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イニシャル・ステークプール・オファリング ISPO

ISPO(Initial Stakepool Offering、イニシャル・ステークプール・オファリング)とは、カルダノのコミュニティにおいて、特定のステークプールへの委任者に対して新規のトークン配布を行うこと。
トークンセールを行わずに出資できるため、ホルダーがノーリスクでトークン配布できるほか、該当プールへの委任促進につながるメリットがある。
ISPOは主に2通りの方法がある。

最初のISPOは、プロジェクト開発プールによって考案され、自プールのマージンを99%にすることで、委任者に支払われるリワード分のADAを新規トークンに交換する、という方式で行われた。
この方法は、実態としてはリワード分の出資を行うリスクがあるため、もし開発団体がスキャムだった場合、委任者は本来受け取ることができたリワードを損失するリスクが発生する。この場合、不確定要素のある未来の収入のため、法律的に問うことが難しい可能性があり、ISPO詐欺を助長する可能性があるという批判がなされた。
また、特定のプールへの委任の集中化を招くため、分散化に対する懸念があるとも批判された。

このような批判や、他SPOからの批判によって支持が集まらないリスクがあるため、新たに「FISPO(Fair ISPO)」という方式が考案された。FIPOでは、開発団体と関係を持たないステークプールへの委任に対して新規トークンを配布する。
この方式では、開発団体は資金調達ができないものの、ホルダーはノーリスクでトークンを得ることができるほか、集中化を一定レベルで回避することができる。

一方で、複数とはいえ特定のプールに委任が集中することは避けられないため、改善の余地があるのではと議論が続いている。

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イエラ IELE

Cardanoでスマートコントラクトを実行するための専用の仮想マシン。
EthereumでSolidityのスマートコントラクトを書く際に生じる、セキュリティや正確性といった問題を解決するために、カルダノのために新たに設計されたものである。
IELEはEVMと比べ、より性格で安全性の高いスマートコントラクトの実行と検証を行うことができる。
また、ブロックチェーン開発者に人間が読める言語を提供するため、開発チームの全体的なパフォーマンスの向上が期待できる。
IELE devnetはパフォーマンスが高く、レジスタベースなので、KEVMのようなスタックベースの仮想マシンよりも幅広い分析や最適化が利用可能になる。これにより正確なガスコストの予測ができ、コントラクト時のガスコストの低減につながる。

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ウロボロス・ハイドラ Ouroboros Hydra

高トランザクション出力、低レイテンシー、ノードあたりの最小ストレージという3つの重要なスケーラビリティ課題を解決するオフチェーン・スケーラビリティ・アーキテクチャ。
マルチパーティーステートチャンネルの導入が提案され、並列トランザクション処理が可能となり、カルダノのTPS(Transaction Per Second)出力が劇的に向上しトランザクションの確認が即座に行われるようになる。オフチェーンのステートチャネルをヘッド、台帳をマルチヘッドとする。Ouroboros Hydraは、ハードウェアの性能向上による垂直方向ではなく、ノードを追加することで性能を向上させる水平方向のスケールアップを可能にする。

初期のシミュレーションでは、各ヘッドが最大1000TPSとなることがわかっており、1000個のヘッドがあれば、理論的に100万 TPSとなる。
Ouroboros Hydraが実装されれば、カルダノは、例えばグローバルな決済システムのレベルまで、他に類を見ないレベルでのスケールアップが可能となる。

HydraはOuroborosプロトコルとカルダノ台帳に合わせて設計されているが、必要な特性を共有していれば、他のシステムに採用することも可能。

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ウロボロス・ジェネシス Ouroboros Genesis

Praosをさらに改良させ、新しいチェーン選択ルールを追加し、当事者がジェネシスブロック(最初のブロック)からブートストラップ(起動)することが可能になる。
また、プロトコルのユニバーサルなコンポーザビリティを証明する。
これにより、セキュリティ特性を失わずにプロトコルを任意の構成で他のプロトコルと合成可能になる。

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ウロボロス・プラオス Ouroboros Praos

バイロン時代からの基礎であるOuroboros Classicをベースに、セキュリティとスケーラビリティを大幅に改善したプロトコル。半同期的に解析され、適応型攻撃者に対する安全性を向上する。

「敵対者が誠実な参加者のメッセージを1スロット以上遅らせる」
「敵対者が任意の参加者に任意のメッセージを送ることができる」
という2つのケースを想定している。

これに対し、非公開でスロットリーダーを選択し、事前に安全な鍵進化型の署名を行うことで、敵が次のスロットリーダーを予測し、プロトコルを破壊するために集中攻撃(DDoS攻撃など)を行うことができないことを保証する。
また、敵対勢力による情報伝達の遅延や、ステークホルダーたちの中で個々の参加者が徐々に腐敗していくことにも耐えることもできる。これは、グローバルな環境でネットワークセキュリティを維持するために重要で、誠実に多数のステークホルダーを維持することができれば、このような問題を避けることができる。

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ウロボロスBFT Ouroboros BFT

Ouroboros Byzantine Fault Tolerance(OBFT、ウロボロス・ビザンチン対応機構)。分散化以前のバイロン時代から、分散化へ移行するシェリー時代へ向けてウロボロスに追加されたコンセンサス・プロトコル。
シンプルな決定論的コンセンサス方式により、ノードは常時オンラインである必要なくネットワークとの同期が可能になる。
また、1度のラウンドトリップ時間で取引保証が可能で、クライアントは即時に決済証明を得ることができ、パフォーマンスが大幅に向上する。

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アカウントベースモデル Account base model

イーサリアムなど、多くのスマートコントラクト実装型ブロックチェーンで採用される会計モデル。ビットコインが採用したUTxOモデルでは不可能だった、トランザクションにプログラムを導入しスマートコントラクトを実装することを可能にした。
ビットコインが採用したUTxOモデルでは、スケーラビリティのメリットを優先し「1ウォレット複数アドレス」という仕様で、各トランザクションの計算や、各ウォレットやアドレスの管理が困難となる問題があった。
アカウントベースモデルでは、スマートコントラクトの実装のために計算を単純化するため「1ウォレット1アドレス」とし、各トランザクションやウォレットアドレスの管理をシンプルに設計している。
また、UTxOとは異なり、トランザクションの発生時には、「Aから10ethを引きBへ渡す」というような一方向のシンプルな入力(インプット)が行われる。
このインプットには「イベント後の結果(アウトプット)」が含まれないため「そのイベントの指示が正しいか」を評価する必要がある。
スマートコントラクトによって複数のアドレスへ影響が出るトランザクションが発生すると、トランザクションのたびに影響が出そうなアドレスを全て確認する作業が必須となる。ネットワークが拡大すればするほど、確認作業が増え、トランザクションが重くなるという問題が発生する。
また、1ウォレット1アカウントのためプライバシーの問題も懸念される。
カルダノ では、UTxOを改良することでスマートコントラクトを実装できる「EUTxO(拡張UTxO)」を独自開発し実装している。
EUTxOでは、スマートコントラクトとスケーラビリティという2つの問題を解決している。

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ヴォルテール時代 Voltaire era


カルダノロードマップの最終段階。カルダノネットワークを完全な自立分散型システムへの移行を目標とする。カルダノネットワークのアップデート開発などがインセンティブ型投票システムによって決定される段階へと移行する。現在、カルダノコミュニティへの支援目的で行われる Catalyst は、ヴォルテールにおける投票システムの実験にあたる。
Voltaireの名で知られるフランスの哲学者François-Marie Arouetが由来。

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オフチェーン Offchain

ブロックチェーンにおいて、ブロックチェーン以外のデータ領域のこと。ブロックチェーン上に記載されない処理のことを指し、厳密に言えば、サイドチェーンやプライベートサーバーなどがこれに該当する。
中央集権型取引所における取引処理では、取引所内のサーバー内で取引所りが行われ、ユーザーは実際にはブロックチェーン外で取引を行っている。
また、既存のBCゲームやNFTなどでは、膨大なゲームデータや画像データを処理&保管するために外部サーバーを使用する場合が多い。
サイドチェーン(セカンドレイヤー)は、メインネットのデータ量や処理速度を補完する目的で使用される。カルダノにおけるHydra、ビットコインにおけるSegWit、イーサリアムにおけるレイヤー2などがそれらに該当する。
これに対し、ブロックチェーン上で処理されるものをオンチェーン(Onchain)と呼ぶ。カルダノのNFTでは、画像データやアルゴリズムをメタデータに組み込んだ、完全オンチェーンのNFTなども登場している。

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アロンゾ Alonzo

カルダノにおいて、2021年9月に予定されるアップデートのバージョン名のこと。アロンゾver.によって、カルダノにスマートコントラクトが実装される。
スマートコントラクトの実装は、カルダノ以外のプレイヤーとの関わりが深く関わるため、2021年6月現在、テストネットにおいて他企業との入念なテストが行われている。テストの進行は「ブルー、ホワイト、パープル、レッド、ブラック」と段階的にステージが色分けされている。
🟦(2021/6):SPOと先行企業、外部の🇪🇺と🇺🇸の企業とスマートコントラクト(SC)の実証試験
⬜️(2021/7):オフチェーンとの連携、plutus先行習得者のテスト参加、dAppsのデモ実装など
🟪(2021/8):キーステージ。最終テストを終え、メインネットへの実装準備
🟥⬛️(2021/8-9):メインネット実装

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