし、カルダノの本質は「実生活で本当に利用可能な暗号通貨」を目指している点にあります。
暗号通貨が本当に世界規模の実生活で使われるためには、現状のビットコインやイーサリアムでは不十分な点が多いことは前述しました。

ADA購入を機会に、暗号通貨の解決策を模索するカルダノの活動に関心を持っていただけたら幸いです!

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(08)】「経済的アイデンティティ」と「経済的価値」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第7回はこちら

――カルダノはどのようにして第2世代と向き合うのか? なぜ、分散化システムによって、個人が自分のアイデンティティの価値や運用を行う必要があるのか?

いい質問ですね。経済的アイデンティティは、誰かがやらなくては手に入らないものです。これは水と同じようなもので、経済的アイデンティティは、持つことができなければ死んでしまうくらい必要なものです。
アメリカのように先進国で生まれ育った人にはあまりわからないことですが、私たちの場合は、パスポートや運転免許証、ソーシャルセキュリティナンバー(日本でいうマイナンバー)や銀行口座、保険やローンなどが必要であれば、簡単に手に入れることができます。
これらを手に入れる権利を突然奪われてしまったら、「どうしたらいいんだ!」と大騒ぎをすることになるでしょう。どんなに素晴らしいビジネスアイデアがあったとしても、資金集めをすることができません。
私たちの国では「都市で仕事をするために車が欲しい、5-10年ローンでお金を貸してくれたら利子をつけて返すよ」と言えば、お互いの利益が合えば契約をすることができます。
経済的アイデンティティがなくては、こういったこともできなくなるのです。

アフリカでは、農業を機械化することで大きな発展をすることが可能ですが、どこに行っても農業用機械や農薬を購入できるような場所はありません。経済的アイデンティティがないためです。
このような状況はグローバリゼーションによって悪化していると言えます。現在は、カウンターパーティリスクによって、私たちの経済圏でビジネスができないだけではなく、グローバルにビジネスができなくなってしまうからです。
例えば、グローバルなビジネスの場面では、このような会話よく起こります。
A「私がプログラマーとして働きたいです」
B「いいですね! では、資格を見せてください」
A「セネガルの大学に行っていました」
B「うーん、そこっていい大学なのかわからないなぁ。じゃあ履歴書を出してください」
A「地元のAという会社で働いていました」と
B「うーん、そんな会社知らないなあ。この人を雇えばいいかどうかわからない」
といった問題が起きてしまいます。
また、グローバル市場では、給料を払う際にも問題が起きます。
国境を越えた従業員の給料の給料の15~30%に相当する金額が、国際送金で失われてしまうという問題も起きているのです。
これがこの地域の現実です。このような状況でビジネスができるでしょうか?もしお金が得られたとしても、戦争が起きてしまったら?気候変動が起きたら?大災害が起こったら?
彼らには保険すらありません。ちょっとした臨時収入があったとしても、すぐに消費されて残りません。
よいガバナンス、よいシステム、よい機関は、平均値を守ることが役割です。貧しい人を向上させ、裕福層から人々のために一定額を収めてもらいます。これが波の満ち潮のような効果を生み出します。
「経済的なアイデンティティを持てない」という状況は、その人が属するシステムがそれを提供しないことが原因です。
このような方程式の解を私なりに考えた結論は、「経済的アイデンティティは、必ずしも政府が提供する必要がない。マーケットが与えることができる」ということです。

例えば、これまで私たちは、中央政府が私たち自身のアイデンティティを提供してもらっていましたが、なぜ政府がパスポートを与える必要があるのでしょうか?
なぜエキファックス(アメリカの信用情報企業)がクレジットカードの認証を行う必要があるのでしょうか?
私自身が、自分自身のアイデンティティをコントロールできる仕組みを作って、それを有機的につなげ、それを他のシステムの人々への証明手段として使うことができるのではないでしょうか?
あなたが信用形成を行い、それを自分自身で管理することで、これらの問題を全て封じ込めることができるはずです。それこそが経済的アイデンティティであるはずです。

次に、経済的価値の話をしましょう。
なぜ、銀行だけがあなたの経済的価値をコントロールする権利があるのでしょうか。
地域政府に反対意見を述べた瞬間、銀行はボタン一押しするだけで銀行口座が凍結され、あなたは資産へのアクセス手段を失ってしまいます。
アメリカ政府が、誰かを逮捕した際に一番始めに何をするかというと、それがホワイトカラー(知的)犯罪だった場合、まず銀行口座を凍結します。お金持ちだったとしても、その瞬間に自己資産へのアクセス方法が絶たれてしまうのです。それでも、自分の権利を守るために政府と戦わなくてはいけません。
どのような人物であれ、そのようなことが起きます。中国のジャック・マー(アリババの創始者)を考えてみてください。彼は中国で最も裕福で力を持った人物の1人でしたが、共産国家に対して批判的なことをした瞬間、「3ヶ月ほどゴルフにでも行って消えてろ」と言われ、それに従って、そのまま死刑と同じような扱いになってしまいました。
オリガークス(ロシアの新興財閥)のように、プーチンの言いなりになっていれば素晴らしい生活ができますが、プーチンがお気に召さなくなれば、脱税した1500億ドルのムショ入り大富豪となってしまいます。
つまり、経済的アイデンティティは、「持つか持たないか」だけの問題ではなく、その価値を維持するための裏側のルールはどうなっているか、という問題も重視すべきです。

政治的な理由でそれを管理され、奪われるというのは、果たして平等だと言えるでしょうか?
ガバナンスとは、どのように意思決定をするかが全てです。
その点で言えば、企業にいたっては最悪です。例えば、CEOがイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのように素晴らしいヴィジョンを持ったリーダーの元で働ければ素晴らしいことだと思うでしょうが、ほとんどの人は愚か者CEOのために働いています。彼らの多くは、栄光の時代はとうの昔に過ぎ去ってしまったシステムのために働いているのです。HPの従業員やIBMの従業員などは寂しい思いをしているでしょう。私たちはこのようなことを散々経験しており、それが嫌になって企業する人は非常に多いです。

トップダウンではなく、ボトムアップで運営してみてはどうでしょうか?
CEOがない仕組みでは?
組合的な組織ではダメなのでしょうか?
優秀な人や実力のある人がトップになるような仕組みは? 誰かのコネや大株主などといった形ではなく。

カルダノの場合は、資金やアイデンティティ、ガバナンス投票システムなどは全て、全てプロトコルが管理します。
一般的にこうしたシステムの管理には膨大なコストがかかったり、国際間では通用しないものです。また、そのようなシステムは必ず「誰か」——「特定の企業」や「政府」が運営権限を持っています。

私たちは、これら全ての仕事をプロトコルで行おうとしています。ビットコインより、イーサリアムよりも多くのことを、可能な限り最低のコスト、平等なアクセス方法で行おうとしているのです。このようなシステム作りは「新しいエンジン」を生み出すことと同様に、非常に多くの新しいものを作り出さなくてはいけません。
そのために私たちはウロボロスや、PoSの仕組み、より分散化されたシステム、拡張UTXO、プルート、マーロウといった新しいシステムを次々と作り出しました。カタリストを使った全く新しい運営方式も創出しています。
ここまで来て、やっとスターティングポイントなのです。
正しいシステムを作ることができれば、これらは自分から発展していきます。
システムが、正しい革命的なファクターを持ち続ければ、それはビジョンに沿って自分で育っていきます。
どんなに貧しい人でもどのような場所に住んでいたとしても、このシステムにアクセスすることができれば、世界で最も裕福な人と同じ道具を使うことができるのです。
人類史上、このようなバリュープロポジション(価値提案)を与えるシステムは初めてのことです。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(07)】「知の分散化」こそ最強の開発力だ

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第6回はこちら

――アカデミックなアプローチは非常に珍しい試みで、ピアレビュー論文の発表などはとてつもなく大きなハードルです。なぜそこまでアカデミックアプローチにこだわるのですか?

学会には、世界中の優れた人たちが集まっているからです。
ダメな人というのは奥深い知見を無視する専門家ですが、優秀な人たちは奥深い知見を探る専門家です。
もし優れた人たちを集めたいと思ったら、同じくらい優秀な人たちによってチェック&バランスがなされた環境が必要です。そうでなければ、本当に100%確かなことをやっているのか判断ができなくなります。

ピアレビューのプロセスは400年以上の歴史があります。その一方でコンピュータ工学はその中でも最も新しい分野です。物理学は非常に途方もなく長い歴史があり、生物学もまた非常に長い歴史があります。数学にいたっては5000年もの歴史があります。
それらに比べ、コンピュータ工学は20世紀に始まったばかりの分野です。この分野のピアレビューは「カンファレンス式」で、通常の学会のような「ジャーナル形式」ではありません。通常なら何年もかかるプロセスを、数週間か数ヶ月で行うような世界です。そのため、ピアレビュープロセスを踏んだとしても開発が大きく遅れるということはありません。通過地点と考えれば素晴らしい機能を果たします。
もう1つの良い点としては、よく第三者に出会うと「カルダノが機能する保証はどこにあるのか?」とよく聞かれます。
暗号通貨プロジェクトの創始者はすべて基本的には非常に優秀な人々です。
しかし、彼らはホワイトペーパーを出して「コードをみて!考えてみて!面白いでしょ」と言うものの、コンピュータ工学の専門家でもなければ数学者でもありません。資料を読んでみたところで、そこには記号が羅列されているだけで99.9%の人は理解できません。
そのような状態で、どうしてシステムが機能するかを証明することができるでしょうか。彼らは、ただ単に「宿題をやり終えた」と思い込んでいる少年少女たちに過ぎないのです。
つまり、彼らの成し遂げたことは、単なる個人崇拝にすぎないのです。
皆さんはそのカルトのリーダーが、自分たちをスターリン帝国のような場所に連れて行ってくれると信じているのです。そのリーダーが素晴らしい独裁者であることを願ってね。
独裁者というのは、人1人が持てる以上の力を持ったとき、すべての人にとって最悪の結果をもたらします。
私たちにとって超大事なことは「チェック&バランス(抑制と均衡)」です。創始者だったとしても、このルールの上に立つべきではなく、それによって行動を抑制されるべきなのです。
何か主張をする場合は、必ずシステム外部の第三者、もしくは同等の力を持つ人物によって正しいかどうか確認されなくてはいけません。
もう1つ、ピアレビューを経るメリットは、学会と連携することで「知の分散化」が構築されることです
私たちの論文は900もの引用がなされたとお話ししましたが、つまり900もの研究者グループによって論文が読まれた、ということを意味します。彼らの研究と何かしらのつながりがあったという事実があります。「これどう思う?ウロボロスを作ってみたよ?」といった会話が、それらの研究所で行われているわけです。
スタンフォードの研究者では、これを元にした「ナカモト・PoS」をつくり、それはまさに私たちが解決しようとした問題で「先に出されちゃったよ!」と悔しい思いをしたのです。
しかしこの研究は今では一般化されているため、私たちはそれを無料で利用することができます。このモデルは、すでに私たち自身が開発しないで使うことができたのです。

そして学会では、ビジネス現場では絶対に話すことができないような人物に会うことができるという大きなメリットがあります。
例えば、RSA暗号を開発したアディ・シャミアはとてつもない超大富豪です。ビジネスの現場であれば、気軽に彼に電話をかけて「Hey、アディ、一緒に仕事しようよ」などということは、とてもじゃないけどできません。
しかし彼は非常に学会での活動に積極的で、学会に出れば簡単に話すことができるのです。
私自身、彼とパネルをやることだってできました。彼とPoSについて話すことができたのは、非常に貴重な経験でした。

つまり、「個人崇拝」ではなく「知の分散化」を行うことで、普通なら絶対に話すことができない人物と話すことができるのです。
学会は真の意味でユニバーサルです。大学は世界中にあり、エチオピアの大学も、韓国の大学も、学会なら呼ぶことができます。自分がビジネスをできない国でも、優秀な人物が存在し、人とも交流が持てるのです。そうした人々を読んで「この論文を読んでよ!」と話しかけることができ、そこで質問が飛び交うわけです。
まさに「リングワ・フランカ(世界共通言語)」の世界観です。

こうした交流は非常に大切なことです。なぜなら私たちが作り上げているプロトコルは「The Next Big Thing(次の大きなこと)」につながるからです。
彼らが今後、人生に関わる仕組みを作っていくのです。彼らによって、アイデンティティ、プライバシー、銀行口座、支払いシステム、投票システム、不動産譲渡システムなどが運用されていくのです。

いったいどこの誰が、どうしたら、そのような重要なシステムを、シリコンバレーで気まぐれに物を作っては壊す25歳の坊やに託すことができるのでしょうか?

イーサリアムは、私たちより1年先にPoSゲームを始めましたが、実際に稼働させたのはカルダノが先です。私たちはピアレビューを受けた後にも関わらずです。ポルカドットは、私たちがつくったウロボロスをエコシステムの基盤としています。
つまり私たちのライバルというのは、私たちのコピーだったり、私たちより「速い開発力」を謳いながらも開発力が遅いプロジェクトなのです。
私たちは固い基盤の構築に時間をかけましたが、彼らはレイヤーやプロトコルを何層にも積み重ねているだけに過ぎません。
私たちはバックエンドに巨大なホッケースティックを作り、それによって、より優れたプロトコルを作り上げました。そしてそれは国際的なものであり、個人のカルト企業ではありません。

もし本気で分散化に取り組むのであれば、長期戦略というのがたった1つの道であると思います。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(06)】「学術的アプローチ」の絶大なチカラ

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第5回はこちら

――カルダノのプロジェクトでは、行動学やテクノロジーが融合しています。これは誰もができることではありません。こうしたアイデアはあなた自身のアイデアですか?

そんなことはありません。これはあらゆる分野の学問の融合です。例えば、サンタフェ機関という優れた研究チームは「Complex Adaptive System(複雑適応系)」という素晴らしい本を出されていて、「いかにシンプルルールで複雑なシステムを順応させられるか」というテーマを、30年以上にわたる歴史から読み解き、市場動向や砂丘の動き、投票システムなど、あらゆる素晴らしいシステムモデルが紹介されています。
つまり、一度大変な道を歩めば、そこには非常に多くの分析や研究があり、非常に多くの学びがあるのです。そしてそれは暗号通貨業界ではまったく未踏の領域なのです。

おそらく多くの関係者はそのような分野の研究が存在すること自体、知る由もないでしょう。

これらの研究はインスピレーションに満ちた、終わりのない冒険のようなものです。PhDを持つ研究者たちとたくさんの話をすれば、彼らが行ってきた実用的な実験をたくさん学び自分たちで動かしてみることもできます。私たちが大きく成長すればするほど、それが基礎資料となり、プロトコルの骨格となるのです。

私たちは「取引手数料のリバランス」「ステークプールの適正量」「セキュリティにどこまで気を使うべきか(利便性と安全性のバランス)」といったことなどを非常に深く研究を行いました。もちろん投票システムについてもです。

投票システムでは、「どのようにして合理的無知(Rational Ignorance)の問題を解決するべきか?」が課題となります。
「合理的無知」とは、ある知識を得ることと、それを得るための代償を考えたときに起こる問題です。
例えば、私はペルー料理の専門家になりたいと思ったとしましょう。ペルー料理の専門家になるには、何年にもわたってペルー料理を作り続ける必要があります。
そのため、私がペルーに対する強い関わりやパッションがなければ、非常に大変なことです。
つまり、ペルー料理の知識を得るための代償と、得られた知識の価値が釣り合っていなければいけません。
それが釣り合っていなければ、私はペルー料理に対して「合理的に無知」となります。
投票システムでも同じことが言えます。
投票に行く前に、社会保障や社会福祉、外交などさまざまなことを学ぶことは可能です。しかし、あなたの一票は「髪型が好きだから、あの人に投票する」というような連中と同じ一票です。それを考えたとき、なぜ福祉や社会保障、外交などに時間を費やす必要があるのか?と考えるようになり、合理的無知を行うことになるのです。
そこで、報酬形式のシステムを採用することによって、投票にそれぞれが意味を見出すことができるようになるのです。つまり、システムデザインというのは超重要で、それによって行動が変わるのです。
IOGにはオックスフォードのアルゴリズム・ゲーム理論の専門家であるElias Koutsoupiasがいますが、彼は毎日のように「人々はどのようにして自分がしたいことをするのか」「どのようなシステムが人を意図通りに行動させられるのか」といったことを研究しています。

——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(05)】「第3世代ブロックチェーンの意味とは」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第4回はこちら

――カルダノを始めた理由、最も達成したいこととは?

まずは、何十億人もの経済的なアイデンティティを持てない人々の問題を解決することです。アイデンティティや価値の保証などを、あらゆる場面で中央管理者が介入する必要のないシステムを構築することです。
「マイクロソフトやアップル、グーグルなしで、何十億人が使えるシステムを構築しよう」と言っても、これは非常に難しいことです。
そこで私たちがまず考えたのは「自分が使うよりも多くのものを提供すること」の必要性です。例えば、家族や友達とのパーティに行くとき、私たちは自分が食べる以上の食べ物を持参するでしょう。何人来ようと大丈夫なくらいの食べ物を用意しますよね。
現在の暗号通貨の多くは、食べ物を増やさずにテーブルの周りの椅子だけを増やしているようなもので、人が来れば来るほど食べ物が少なくなっているような状況に陥っています。これは何億、何百万人、何十億人といったスケールで利用可能な持続可能なシステムとは言えません。現にイーサリアムではトランザクションの増大による手数料の高騰が問題になっています。1ドルを移動するのに50ドルが必要だなんてクレイジーな話です。
これはバグではなく、プロトコルをどう運営するかというシステムデザインの問題なのです。本当に確かなプロトコルを構築するということはスーパーハードな作業なのです。
そのためには反対意見を受け止めなくてはいけませんし、これを適正化する中央管理者がいないということも受け止めなくてはいけません。そのため私たちは6年を費やして95の論文を書き、学会で「何が可能で、何が不可能なのか」を研究してきました。
グーグルなどについても多くの研究を行い、グーグルとは違ったやり方でこのようなことができないかを考え抜いてきました。
もう1つの視点では、もし何十億人もの利用者を想定するとしたら、ユーザーに寄り添っていかなくてはいけません。そのためには、ユーザーの声を反映させる管理システムの構築が必要になります。そのためには参加者に報酬を払うシステム、投票システム、ハードフォークのようなものを運営するシステムなどが必要となります。ビットコインのようなシステムではこれらを解決することができませんでした。
そのためこれが、ビットコインから脱却するべきある種のチェックポイントとなるのです。
また、現在8000種類もある暗号資産と、現状の「レガシーな」金融システムとが両輪で動く必要があります。
Wi-Fiを考えてみてください。Wi-Fiの規格に縛られているのは、Wi-Fi製造者だけです。アップル製のスマホだからアップル製のルーターでなくてはつながらない、グーグルのスマホだからグーグル製のWi-Fi、といったことは発生しません。
特に誰が決めたわけでもありませんが、事実、Wi-Fiこそが真の宗教だと言えるかもしれません。Wi-Fiは北朝鮮でも、イランでも、イスラエルでも、日本でも韓国でも中国でも、ロシアでもアメリカでも使うことができ、スマホに接続することが可能です。
地政学的に、このようなことが起きているのはとんでもないことなんですよ。
地球上で私たち人類が手にした信仰の真実とは、BluetoothとWi-Fiなんです。
BluetoothとWi-Fiのように、私たちがどのようなシステムの上にいようとも共通して活用できるためには、別々のシステムの間をブリッジできる存在とならなくてはいけません。
どのような暗号通貨であれ、「第3世代」を名乗る以上はこの3つの要素を持っていなくてはいけません。

・システムのユーザーが自分たちが消費するのと同じくらい生産し、安定して何十億人という規模へと拡大する。
・世界の仕組みの違いを乗り越える「Wi-Fi的な瞬間」をもたらす
・システムスケールの拡大を支えるガバナンスシステム。

これがなくては、スケール拡大に追いつけず粉々に砕け散ってしまったり、ある一定レベルで成長が止まってしまうでしょう。
そこで我々が、それを作り上げましょうと活動しているのです。世界で最も安く、最も優れたプロトコルを作り、世界の経済的なアイデンティティを保証します、と。そこで私はエチオピアに行き、マイクロエコノミクスやマイクロ保険を提案しています。もちろん、アメリカでも私たちのプロトコルが最も優れているでしょう。EUでも中国でも、世界中の至る所でも、お金を借りたい人、利益を生み出したい人にとって最高のシステムです。
私自身もこれでケーキを食べたり自分の人生の目標を打ち立てたり、アフリカや東欧や東南アジアを旅したりするでしょう。
もちろん、誰でも、フォーチュン500企業でもこのインフラを活用して同じようなことができます。そして、彼らの成功は私の成功となるのです。それは本当に素晴らしいことだと思います。

――第3世代とおっしゃいましたが、ビットコイン、イーサリアムやポルカドットとの違いは?

まずポルカドットは、イーサリアムの元CTOであるギャヴィン・ウッドが、この前「f2」へのアップグレードを発表したと思いますが、「第2.5世代」だと思います。そこまで野心的なアップグレードだとは思いませんが、実用的な要素が魔法のように盛り込まれていて、彼らのエコシステムに限って言えば素晴らしい物だと思います。 2、3年後には、どのようにして次のレベルへと進むのかを考える必要があるでしょう。
カルダノに限ってはそこまで潤沢ではなく、活動を開始した時点ではイーサリアムもテストネットが始まった程度の状況でした。
私がイーサリアムのCEOだったとき、すでにイーサリアムのオリジナルヴィジョンがありましたが、カルダノではさらに原点に立ち返って、さらに先へと進めるために1980年代に敷かれたシステムについて研究し、「ブロックチェーン(GKLモデル)とは何か?」という論文を書き、これは900以上の引用がされ、暗号通貨業界で最も参照された論文の1つとなっています。この論文では「安全な台帳システムとは何か?」ということをまとめただけに過ぎませんが、イーサリアムとビットコインの会計モデルについて詳しく研究しています。
この研究の中で判明したのが、サトシは多くの部分で正しく設計していたのですが、ビットコインを構築した人物あるいはチームに、しっかりとした科学的知識が足りなかったことがわかります。もちろん、誰しも全ての分野で専門家であることはできません。
そのため、サトシが残したものから、さらに大きく改良することが可能だと確信したのです。そしてそのとき、私たちはイーサリアムが挑戦しようとしていることと同等、もしくはそれ以上のことを、より長期的な時間軸で構築できると確信したのです。
それの良い例が、先ほどの会計モデルです。

ビットコインは「UTXO」、イーサリアムは「account based モデル」という会計モデルが使われています。account basedモデルでは、ネットワーク上で行われている全ての事象を感知していないといけませんが、UTXOでは、自分のパートしか考える必要がありません。分割、複製や分配といった観点ではUTXOの方が遥かに優れています。

問題は、UTXOはスマートコントラクトに対応して作られたものではありませんでした。そこで私たちは「UTXOを拡張し、スマートコントラクトを搭載できないか」と考えたのです。
私たちだけでなく、blockstreamやイタリアの研究チームによるbitmlなどもそうです。そうした優れたアイデアが生まれた後、私たちが2年前にICFP(International Conference on Functional Programming)に発表したのが「extended UTXO(拡張UTXO)」です。これによって、ビットコインが達成したものに加えてスマートコントラクト、証券資産、リソースコストの削減、容易な時間分割などが可能になり、これらを比較した確かなデータを取ることもできました。
イリノイ大学の有名な研究者が書いた「prism」という論文では、「分割型PoW」というプロトコルを、イーサリアムとビットコインの両方で動かして見た結果、ビットコイン上で最適化した場合には1万倍の速度向上が得られましたが、イーサリアム上で最適化した場合には100倍程度の向上しか得られなかったという結果となりました。
つまり、そのような観点からもUTXOの方が容易に運用が可能だということです。ビットコインのモデルには多くの優れた点があったのです。
私たちのウロボロスのモデルでも同様ですが、私たちもPoWの確率論的な結論は支持していますし、400万倍もエネルギー効率が良いシステムとなっています。
つまり、私たちはビットコインの「壊れた窓」を修復し、さらに次の世代へ引き継ぐ準備も整っています。

サトシがもし、このような深いインサイトを持っていれば、おそらくここまで成し遂げていたでしょう。別の分野で私たちが取り組んだものとして、ガバナンスシステムがありますが、これについてサトシが発表したものから判断するに、彼はあまり興味がないようでした。
現在では、私たちカルダノとテゾスくらいしか取り組んでいるチームはいないと思われます。ダッシュも素晴らしい仕事をしていますが、分割やスケールなどより人間との対峙というのが最も厄介です。プロトコルは数学との戦いですが、人間は理性的ではなく主観的です。気まぐれな意志でトランプを選んでしまったりするわけですから(笑)
システムによってそれを防がなくてはいけません。

——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(04)】「ビットコインの未来」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第3回はこちら

——サトシの正体に関してはどうお考えですか?
人を洞窟に誘う預言者が誰であっても、それは自身の宗教に即していることに変わりはありません。サトシ自身もそうでしたが、多くの神がそうであるように、サトシのエイリアス(存在)すでに死に、埋葬され、もう二度と戻ってくることはないでしょう。もはや誰も、「この人物がサトシだ」と証明することはできないからです。例えば、暗号鍵を盗まれてしまった場合と同じです。預言者が天に召されれば、誰もその人が預言者だったことを信じなくなるものです。
希望を求めた人たちは、一度それを司る機関への信頼を失えば、また新たな希望を探しにいきます。それは政府、宗教といったものから、コードやそうした文化への信頼へと移り変わったのです。サトシのように、新しい富や権力といった新たな経済秩序をもたらす十分な力を持った預言者や司祭が、そのような評価を受けることになるでしょう。
このようなマキシマリスト(過激派)の登場は予測しやすく、またプロジェクト全体にとって非常に危険です。なぜかというと、このプロジェクトは教育的な要素を持つからです。
このプロジェクトでは、分散化された価値を誰でも持てるということを証明することができます。世界中にテレポートしてそれを証明し、それから先に何ができるかというマインドセットをすることも可能です。
私たちは宗教を作り上げたいわけではありませんでしたが、人間が行う以上、そのようになってしまう可能性は否定できません。
「ウォーハンマー40,000」(SFゲーム)のように、宇宙に神の帝国があるような世界観ですね。大学に住み「尊敬はしてもいいけど崇めないでくれ」と言っていたような賢い人物が、死者の神として玉座に縛り付けられたとき、人々はまず最初に彼を崇めた、というエピソードがあります。サトシもこの作品の「死者の皇帝」のようになってしまったのです。
まあこれは仕方がないのですが、不幸なことに、多くの人がこのような猛毒に犯されてしまっています。
「イーサリアムはク●コインだ。イーサリアムは多くの人を暗号通貨に導いた? 関係ないよ。●ソコインであることは確かだ。ビットコインこそが本物だ」
私たちは6年もの間、プルーフ・オブ・ステークを研究し、イーサリアムよりはるかに優れたプロトコルを構築しました。私たちの視点だけでなく、主要学会や主要機関でもピアレビューを受けています。
「カルダノは使えない」「機能しない」「サトシのビジョンとは違う」と話す人がいますが、それはもはや理性的な会話ではなく過激な宗教です。
ユヴァル・ハラリ(「サピエンス全史」「ホモ・デウス」著者)の著作を読めば、人間が歴史的にどのような行動をしがちかがよくわかります。

——ビットコインは将来どうなると思いますか? 10年、20年後、ビットコインに関してどのような印象を持っていますか?

ビットコインは「価値があるから価値がある」という代物です。技術的なアドバンテージはまったくなく、もっと言えば暗号通貨の中で最も技術的に遅れた暗号通貨と言えます。
人を食い物にするリスクを持ち、「存在している」以上の価値はまったくありません。マイナーがいなくなれば価値は急落し、そうなれば全ての保険がなくなります。
もし他の暗号通貨がその立場を脅かし、ビットコインがその時に新たなイノベーションを起こすことができなければ、ビットコインは死ぬでしょう。
なぜなら他の暗号通貨がある以上、それをホールドしている意味がないからです。
その理由こそが、私たちがこれまで膨大な努力をしている理由でもあります。
カルダノでは、適切な運営システムを構築しています。なぜかというと、これまでの技術では、イノベーションを起こしたいと思った時にはハードフォークを行い「カルダノクラシック」や「カルダノキャッシュ」と言ったものを生み出す必要があるからです。
ビットコインは、「ブロックサイズ」や「システムパラメーター」というちっぽけな論争をきっかけに、初期から仕事をしていた多くの優秀な人々を失ってしまいました。
そんなちっぽけな問題で分裂するような組織が、どのようにして量子コンピュータや量子暗号の登場に対応できるでしょうか。どのようにしてスマートコントラクトが実装できるでしょうか。どのようにしてネットワーク構造の停止に対応できるでしょうか。レプリカモデルから分散化モデルへの移行はどうするのでしょうか? データを消去するときは?
ビットコインのブロックサイズがペタバイトまで達したら? NSA(アメリカ国家安全保障局)かGoogleしかそんなデータを扱うことはできません。
どう思いますか、この問題? ブロックサイズ程度の問題で揉めるような組織が、どうやってこのようなさらに重要な問題を決めることができるでしょうか。
このような問題は、サトシが考えていたことより遥かに先の問題です。ユダヤ人の集団に対して「イエス・キリストが救世主だ。まったく新しい宗教なんだ」と諭すようなもので、そんなことをは不可能なことです。このような問題というのは共存するのだと受け止めなくてはいけません。
システムが停止したとき、数千の花が咲き開きます。大多数の木がしおれたとき、巨大な何本かのオークが立ち、古いシステムから置き換わります。新しいシステムは全ての良い面を吸収し、悪い特徴は切り捨てます。
ブロックチェーンの構成は残り、ビットコインがもたらした「お金のメール化」という取引形態は定着しますが、そこにスマートコントラクトや分散化運営システム、相互運用可能モデル、グローバルな高速運用、プライバシーといった追加機能が導入されるでしょう。
それは、萎れてしまった花にはなかった特徴ですが、2つの種類が融合して出来上がった新たな可能性です。まさにダーウィン的なシステムです。
こうした作用がすべての人々の利益になるでしょう。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(03)】ホスキンソンが暗号通貨を始めたきっかけとは?

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第2回はこちら

――あなたの経歴についてお聞かせください。暗号通貨業界に来たきっかけは?

私はもともと数学の教授になりたいと思っていました。よくいる、クレイジーな感じのすごい数学者にね。でも、数学の教授になるためには、大学特有の官僚的な組織体制や、全く数学と関係ないにも関わらずアカデミックキャリアを維持するために必要な作業などに対して、とてつもなく寛容でいなくてはいけません。10年間勉強して、その後教授の跡を追いかけて…みたいな。
そのようなことのために10年、20年と費やしたいとは思わなくなったんです。
私は、問題解決という作業が好きなんですよね。数的問題やゴールドバッハ予想などのような、数学的に解決されていない問題などの研究などを解決することです。
そういう問題については、本を出版することなどもあまりできません。なかなか解決することができない問題ということもありますから。何かのきっかけで解決することができるかもしれませんが、それは宝くじを引くような運の要素も強い問題です。
そう考えたとき、将来の10年をそういうことに費やすよりも、全く別の世界の問題を解決する方に興味が湧いてきたのです。私自身、大学政治には全く興味がなかったので。
エゴによって構成されたシステムの中にいるのではなく、全く別の世界に身を置きたくなったのです。

ビットコインとの出会い

そのため当時は、道に迷ったような感覚でした。そこで興味が湧いたのは、P2Pソフトウェア、オープンソースソフトウェア、フィロスムーブメント(注:Philos Movement、アフリカ系アメリカ人の人権運動)などに強い関心が出てきたのです。いうなれば、サイバーパンクやオーストリア的な感覚でしょうか。
そのようにしてソフトウェアのスキルを学んだり、関連の論文を読んだりしているうちに、ビットコイン(チーム)が接触しやすい立場に向かっていたんです。
私自身がビットコインの名前を知ったのは、2010年(本当は2008?)ごろでした。
当時、「スラッシュドット」(IT関連がテーマの掲示板)で、ビットコインの論文や話題が大きな関心ごとでした。
最初にビットコインの論文を読んだとき、「面白いな。でもうまく機能しないだろうな」と感じました。
なぜそう思ったかというと、「鶏が先か、卵が先か」と同じような問題が「ネットワーク効果と安定性」の観点から言えたからです。(注:ネットワーク効果=製品やサービス利用者が増えるほど価値が高まること)
つまり、安定性を考える前にネットワーク効果によって価値を高めなくては意味がない一方で、安定性が向上しなくてはネットワーク効果が高まらないという問題です。
とりあえず作って誰かから関心を集めたとしても、システム不具合があると信頼性が毀損し関心が薄れてしまいます。これはビットコインにも言えることだったのです。
ビットコインでは、クロスファイアネットワークを組んで、何GBかのPCを使って、1.5ギガハッシュくらいをマイニングしたと思います。今となってはものすごい額になるでしょうね。今なら400万ドル(4億円)くらいでしょうか。それを全部、Xbox360を買うために使ってしまいました(笑)
ビットコインの状況が大きく変わったのは、キプロス危機(2013年)がきっかけでした。この時ビットコインが240ドルほどまで上昇し、ネットワーク効果が出てきた、ということをはっきりと認識することができました。これによって信頼性が高まり、ビットコインは簡単にはなくならないものになったと自覚しました。
そこで、これを人に教えるために「ビットコイン どうすれば暗号通貨を始められるか」という無料のコースを開催しました。これには数千、数万という生徒がやってきました。現在は70~80万人くらいの規模になっています。
あるとき、中国人のお金持ちの投資家が「50万ドルあげるから何かやろうよ」と声をかけてきたんです。「いいねぇ、でも、誰にでもそうやって声かけてるんでしょ」と返したら「いやいや本気だよ」というので、真面目なビジネストークを始めました。これがこの世界に入ったきっかけと言えます。
私はいくつか会社を立ち上げ、イーサリアムでよく知られていますが、プロフェッショナルキャリアとして一番成功したのは現在の会社(IOGlobal)です。
立ち上げて6年間、300人と一緒に仕事し、カルダノを生み出しました。またIOGは、暗号通貨業界で最も大きなリサーチグループとなりました。95の論文をまとめ、学会では10000以上もの引用がされています。
そのため、この6年間は本当に人生の中で最も楽しい時間だったと言えます。この業界にいること、その一部であること、ここで仕事すること全てが楽しみです。
——続く
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
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【超訳チャールズ・ホスキンソン(02)】「ブロックチェーンの本質」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第一回はこちら

――ブロックチェーンは金融取引を超えるということですが、どこまで広がるとお考えですか?

崩壊の可能性がある公的機関を持つあらゆる分野だと思います。例えば、半分は私の国でもあるアメリカであっても、先の選挙は「脆いシステムだった」と言われています。事実がどうであれ、大きな論争を呼んだことは事実です。つまり、その機関はダメージを受けており、何らかの修復が必要だということです。ワクチンやゴールドにしても同じことが言えます。公的機関の失敗です。

一度、公的機関に疑いを持ってしまったら、もう二度と信じることができなくなってしまいます。ブロックチェーンは、資産、投票システム、アイデンティティ、サプライチェーンなどでもも使うことができます。スーパーに寄って、GMOオーガニックと表記された商品を手に取ってQRコードを読み込めば、どこで生産され、どのような経路で納入され、誰がサインをしたのか、そしてその企業の評判はどうなのか、といったことを確認することができます。

このように、信頼できる公的機関が必要なあらゆる場所で活用することができるでしょう。
もし公的機関の信頼性が疑われたり、信頼性が弱まったり、外国の機関の場合は信頼性を確かめることが難しかったりする場合があります。
例えば、あなたはタンザニアの政府が認証した牛肉を信用することができますか? もしあなたがタンザニアのことをあまり知らなければ、信頼することは難しいでしょう。もしかしたらとても品質が良いかもしれませんが、ブランディングの問題で知らなければ人は購入しないかもしれません。
例えば、中東のジョージアは世界で初めてワインを発明した国ですが、とても小さい国であまり知られていません。行ってみれば、これまで飲んだどのワインよりも美味しいワインが飲めますが、ほとんどの人は知りません。なぜかというと、多くの人はフランスやイタリアといった有名なワインと同じクオリティだと思っていないからです。
このように公的機関の仕組みを変えることで、グローバルな世界観を手に入れることが可能になります。

これこそが本当に価値がある、ブロックチェーンの本質なのです。

ブロックチェーンは「お金のキラーアプリ」として登場しましたが、インターネットにおけるeメールと同じようなもので、話はそれだけにとどまりません。

――ブロックチェーンによる効率化という話がありましたが、「第3者の必要性」という点でブロックチェーンができることはありますか?

まず「第3者の必要性」というより「第3者の価値」という観点が重要だと思います。
生きていると取引が必要になり、その際には望んでいなくても、ルールの管理者や権力の代表者として第3者を呼ぶ必要があります。
例えば、ウーバーやeBay、airBnBなどのマルチサイド市場のビジネスはすべて、「人を集める」ということをしているだけです。彼らは流通やサービスや消費に対して責任を負うわけではなく、単にそのビジネスをしたいと思っている人たちを集めているに過ぎません。これによって大きな取引が行われています。これこそが「第3者の必要性」です。
「第3者の価値」とは、人々を取引の場に呼び、取引がより簡単になるように手助けをすることです。証書、カストディアン、法律家、第3者機関といった人々などがこれにあたります。彼らの仕事は、リスクを減らし当事者のメリットを向上させたり、テーブルに向き合った人々のメリットを最適化させることです。

私たちは「第3者の必要性」に則って構築された独占的なシステムから離れ、「第3者の価値」を構築する仕組みづくりに向かうべきです。

SNSはその代表的な例です。
twitterはプロトコルとインターフェイス両方の管理者です。川の中にいる船の関係ですね。「誰がその船に乗るか」という問題だけにとどまらず、「私たちがどの船に乗るか決める」という話も同時に議論することができます。この2つは、「Twitterとインターネット」や「暗号通貨とブロックチェーン」のような関係性です。
もし2つの議論を切り離して考えるということは、「あなたがTwitterが嫌でも、他の人が使うだろうから問題ない」というような態度につながります。このように、管理者がすべての資源をコントロールするという仕組みから脱却するべきなのです。情報や名声、お金の流れといったものをコントロールする仕組みでも同じことが言えます。

特に銀行の問題などは顕著です。例えば、あるビジネスに対して銀行が「そのビジネスが嫌いだ」と思ったり「リスクが高い」と感じれば、法律に則った合法的なビジネスであっても起業することができなくなってしまいます。アメリカではこのような事例は数限りなく存在します。
コロラドなどではCBD(麻抽出物)産業では、完全に政府が法律を通して合法化しているにもかかわらず、銀行に拒否されることで多くの人々が起業を断念しています。

これこそが「インターフェイスがプロトコルを支配する」という実例です。プロトコル(法律)がオープン化したことで、その中で自由に事業を立ち上げとしたところ、インターフェイス(銀行)によって妨げられるのです。

このような視点を持つことが今後重要になってくるでしょう。

ー続く

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