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スマートコントラクトと、その先【チャールズ・ホスキンソン動画翻訳】

2021年9月5日に公開された、チャールズ・ホスキンソン氏の動画、
「Smart Contracts and Beyond」を独自翻訳しました。(かなり長いです)

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みなさん、こんにちは!
こちらはチャールズ・ホスキンソンが、暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送しています。
今日は(9月)4日の土曜日、ワイオミング大学対モンタナ州立大学の試合を見るために、ワイオミング州のララミーに向かおうとしています。試合に行く前に、ビデオを作って、これから、今後の展開について、そして優れたシステムを構築するための方法について、少しお話しようと思っています。

(Alonzoが)テストネットに公開された今、人々は実際にそれを使って遊んでおり、人々はあらゆる種類のものを作っています。その結果、作られているものの中には、控えめに言っても、非常にアルファ的な方法で作られているものがあります。そのため、人々はアクセスコントロールに関する質問をしたり、並行性(concurrency)に関する質問をしたり、スループットやシステムの能力に関する質問をしたりしています。

これは初めてコンピュータサイエンスの授業を受けた人が、バブルソート(基本交換法)について学んで「なんで私のコンピュータはこんなに遅いんだ」と言うようなものです。その原因は、バブルソートを使っているからです。より優れたアルゴリズム、新しい優れた方法論や技術はすでに存在するのです。
私たちがエコシステムとしてやろうとしていることは、「市場に提供するスピード」と、「ツールや教育、コミュニティ主導のアプリケーションを開発する時間」とのバランスをとることです。

もし時間があれば、1年程度の非常に長いテストネット期間を設け、たくさんの人の大量の課題に目を配り、基盤となるインフラを壮大に進化させたり、教育したりすることができたでしょう。
しかし今、私たちは競争の激しい環境にいます。膨大な数の他のプロトコルがあり、多くの人が非常に早く動いています。長時間かけても、燃え尽きてしまっては意味がありません。
「安全上の問題がない」と判断できれば、期間を短くすることはできます。私たちは、メインネット上に、非常に簡単に解決できるある種の問題があることを明らかにして、システムに多くの価値を付加することができます。

このビデオは、ホワイトボードで解説するタイプのビデオになりますが、私たちがどこからスタートし、どこへ行こうとしているのか、なぜカルダノがこのような形で作られたのか、などについて話したいと思います。
そして、皆さんにいくつかのことをより明確に伝えたいと思っています。それでは早速、行ってみましょう!

カルダノのブロックチェーンの基本設計について

まず最初に、私は昔、2016年だったと思いますが、「なぜカルダノなのか」という論文を書きました。その中で、私たちのデザイン原則や、私たちが考えていたさまざまなことについて少し話しました。
また、2種類のコンセプトについても話をしました。それは、

Cardano Settlement Layer   (CSL、 合意形成レイヤー)
Cardano Computation Layers (CCLs、計算処理レイヤーs)

という考え方です。ここでは、

●メインチェーンにどのようなコンピューティングモデルを採用しても、それでは満足できないユースケースパターンやコスト、パフォーマンスの要件、並行性の要件がある。

→そのため、どのような設計変更のアイデアであっても、それに不満を持つ人が出てくる。

というのが、基本的な考え方でした。そこで導き出されたのが、

「ユーザーために特別に構築されたドメイン」にいれば、ユーザーはもっと幸せになれる。

という原則です。

まず第一に、会計モデルであるUTXOモデル vs アカウントベースモデルについて話しましょう。
それぞれの問題については、この分野で熱く議論されています。UTXOはビットコインが採用しているもので、多くの人がこれを使って遊んでいます。
アカウントベースモデルはイーサリアムが利用しているものです。これは比較型と関数型の違いのようなものです。Haskellのような関数型プログラミング言語と、命令型言語やjavascriptのようなプログラミング言語の違いのようなものです。
ソフトウェアの設計や開発のアクセシビリティ、仕事に適したツールについては、意見が大きく分かれるところです。

そこで私たちは、
「システムを設計する際に、異なるコンピューティングモデルやシステムのための異なる実用性を持つサイドチェーンを簡単に生み出すことができるものを構築できないか」
と考えました。

ここでは、IELEEVM(イーサリアム・バーチャルマシン)、Catalystについて話したいと思います。

Catalystは複雑な投票プロトコルの集合体で、「同意(consent)の形成」が全てです。
これらの投票プロトコルを開発するとき、従来のEVMや、Plutusスタイルのスマートコントラクトで開発するとなると、非常に高価で重いプロダクトとなってしまいます。そのためCatalystは、基本的にチェーンに組み込まれています。
これにはMPCやあらゆる種類のものがありますが、我々は基本的にCatalystを単体のチェーンとして使用しています。

次に、EVM についてです。このビデオを見ているイーサリアムの開発者の多くは、このモデルやweb3.0のコンセプト、使いたいライブラリ、使いたいツール、そしてレイヤー2のソリューションに精通しています。
これは活気に満ちたエコシステムであり、多くの成長があり、すでに多くのソフトウェアが書き込まれていて、開発者はとても満足しています。
しかし、EVMの大きな問題のひとつはスケーラビリティです。主な理由は、このモデルが機能するためには、グローバルなチェックが必要であり、基本的には全員がお互いのビジネスを知らなければならないからです。

UTXOの世界では、ローカルなチェックだけで済みます。自分がやりたいことをするためには、自分に関わる全体の一部を知るだけで良く、包括的な説明責任も果たすことができます。そのため、シャード(分割)やスケールアップをしたい場合や、オフチェーンで何かをしたい場合には、多くの非決定性が発生します。
ここでは、絶対的な決定論があり、それにどう対処するかについて多くの懸念があります。

これが、F2が非常に複雑なソフトウェアである理由のひとつであり、彼らがこれらの問題を解決するのに非常に苦労している理由でもあります。
しかし、グローバルなチェックがあることを前提に、並行処理やイベント処理などとのトレードオフを受け入れることができれば、少しは問題が楽になります。
しかし最終的には、コストとスケールの問題から、実際にはほとんどすべてのソリューションが、この問題に対処する必要が生じます。

そのため、オフチェーン、つまり「レイヤー2」や「中央集権的なソリューション」で対応する必要があります。
そのため、多くの人がDeFiを見ると、実はCeFiのことだと言うわけです。
実際には、このようなことを大規模で費用対効果が高いシステムにするには、何かしらの集中型コンポーネントを導入する必要があるからです。

IELEは、これらとは全く別のものです。 IELEはレジスタベースのアセンブリで、2003年に登場したLLVMをベースにしています。
LLVMは、2003年に発表された非常によく理解されているモデルで、Kテクノロジースタックの上に構築されています。
これは私がずっと好きで楽しみにしていたもので、ここでのコンセプトはまさに「普遍性」です。
Kは常にメタプログラミング言語のようなものでした。JVMやCLRのようなものです。実際に真剣に会話ができるほど、十分に複雑なものです。最終的にはCをサポートし、C++をサポートし、その他の主流の言語をサポートし、そこに到達するための道筋とプロセスがあります。

合意形成レイヤーのポイントや、Plutus拡張UTXOの設計方法は、これらの原則をいくつか導入していました。

私たちは「ガバナンスに特化した、さまざまなコンピューティングモデルを作ります。そのコンピューティングモデルは、非常に重く、リソースを必要とします。
UTXOであっても標準的なスマートコントラクトモデルでは再現できないような非常に深いプロトコルを実行します。イーサリアムのアカウントベースモデルや、IELEで可能なすべての最適化を行うことができるものです」

と話ししていました。
イーサリアムをコピーしたいのであれば、そのための特別なサンドボックスが必要であり、イーサリアムの進化に合わせて共進化できるようにする必要があります。

同様な考え方で、IELEという全く新しいコンセプトのバーチャルマシンによって、Kの力を活用して普遍性を追求するならば、そのためのコネクションポイントが必要となります。

ーカルダノが実現する、脅威の「サイドチェーン連携」

そのため、Plutusの最初の目標は、CSL(合意形成レイヤー)とCCL(計算処理レイヤー)の相互運用性を高めることでした。
基本的には、資産データの利用者が異なるシステム間を簡単に行き来したり、異なるシステム間で通信できるようにすることが目的です。

サイドチェーンがオンになると、メインチェーンから離れたところで計算を行うことができ、そのための計算処理レイヤーの中で計算処理を行い、結果が前後に流れるようになります。
つまり、心拍のように頻繁にブロック生成が発生し、それが変化の単位となり、これらの変化の単位はバッチ処理が可能です。より効率的に物事を圧縮することができ、圧縮された表現を使用することができるのです。
例えば、すごくスマートに活用すれば、NFTをアクセスコントロールに使用することだってできるのです。このことについては、素敵なブログ記事が公開されています。

並行処理(Concurrency)についてもお話ししましょう。
これも実際に多くのUTXOに分散させることができます。
もちろん、イーサリアムがやっているようなオフチェーン処理も可能ですが、システムには、一貫した、信頼性の高い、半同期式の心臓があり、この事実からは逃れられません。
これは、ほとんどのブロックチェーンシステム、ビットコイン、イーサリアムなどにおける基本的な設計原理です。
リソースの利用方法、情報の表現方法、チェーン上での実際の処理内容、人々のアクセス権、アクセスコントロール、UTXOへの分配方法など、より効率的にするためにできることはたくさんあります。
しかし、使用しているブロックチェーンシステムに関わらず、もし何かを変えるためにブロックベースのシステムを選んだ場合、このような順序立てたペースやフローが発生することになります。

そこで、非常に巧妙な方法で、ステークプールに前処理を施し、変更がコミットされる前にイベントフローや並行性を処理することもできます。
これは実際に専用チャンネルで実行することもできます。これはHydraと同じアイデアです。

このように、オンチェーンとオフチェーンで行われるものが現れるでしょう。
それは実際に感覚として出てくるとは思いますが、このようなことが発生していて、どこかでこのようなドメインに入ることになるでしょう。多くのユーザーがドメインにアクセスすることになるでしょう。
そしてある時点で、それらの変更がオンチェーンの単一のバッチ・トランザクションとしてコミットされます。

そのようなことができるのは、拡張UTXOPlutusで行ったように、アカウントベースモデルやプログラミングモデルをレイヤー2ソリューションと連動するように設計している場合です。

(ビットコインにおける)ライトニングがこのような処理に苦労している理由の一つは、ビットコインスクリプトのプログラマビリティが非常に限られているためです。
Plutusは、ある意味では汎用のプログラミング言語です。Haskellによく似たドメイン言語で、チューリング完全(turing conplete)です。

 

ブロックチェーンにおける「Root of Trust」の重要性

さて、これを行う際には、スパイラル(渦巻き)のように構築していくのがポイントです。(ホワイトボードで)お見せしましょう。

カルダノの出発点は、ビットコインと同じように、昔ながらのプッシュ型の取引を行う「Byron」でした。
その後、さらに洗練されたメタデータを追加したところ、トランザクションにペイロードを入れることで、エチオピアの取引やビーフチェーン、その他多くのサプライチェーンマネジメントなどが可能になりました。
システムはメタデータを無視して実行しますが、アプリケーション側でメタデータを処理することができるからです。メタデータをトランザクションに埋め込むことで、こうしたことが可能になったのです。
つまり、DID(Decentralized Identifiers、分散型ID)は正規のメタデータとなり、アイデンティティーがワイヤー上を移動するようになるのです。

そして、次のステップが、ユーザー発行のアセットです。 カルダノのネイティブアセット規格です。
皆さんが何万枚ものNFTを発行しているのは、我々のネイティブアセットが洗練されたレベルであるからです。
そして今回、次のステップとして、オンチェーンのPlutusスマートコントラクトを導入することになりました。

これは非常に重要なことで、まず第一に、相互運用性のブリッジが可能になります。イーサリアムのサイドチェーンを含め、サイドチェーンが中央集権型と非中央集権型に分かれて登場すると、その間で資産や情報、ユーザーの移動が可能になります。皆さんが慣れ親しんできた、あの世界のあらゆるものが使えるようになります。つまり、相互運用が可能になったわけです。

どういうことかというと、トークンの支払いポリシー(spending policy)があれば、トークンの発行枚数を大幅に増やしたり、複雑な仕組みのトークンを発行したり、ステーブルコインなどを発行したりすることができるのです。
皆さんはdjed論文をご覧になったことがあると思いますが、djedはアルゴリズムステーブルコインに関する論文で、これはその一例です。

現在はMarloweを使用することができます。これはPAB(Plutus Application Backend)が統合され、これらの作業が行われるにつれて展開されていく予定で、基本的には非常に複雑な金融契約を持つことができます。Marloweで書かれているので、書くのは簡単ですし、決定性があるので、リソースコストを理解することができ、安全に実行することができ、その他多くのことができます。

ここで、DEX(分散型取引所)はどうなのかという質問があります。イエス、DEXはできます。
エコシステムにあるDEXの1つ、OccamFiは2つの記事を書きましたね。1つは7月の記事で「我々はコンカレンシー(並行処理)について考えている」という内容でした。ここにいくつかの課題についても触れています。
その後、8月18日に別の記事が出ました。その記事によると、「並行処理(concurrency)の準備はできていて、私たちはそれを理解しています」というものでした。

どうやって解決したのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、彼らはきっとオフチェーンのバッチ機構やイベントハンドラー、シリアライザーなどを使って対応し、オフチェーンのインフラが整ったらオンチェーンのインフラに効率よくコミットしているのではないかと予想しています。
それでいいのです。それこそPlutusのデザイン通りです。

オンチェーンでも、オフチェーンでも、いろいろなことが起こります。両方書いてもいいですし、 両方についてじっくり考えても良いです。
ソリューションによっては、中央集権的なものもあれば、そうでもないものもあります。ブロック毎に1つのことしかできないと考えるのは、あなたの想像力が制限していることになります。
UTXOを配布するか、オフチェーンのインフラを使ってバッチ処理を非常に巧妙に行うか、あるいは時間をかけてより複雑なコンセプトを導入していくこともできます。
それが、今回のスパイラルのポイントです。
我々は安全です。我々は素晴らしいものを達成しました。UTXOモデル上のスマートコントラクトです。
もしビットコインにこれが備わっていたら、イーサリアムは存在していませんでした。まさに、それを我々が成し遂げたのです。サトシが解決できなかった12年来の問題を我々は解決し、UTXOモデルにスマートコントラクトを導入したのです。

これはUTXOの安全なプログラマビリティですが、その特定のソリューションがすべてであるということではありません。なぜなら、オラクルのインデックスなど、慎重に考えなければならないあらゆるパターンが存在するからです。

何をオフチェーンで処理して、何をオンチェーンで処理するか、というバランスが常に必要となります。そして、それは常に並行処理の運用コストやセキュリティと信頼性に帰結します。これは、イーサリアムでもカルダノでも同様です。アプリケーション開発者として、これらについては考える必要があります。

例えばオラクルですが、完全にオンチェーンのオラクルを作り、完全に決定論的にすることができます。つまり、すべてのデータをチェーンにコミットします。ブロックごとにそれをやっていたら、システムに膨大な肥大化をもたらしてしまいます。
完全にオフチェーンなシステムを作ることも可能です。それは全く異なる信用モデルになります。モデルを改善するために、それを連合させるのかもしれません。 モデルの真実性を向上させるために、債券やその他のメカニズムや罰則を導入するかもしれません。しかし、そうするとそのオフチェーンへのアクセスが重要になってきます。

スマートコントラクトはそれを照会したり連動したりできるか?というと、そのためには何らかのメカニズムを構築する必要があり、そのためのブリッジが必要です。
これらは、実際にオラクルを組み立てる際に必要となる設計上の考慮事項です。

この問題は、DEXの構築でも同様です。バッチングやマッチングはどこで起こっているのか?
最も遅いメソッドのバブルソート方式にして「我々の書いた方法では1ブロックにつき1トランザクションしかできません」と言うことはできます。もちろん、それも可能です。

一方で、オフチェーンを利用したとてもスマートな方法を利用することもできます。
さて、もう少し進んで計算処理レイヤーを追加すると、非常にエキサイティングなことに、創発的な相互作用が生じるようになります。
例えば、EVM形式のスマートコントラクトを用い、そのEVMスマートコントラクトがPlutusのコントラクトと連携することができるようになります。
逆も然りです。アカウントベースモデルについて理解の深い開発者にとっては、アカウントベースのモデルでバッチ処理やマッチングなどを行う方が簡単なのかもしれません。
この値はそのままにしておいて、これをコントロールコントラクトとして使い、実際にすべてのユーザーインタラクションを処理することができます。

カルダノとイーサリアムのスマートコントラクトは、何が違うのか?

さて、ではイーサリアムとの違いは何でしょうか?
Root of Trust」を持つことの素晴らしい点の1つは、RoTの構築が暗号通貨開発において最もコストが高いということです。

PoWはビットコインのためのもので、毎年何十億ドルものコストと大量の電力がかかります。しかし、いったんRoTができれば、RoTを保証として使い、その上に効率的で正しいインフラを構築することができます。その一例を紹介しましょう。

イーサリアムはまず、RoTをPoWで確立しました。そして彼らは現在、PoSシステムに移行しようとしています。なぜなら、一旦PoSが確立されれば、シャード(分割)や異なる計算ドメインを持つことができるからです。
こうなってくると、カルダノスタイルの構成に非常に似てきています。

我々にはOuroboros(ウロボロス)があり、今は「Ouroboros Praos」を走らせています。
おそらく今後は「Genesis」にアップグレードして、少しずつ最適化していくことになるでしょう。

RoTを獲得できたのあれば、信頼された定数を推定し、定数としてSPOを使用する大幅に高速なプロトコルである「Ouroboros BFT(OBFT)」を実行することができるのではないでしょうか?

今、私たちはBFT(ビザンチン将軍問題対応型)プロトコルを実行していますが、これらのプロトコルは1,000 TPS以上の範囲で動作することが示されています。
「ラピッドチェーン」のような論文では、シャードの方法が述べられています、同じデータセットを使ってさまざまなチェーンを実行できるので、それらを並行処理することができます。コピー1、コピー2を走らせ、ロードをバランスしたりなどと進めることができます。

それは実は簡単で、特にイーサリアムやIELEのサポートのために、以前より取り組んでいる「MAMBA」というものがあります。25日のカンファレンスでそれについては話す予定で、「SPO主導するOBFT」の利用を検討しています。

つまり、実行速度がはるかに速く、リーダー選出を心配する必要がなく、安定した定数を確保できるのです。高度な最適化が可能になり、トラストモデルはOuroborosのトラストモデルに縮小されます。
つまり、カルダノがすでに持っている基本的なトラストモデルを実際には変えていないのです。
カルダノでは、あらかじめ強力なRoTを確立しているため、このようなことが可能になり、多くのチェーンを複製することができます。

つまり、IELEにOBFTを使うことも、EVMにOBFTを使うこともできるのです。しかし、ここからが本当に難しいのですが、PlutusにもOBFTを使うことができます。

なぜかというと、カルダノは自分自身のサイドチェーンになることもできるので、高効率モデルを実行することができるためです。
また、異なるモデルを使用することもできます。
例えば、皆さんはDAG(Directed Acyclic Graph)が好きで、ブロックツリーが好きで、グラフが好きで、ブロックを並列に処理する方法についてあらゆる種類のクレイジーなものが好きです。
*DAG;Directed Acyclic Graph: 参照URL ETHやETCマイニングで重要なファイル

実際、私たちは「パラレルチェーン」という論文を書きました。そこには多くのフォローアップがなされています。Pramod Viswanathによる「PRISM」という論文がありますが、ここではそのことについて多く語られています。私たちのPRISM論文と混同しないようにお願いします。
このPramod ViswanathによるPrism論文では、実際はどうやって並列性を作り出すかについて書かれています。

つまり、これらのことを同時に行うことができるのです。
RoTであるステークプールが常に増加する異種混合モデルを持つということで、それを利用して、新しいチェーンや新しいリソースモデルを複製することができます。
彼らにとってはWin-Winの関係です。複数のインフラや多数の並列トランザクションなどを実際に実行しているので、より多くの収入源を得て、より多くの利益を得ることができるのです。これがポイントです。

それはスパイラルの後半の部分ですが、重要なのは、スパイラルの各ステップで安全が確保されているということです。
それぞれのステップは、大規模な混乱を引き起こすことはなく、私たちはただスパイラルに沿って成長していくだけです。
そこで何が起こるかというと、加速度的にスピードが上がっていきます。

例えば、MAMBAは、我々が推進しているサイドチェーンに関する計画で、もう一つのスケーラビリティソリューションであるhydraと同時進行しています。
レイヤー2のスケーラビリティソリューションは、メインチェーンのパフォーマンスを向上させるために、圧縮や高速化、ブロックサイズの拡大などの最適化計画と並行して進められていますが、これはブルーオーシャン研究と並行して進められています。

カルダノのサイドチェーンの可能性は無限大

本当に素晴らしいのは、「これらのソリューションで何が実現されるのか」です。

これには8社の開発会社が集まりまり、そのうち7社はカンファレンスで発表する予定で、DEXを作ったり、Oracleを作ったり、いろいろなものを作ってもらいました。
彼らは実際にコードを見せたり、チュートリアルを行ったり、自分たちの経験、良いこと、悪いこと、ひどいことについて話してくれるでしょう。

このようにしてフィードバックループが生まれ、そのフィードバックループが新機能のアイデアにつながるのです。例えば、ERGOでは読み取り専用のUTXOというコンセプトを掲げています。
これはアイデアであり、何十もの新機能の可能性があると思います。その処理の一部を実際に行う前処理。これは、注文やバッチ処理のためのオフチェーン・インフラで行われ、そのようなものを実際にSPOに入れることで、何千人ものPlutusパイオニアとの間にフィードバック・ループが存在することになります。

実際にカルダノ上で構築している企業には、それらを追加することができますし、この2つのこと、これとこれを知っています。

だいたい6ヶ月から12ヶ月くらいの期間です。
HFCイベントは約2~4回、平均すると四半期ごとに1回開催しています。今年は3回だと思いますが、4回くらいはやりたいと思っています。
つまり、6ヶ月から12ヶ月の間、HFCを試してみることになります。そして何が起こるかというと、非常に不誠実で有害な人々が「チャールズは、Cardanoは半年から1年は使えないと言っている」と言い出すのです。

この場で、私はそんなことは言いません。チューリング完全なスマートコントラクトで可能なことは、何でもできます。
例えば、ステーブルコインの作成も可能です。相互運用性が実現して、マルチシグのためのあらゆる種類のロック機構ができるようになるでしょう。
それから、オフチェーンの集中型インフラを接続することができます。実際に、dc sparkはそれを計画しています。複雑な金融契約を実行することができます。かなり効率的なシステムであり、すべてのベンチマークで、現在イーサリアムよりも2桁ほど安くなっています。

​​今月中(2021年9月)にはこれらのことが固まってくるでしょうし、確実に、オラクルのインデックスについて、創造的な決定をしなければならないこともあるでしょう。パートナー企業はすでにそのような創造的な決定を始めており、それらは今年から来年にかけて本番稼動することになるでしょう。

超高性能かというと、もちろんそうではありませんが、これは新しいモデルです。ERGO以外で、しかも今回のような規模の拡張UTXOやPlutusは誰も試したことがないからです。
重要なのは、安定したRoTを確立したいなら、カルダノで実現ができるということです。
また、CSL(合意形成レイヤー)に十分なプログラマビリティを持たせることで、人々が希望するドメインに接続し、大量のvalueを効率的に移動させることができます。valueを効率的に動かすことができます。

だからこそ、私たちはMarloweを作ったのです。
Cardanoは、保険や債券発行などあらゆる金融商品のための融資プラットフォームとして、圧倒的な存在になると私たちは考えています。
何百万人ものユーザーが同時に参加するようなリッチなインタラクティブ・エクスペリエンスを実現するには、ブロックチェーンは適していません。 イーサリアムもカルダノも然りです。
この種のシステムのポイントはそこではありません。このようなタイプのシステムには個別のドメインが必要で、個別のドメインにはトレードオフがあり、デザインやモデルが巧みであれば、どのように実行されるかについての仮定があります。

そうすれば、非常に強力なRoTを作ったという事実を利用して、異なる経済性や異なるアイデアを持つ特注のドメインをインスタンス化することができます。そして、それらを利用することができるのです。
しかし、これがとても素晴らしいのは「カプセル化」という概念です。つまり、オーダーメイドのドメインのすべてが成功するわけではないのです。そのうちの1つが崩壊したり、問題や欠陥があったとしても、それがメインチェーンにまで波及することはなく、メインチェーンやCSLにある何十億ドルもの価値が破壊されることはありません。

ここで皆さんは、
「でもチャールズ、燃料などはどうするの? トークンロックを可能にするのと同じメカニズム、ステーキングを可能にする同じメカニズム、投票を可能にする同じメカニズムだよ」
と言うかもしれません。
しかし、これを利用して、サイドチェーンで経済性の異なる代替燃料を生成することも可能です。つまり、可能性は無限に広がっているのです。
デミラージュを入れることができます。トークンの有効期限を入れることができます。無限のインフレーションが可能です。その新しいチェーンでは、あらゆる種類のクレイジーなことができます。
ADAはメインチェーンから離れることはありませんが、サイドチェーンに新たな燃料を生み出すことができるのです。

では、そのサイドチェーンに悲劇的な経済的欠陥があり、そのものが崩壊したとしましょう。あなたのADAは害されますか?
いいえ、あなたのADAは問題ありません。それが、私たちがここで構築したものの美しさであり、魔法なのです。

スケーラブルなブロックチェーンの強みは「速さ」だけではない

スマートコントラクトの大規模なアクセラレーションを行う場合、Hydraのようなオフチェーン処理が必要になります。オプティミスティック・ロールアップやステート・チャンネルのようなものが必要になります。
このような事実があるからこそ、イーサリアムはそれに何百万ドルもの投資を行っているのであり、これらのことを考えているのです。これはメインチェーンでは意味をなさないことです。

1つのシステムで毎秒何十億ものトランザクションを処理できるようなシステムを構築することはできません。そのためには、分割統治、バッチ処理、前処理、異なるドメインへの移行などを行う必要があります。ずっとそこにあるわけではないのです。

どういうことかと言うと…、ここで簡単な計算をしてみましょう。
平均的なトランザクションサイズが0.5キロバイトだとすると、2つのトランザクションごとに1キロバイトになります。 規模を拡大しましょう。
2,000件の取引になると、1メガバイトになります。200万トランザクションにすると、1ギガバイトになります。何が起こっているのかわかりますか?
繰り返しますが、200万件の取引は、1ギガバイトです。数百万TPSを処理している場合、実際には毎秒ギガバイトのサイズのブロックを処理していることになります。それが1ヶ月後、1年後、10年後にはどうなっているのか。
これらすべてが不変で、消えることなく永遠に稼働し続ければ、ブロックチェーンはとんでもなく肥大化してしまいます。

これに対し、皆さんは、
「これはまずい。バッチ処理し、ハッシュのように圧縮したり、ゼロ知識証明を使用したり、オフチェーン処理をしよう」
と言うでしょう。

しかし実は、あなたはもう私のモデルの中にいるのです。CCL、CSL、Hydraの世界観にいます。

私たちはこの問題について、非常に慎重に検討していました。高保証の開発を行うため、関数型プログラミングの分野から35年分の知識をどうやって取り入れるか、6年間かけて慎重に検討しました。
私たちは、リソースの決定性のようなものを実現したいと考えています。システムのグローバルな状態を知って非決定性を導入するのではなく、ローカルな処理のようなことを検討しています。
このようなタイプのものには、豊富なメタデータ・スタンダードを考慮したいと思いました。

また、ネイティブアセットも考慮しています。12日のポイントは、最も重要な機能であるオンチェーン・スマートコントラクト・コンポーネントをオンにすることです。

そうすると、オフチェーン・インフラであるPlutusのABE(アプリケーション・バックエンド)、オフチェーン処理やカノニカル・デザインパターンも持てるようになるのです。
それらは、イーサリアムがそうであったように、また私たちがそうであるように、有限の希少資源であるブロック生成に対応するため、コミュニティとともに時間をかけて構築されます。

イーサリアムとの違いは何かというと、私たちには「聖杯を手にするための鍵」があります。
どういうことかというと、カルダノには多くのソリューションをインスタンス化し、それらのカプセル化が可能なRoTがある、ということです。
それらの新しいソリューションが失敗してもメインチェーンを破壊することはなく、メインチェーンのユーザーを守ることができるのです。
さらに、すでにOccam’s buildingを作っている人たちがいて、他にも何十人もの人たちが資金力のあるプロジェクトを作っていて、これから3ヶ月から6ヶ月の間に、それらの開発者たちが1.0をカルダノに投入するでしょう。

これらすべてをテストネット上で先に行うこともできましたが、長期的なテストネットの期間を設けると言うことは、ステーブルコインが遅れ、相互運用性が遅れ、サイドチェーンのコネクションが遅れ、トークンの支出ポリシーが遅れ、ボンドやセキュリティトークンなどを行うのが遅れてしまいます。

このようなアプリケーションを待って、標準となるインフラを構築することで、HFCイベントを行うことに安全性の懸念はありません。Plutusは安全です。私たちはPlutusについて非常によく理解していますし、それについてはかなり良い感触を得ていますので、ここでは迅速に行動することができます。
しかし、このことが意味するのは、正統的なアプローチが固まるまでには、もう少し時間がかかるということです。

少し待てば、皆さんが実装に関する難しい問題を心配せずとも、誰かがそれを解決し、抽象化し、そのソリューションのテンプレートやサービスを導入することができるようになるでしょう。
誰かが皆さんのためにテンプレートを作成し、その特定の解決策を借りることで、サービスができるようになります。
イーサリアムのエコシステムには、inferaやfire blockなどのオフチェーン・サーフェイスが大量に存在しています。なぜかというと、このようなオフチェーンの作業を行う必要があり、特にライトクライアントの環境では、このような作業のための管理層が必要になるからです。
それには標準規格やAPIなど、さまざまな種類のものがあります。デザインパターンを開発し、それをPlutusのパイオニアであるPlutusコアチームが構築し、カルダノエコシステムのアプリケーション開発者が構築していきます。
これらはそれぞれ、並行性やアクセスコントロールなどの問題を処理し始めます。すでにNFTをアクセスコントロールに使っている人が何人もいて、契約のためのユニークな識別子や、システムの異なるユーザーの異なる部分のためのユニークな識別子を作成しています。

NFTは一過性のものであり、ネイティブ・アセット・スタンダードのおかげで簡単に破壊・作成できます。それを拡張UTXOに利用するというのは非常に斬新な方法で、もちろん各段階で最適化が行われています。
また、運用コストが削減できるだけでなく、このモデルはセキュリティや予測可能性にも非常に適しています。
今回のカンファレンスでは、スマートコントラクトの正式な検証について、4社のベンダーが発表する予定です。初めてみんながこれらについて真剣に考え始めています。このモデルは改訂が可能で、アップグレードのサイクルを持っています。

年末までにもう1回、HFCのイベントが開催されると思いますが、その時には多くの機能や特徴、そして我々が学んだ新たな事柄が追加されるでしょう。来年のある時点でCCL(計算処理レイヤー)がONになり、アカウントベースのモデルやIELEベースのモデル、さらにはCatalystによるオーダーメイドの計算など、プログラマビリティを追加した分散型サイドチェーンが登場するでしょう。
これにより、非常に複雑なガバナンスを実現することができます。

ちなみに、サイドチェーンとして超複雑なDEXを作ることも可能で、Catalystで行ったように、あらゆる種類の特注機能を搭載することができます。これは理にかなったモデルであり、もし十分な商業需要や商業活動があれば、それを行うことは理にかなっており、あなたはただスパイラルの上で生き続けるだけです。カルダノの面白さやユニークさは、これがインタラクティブなプロセスであることです。コミュニティであるあなたが参加するプロセスであり、摩擦のないプロセスなのです。

9月12日には、かなり簡単なアップグレードになることがわかっています。すべてのことを考慮すると何か問題はあるかもしれませんが、おそらく簡単なアップグレードになると考えています。
また、このシステムを使用することで、目が覚めたら突然システムが使えなくなっていた、というような形でCardanoが壊れたり退化したりすることはありえません。
新しいシステムの存在が新たな課題を生み出すことでしょう。
シェリーのリリースによって、プロキシキーやカウント、部分委任の需要を生み出したように。

これに対応するためには、レジェンドルールレベルで多くの作業を行う必要があり、そのための準備を進めています。
この作業が完了すれば、その点ではクラス最高となるでしょう。同様に、Plutusのロールアウトに向けて解決しなければならない小さなことがたくさんあり、それによって多くのことが可能になります。

私たちの業界が抱える問題は、基本的に、
「私のものをサポートしてくれないなら、あるいは私のものを機能させる方法が見つからないなら、あなたが構築したものは永久に使い物にならない、ただのオモチャだ」
と言い、vanity metricsを使って、
「このパフォーマンスレベルにしかならない」「ブロックサイズを大きくするだけだ」と言ったりする人たちです。
彼らは私たちのことを理解していないのです。

これらの構成要素がどのように相互に接続されているのか、あるいは相互に作用しているのかを理解していないのです。彼らが本当に理解していないのは、最も困難なことであり、これこそがビットコインが解決したことであり、1兆ドルの価値がある理由でもある、Root of Trustを確立することです。

カルダノが実現したのは、世界最大のProof of Stakeであり、効率的なRoot of Trustを持ち、CCL(計算処理レイヤー)を簡単に展開できる美しいモデルです。

これが、私は「なぜカルダノか」という論文を書いたときの目標です。
実際にその中で私は、

「Computation Layerというアイデアを持ちたい、レイヤーでデザインしたい」

と書きました。これをどうにかして解明しなければならないというのが私の考えですが、これは非常に大きな技術的挑戦であり、多くの可動部分がありました。

そして私たちは、基本的にこれを解決しました。

あとは、最も効率的な接続プロトコルを決定し、Mithril(ライトクライエント)などを実装するだけです。これもまた、このプロセス全体を支援する同時進行のプロジェクトのひとつであり、安定した基盤があるからこそ、並行して作業を進めることができるのだと思います。

カルダノが世界にもたらすものとは?

私たちのプロジェクトには、違うチームも参加できます。競合するチームでも参加できます。
ところで、競合するチームというのは、私たちが持っている設計原則の一つでした。学際的なチームを多用することや、Infosecの高速反復型の競合チームなどが、今回の設計目標の一つでした。
カルダノの設計では、アーキテクチャのおかげでそれが実現できています。

しかし、Reddit上でもTelegram上でもTwitter上でもそれには同意しないでしょう。

でも皆さん、これは雑音であり、偽物です。
本当にスケーラブルな分散型システムを構築するのは世界で最も難しいことの1つであり、分散型で、ビザンチンアクター(ビザンチン問題を引き起こそうとする人)を認め、そのシステムをプログラム可能にするのはとても難しく、ビットコイン・コミュニティは12年以上にわたって、安全だと思われる方法でそれを行う方法を見つけようとしてきました。

私たちのプロジェクトは、ビットコインやイーサリアムの成功から多大なインスピレーションを得ました。
第3世代から生まれた多くのアイデアと、私たちが試みたのは、私たちが考える最良のものの代表的なサンプルをまとめることでした。例えば、DeFiや歴史的に見てもイーサリアムのスマートコントラクトに見られる欠陥の多くは、複雑で金銭的な取り決めを処理しようとすることに起因しています。
だからこそ、私たちはそれらをシンプルかつ安全に行うためのDSL(ドメイン言語、つまりここではPlutus)を作ったのです。
自分のシステムの外にも世界があることを認める必要があるので、バッチ処理やマッチ処理、オフチェーン処理などの機能が必要です。私たちはそれをシステムと言語に組み込んだのですが、Plutusのパイオニアプログラムでその方法を人々に紹介していますし、それによってさまざまなアプリケーションが生まれています。

我々は、フォーマルな手法や高水準の保証の世界とつなげたかったのです。
そこで私たちは関数型言語Haskell)をエントリーポイントとして選びました。
ハッキングや欠陥などが非常に多いため、そのようなレベルの検証を行うには、非常に簡単で低コストのパスが必要となります。
並行処理は自然に行われます。オフチェーンのインタラクションやステートチャネルがあれば可能です。
並行状態マシン(Concurrent State Machine)を導入することもできますし、そのための方法もあります。また、異なるUTXOの負荷を巧みに分散させ、NFTと連携させることもできます。私たちはお金をかけて、さまざまな独立した開発会社に構築を依頼しました。彼らは異なる方法で物事を解決し、そのコードを皆さんに提供します。6年後ではなく、今月も、来月も、再来月も。

カルダノ・コミュニティとのこれから

カルダノのスタックエクスチェンジ(Cardano Stack Exchange)では、人々は質問をすることができますが、そのモデルが気に入らなければ、あなたたちが好きな他のモデルを使えばいいのです。

そのモデルを利用し、またすべてのツールは再利用可能ですが、違いは、今はPoSで実行されていて、(このRoTをゼロから構築することは)超高額であると言うことです。
それを今はOBFTで実行しようとしています。これはBinanceのスマートチェーンがやっていることと似ています。もっと安くなります。みんなが牛を、みんなが鶏を、すべての鍋に入れる。それが私たちの作り方です。

2021年9月12日にリリースされるのは、大規模なアップグレードです。 なぜなら、完全なプログラマビリティ、支出ポリシー、相互運用性、安定したコイン、Marloweが可能になるからです。
これらのことがすべて自然にできるようになります。そして、DEXが登場し、オラクルが登場し、あらゆる種類のクールな機能を持つようになるでしょう。

それらが成熟し、より費用対効果が高く、効率的になるには時間がかかります。
これはシステムの自然な進化であり、ユーザーはそれを確信しています。
なぜなら、スパイラルを見て、スパイラルの各部分が新しいアップデート、新しいアップグレードなどであることを理解しているからです。これまでにも経験してきましたが、スパイラルの奥深くに行くほど並列性が高まり、より多くのことが同時にできるようになります。そして、それらのドメインは、カルダノで接続されます。

Plutusが存在する前はこれらのことは不可能でしたが、Plutusが存在する今、これらのことはすべて可能です。
過去12年間の革新的な技術は、すべて捨ててはいけません。ブロックチェーンの概念やBitcoinがその整然としたペースで成し遂げたことを捨ててはいけません。苦労して考え出されたセキュリティモデルをすべて捨ててしまうことはありませんし、若手の開発者が何かをする方法を理解できないからといって、あらゆるものを捨ててしまうこともありません。
皆さんがしなければならないことは、彼らに教え、彼らに見せ、インフラを構築することです。ツールを構築し、抽象化し、サービスを構築しなければなりません。

これらは、特にサービス側のSPOにとっては経済的なチャンスです。もっとお金が必要だ、もっと儲けたいと言い続けていますね。これらの多くのことのために、サービスプロバイダーとしてのブロックチェーンになるのは誰だと思いますか、それはあなた方です。
それは連合型ネットワークで行われ、いずれは別の収益源になるでしょう。
これがCardanoの力であり、慎重に考えたからこそ、バベル・フィーのようなものが得られ、より予測可能なフィーが得られ、リソースの決定性が得られ、ローカル処理のシャーディングが非常に容易になったのです。

Plutusのパラレルチェーンでシャーディングの実験をするのも面白そうですね。それもできるし、それを展開するためのモデルも用意しています。
最初は接続されていないサイドチェーンを持ち、最終的には連結されたチェーンとして登場します。これはMAMBAが提供してくれるものとまったく同じです。
これらはすべて、システムの設計に組み込まれています。
システムの進化の中に組み込まれていて、何も後退しません。システムを攻撃するために数百億ドルのコストがかかるというセキュリティモデルを失うこともなく、アップグレード能力を失うこともなく、ネイティブアセットの規格を失うこともなく、メタデータの規格を失うこともなく、Plutusのために構築されているすべてのツールとPlutusのためのすべての形式的検証能力を失うこともありません。
また、新しいデザインモデルを失うこともありません。新しいコンピューテーションモデルを追加するのに半年かかるとしたら、それは開発者がその半年の間、別のことをするということであり、それが使えるときにはそれが使えるというだけです。

カルダノは「すべてのバランスをとるプロジェクト」

これはマラソンであり、スプリントではありません。

システムが競争に勝つためには、今、すべてのものを備えていなければならないと言われるのならば、私はまず尋ねます。

「ブロックチェーンがあったから起こった、現実の大規模な変化はありましたか?と。私たちはインターネットをブロックチェーンで運営しているのでしょうか? 国民IDシステム、投票システム、サプライチェーンシステム、株式市場、中央銀行の通貨をブロックチェーンで動かしているのでしょうか?」

スマートで正直な答えとしては「ノー」であり、現実にはこの変化が社会に浸透するには数年から数十年かかるでしょう。
業界にはスタンダードがありませんが、いわゆる市場標準であるイーサリアムは、文字通り、根本的に異なるデザインと相互運用性にアップグレードしています。

彼らが維持するものは、既に私たちにも備わっています。
つまり、すべてがコモディティ化していくのです。よって、コストと開発のしやすさ、メンテナンスコスト、ライフサイクル、セキュリティモデル、そして製品市場が参入している市場に適合しているかどうかが重要になってくるのです。

カルダノは、これらすべてのバランスをとることに努めたプロジェクトであり、すべての人にすべてを提供するのではなく、人々がセルフサービスを行い、機能や性能を追加する方法を理解しています。
並行処理に関する具体的なチュートリアルが必要な場合は、早ければカンファレンスで提供されるでしょうし、参加したさまざまな開発会社のライブコードを実際に見ることができます。アプリ開発者になるための詳細な情報が必要な場合は、Plutusのパイオニアプログラムをすでに2回実施しています。
3番目のものは、PABと統合された最初のものであるため、おそらく最高のものになるでしょう。PAB統合は9月10日にベータ版を開始し、今後も追加していく予定です。

そして時が経つにつれ、相互運用性が生まれ、サイドチェーンが発生します。dc sparkのようなパートナー企業が開発し、我々もまた開発しており、多くの開発者が慣れ親しんでいるレガシーなプログラミングモデルが追加されるようになります。
そして、これらのシステムの間に相互運用性を持たせることで、お互いに会話や通話ができるようになります。そのためには、多くの優れたインフラを構築し、PABやあらゆる種類のものをアップグレードし続けなければなりません。

もちろん、それは実現するでしょう。これはプロセスであり、毎日少しずつ良くなり、毎日少しずつ強くなり、システム内の実用性が高まりますが、システムが後退することはありません。
すべてを捨ててカルダノ2を作らなければならないような激変という概念はありません。 そうではなくて、スパイラルのようなもので、それが常に重要なのです。

過去のビットコインの勝利が大勝利であったことを認める知的誠実さを持つまで、どんどん、どんどん追加していくのです。
UTXOはCSLとしての意味が大きいです。さまざまな会計モデルがありますが、会計モデルの間には等価性があります。そのため、多様性を認めることは理にかなっており、それがCSLとCCLで行っていることです。
私たちは、2016年にそのことを皆に説明して書き留めました。これは正確には新しいコンセプトではありませんでした。かなり前からあったし、2017年には英語で出版されたと思います。
皆さんがそのことを知るのに4年あったわけです。すべてがオープンに構築されています。パイオニアやその他の人々に、コードはすべて公開されています。

技術革新には素晴らしいパルスがあり、それを四半期ごとのサイクルに組み込み、大きな変更を四半期ごとに行えるようにしています。マイナーチェンジは中間的に行われ、双方向の関係が築かれています。
たくさんの人がモノを作っています。それらのモノが作られると、建物の基盤となるインフラが変化し、多くの実験が行われることになります。しかし、その都度、安全性、予測可能性、安定性を考慮して行われるので、大量に回帰するようなことはありません。確かに、特にウォレットについては、スピードアップしたいことがたくさんあります。
ウォレットについては、もっとユーザー体験を良いものにしたいです。これらは優先順位の高いものです。投資をし、優れたチームを雇い、長い間それに取り組んでいます。

苦労したのは、その流れをつかむことでした。
優れた論文を書くには?
保証性の高いコードを書くにはどうしたらいいか?
予測可能なリリースを得るにはどうすればいいのか?
どうすればアップグレード可能になるか?
優れたコミュニティを構築するにはどうすればよいか?

これらの勝利は消え去るものではありません。これが最も難しい要素なのです。
それ以外は、実装の詳細です。
オフチェーン・インフラ、オンチェーン・インフラ、Plutusの補強などです。これらの良い点は、ある程度の安定性と予測可能性があることです。

私がWolframをパートナーとして好きなところは、Wolfram言語を見てみると、後方互換性への取り組みが非常に優れている点です。
80年代に開発されたいくつかの製品は、現在もWolframのインフラストラクチャ上で動作しています。Wolframの計画では、非常に多くの新しい機能や特徴、マジックが追加されましたが、これは偶然ではなく、徹底した設計と取り組みによるものです。

これと同じ状況で、Byronのトランザクションは常にShelleyのトランザクションを実行し、ゴーグエン時代には常に1時間実行されます。多くのことをする必要があり、多くのことを追加する必要がありますが、これらの機能は存在します。これはエコシステムとしては魔法のようなものです。

それが私たちの仕事ですから、少しでもお役に立てれば幸いです。
先ほど話したように、このような技術的な会話には時と場所があり、ワークショップはそのための最高の場所だと思っています。
トレーニングはそのための最高の場所だと思います。
だからこそ、私たちにはPlutusのパイオニアプログラムがあり、3,000人の人々がそれを経験し、ハッカソンが存在するのです。だからこそ、カルダノスタックはインターネット上でみんなに言っているのです。世の中にはひねくれた人がたくさんいて、私たちが何を発表しても、何をしても、理解できなかったり、気に入らなかったり、価値を認めなかったり、あるいは嘘をつく経済的な動機があったりして、それを否定してしまうのです。その中の一つのカテゴリーなので、少しでも参考になれば幸いです。

薄氷を進む慎重さで開発する、ユーザーファーストの精神

私が最近もらった贈り物にタコのぬいぐるみがあります。
片面はハッピーなタコ、反対側は悲しいタコです。
幸せな時もあれば、悲しい時もありますが、物事をあまり深刻に考えてはいけません。
ほとんどの人がそうで、残念ながらそれが原因で多くの問題が世界で起きている。私たちは楽しんでいます。
これは美しいエコシステムであり、多くの素晴らしい人々がいて、多くの素晴らしいものが構築されています。

私たちは、イノベーションのモデルを正しく理解し、コラボレーションのモデルを正しく理解しました。他のすべてのことは避けられない。数ヶ月かかるかもしれないし、数週間かかるかもしれないし、数年かかるかもしれないが、そうなるだろう。もしモデルが気に入らなければ、最終的には自分でモデルを追加することができます。私たちが行ったのは、第3世代をどのように実現するか、スケールガバナンスと相互運用性をどのように実現するかを視野に入れて、ビットコインの革新性とイーサリアムの革新性を最もバランスよくハイブリッド化したことだと思います。

私はこのモデルにとても満足しています。私の会社には500人の社員がいますが、現時点では200人以上がフルタイムでCardanoだけに取り組んでいます。他にも12の開発会社があり、台帳のサポートからネットワークスタックのハードコアなものまで、すべてのカルダノのインフラに取り組んでいます。また、DABなどを作っている人たちもいます。

10億ドルを用意したCatalystがあり、さまざまな人が投票していますが、これはなくならないでしょう。私たちが開発したモデルは、そのようなビジネス上、技術上の要件を吸収し、システムをアップグレード、スケールアップする能力を持っています。そして、「Cardano360」がチェックポイントで、2021年9月25日のカンファレンスが今回のチェックポイントです。
このモデルは成熟し、具体化し、本当に強力になっていくのです。

来年、財団はより多くの開発者を奨励するために大量のハッカソンを行うことができます。そこには多くの推進力があります。
私が絶対に避けたいと思っているのは、「皮肉な態度」です。

1,000億ドル規模のエコシステムでは、イノベーションの推進や機能追加の早さについて、非常に慎重かつ繊細でなければなりません。

そうでなければ、多くの問題に直面します。私たちは、この現実と、積極的に前進し続けるという絶対的な必要性との間でバランスを取ることができました。だからこそ、私たちはGithubのコミット数で常にナンバーワンなのです。とはいえ、何度も何度も読んだのでいいますが、
「これには何の意味もない」
「ただのゲーム」
「文字列の変数名を変えましただけだろう」
というようなコメントがよくあります。
もちろん、そのようなつまらないコミットはしていません。
私たちのコミットは、本物のコミットであり、本物のコードなのです。誰かがこのようなことを言ったら、そのコミットを調べて、どれが余計なものなのかを確認してください。私たちは率直に言って、普通の人たちよりも速く活動しています。

イーサリアムは、PoS、つまりRoot of Trustをどのように構築するかをまだ考えています。
我々はそこに達しているだけではなく、数百億ドルのセキュリティを確保し、美しいアップグレードの計画もあり、Ouroborosが進むべき道を明確に理解しています。また、Ouroborosがどこへ行くべきかを明確に理解しています。さらに、今も取り組んでいるセカンダリチェーンの構築方法も理解しています。私たちが持っているプログラミングモデルは、時に少し柔軟性に欠け、制限が多いこともありますが、相互運用性と膨大な量のアセットの移動、安全性の検証、リソースの決定論、包括的な説明責任、グローバルではなくローカル・ステートのみという要件のために特別に構築されました。
先に進んで、××ができないとか、今すぐ××をするのは難しいとか言うのは理不尽です。このようなことは自然に有機的に進行していくものであり、私たちがエコシステムとしてすでに達成し、成し遂げたすべてのことを楽しむことができるのです。

それが納得できないのであれば、ここはあなたのためのエコシステムではないかもしれません。他の場所に行ってください。
もし、他のみんながこれらの問題をすでに解決していると思っているならば、あなたは騙されています。
これらの問題は、世界で最も困難なエンジニアリングの問題です。
部分的な解決策しかないので、何十年も解決できないでしょうし、どのイテレーションも私たちが持っている少し広い範囲の解決策の別の例にしかなりません。

それが、このエコシステムのスペースでの実情です。
ビットコインがイーサリアムやカルダノのようなスマートコントラクトをベースレイヤーに持っていないのはそのためです。
彼らがやろうとしていないというわけではありません。Taproot(ビットコインのアップデート)やsimplicity、jetなど、彼らがやっていることを見てください。

エコシステムの中には、素晴らしい資格を持ち、10年以上この仕事をしてきた本当に頭のいい人たちがたくさんいて、彼らはこれらの機能を追加しようと努力しています。
しかし、彼らは1兆ドルものリスクを抱えており、一度しかチャンスがなく、間違ったやり方をすればすべてが台無しになってしまうことを理解しています。
このような難しい状況に置かれているので、薄氷を渡るようなペースでしか動けません

エコシステムとしてわかったことは、このような価値のアップグレードを可能にしつつも、そのペースはもっと速く、時間をかけて進化させることができます。
また、Catalystを通じて発言権を得て、大学やアプリケーション開発者が参加するような包括的な方法で行うことができます。

そこには、コミュニティのコメントという美しいフィードバックループがあります。そして、非常に強い意見を持った非常に優秀な人々が、必然的にシステムの進化に大きな影響力を持つことになります。
これこそがカルダノの心であり魂であり、本当に重要なことであり、だからこそカルダノには大きな価値があるのです。
それは、恣意的な機能や特徴のことではありません。有機的なシステムを進化させ、世界全体のために働き、世界の問題を解決できるようなものにしたいと考え、感情的、哲学的、精神的、経済的にそれぞれの方法でそれにコミットしている、何百万人もの同じような考えを持つ人々の集合的な知恵のことなのです。

だからこそ、価値があるのです。群衆がいる限り、価値は維持され、群衆は消えません。実際、群衆は増え続け、大きくなっています。私たちは、これらの革新が責任を持って行われることを保証するための適切なプロセスを持っています。例えば、ピアレビューのフォーマルメソッドやHFCなどです。

私たちは、このモデルがどのように機能するのか、何年も前に慎重に考え、書き留めました。また、責任を持って異質なものを導入しつつ、包括的な説明責任を果たさなければなりません。
これらはバズワードではありません。論文やプロトコル設計、そして今ではコードに凝縮されているものです。
私たちのエコシステムで最もエキサイティングなイベント、Goguenのローンチが間近に迫っています。8日後には、何千人もの開発者が構築、破壊、思考を開始します。これにより、システムの進化が加速し、システムのツール化が進み、長期的には非常に良い状態になるでしょう。私たちが後退しないのは、人々が留まるからです。来年、我々はどうなっているだろうかと考えてみてください。今と同じですか?いいえ!前年よりもはるかに分散化された、活気に満ちたエコシステムになるでしょう。成長と進歩を見てください。そのモデル、その考え方が鍵であり、他のすべてを吸収することができます。

これでみんなが納得してくれればいいんですが。
もしカンファレンスに来ないのであれば、ハッカソンに参加するのもいいでしょうし、半年間キャンプに行って戻ってきて、現在の状況を確認し、さらに進化していることに気づくのもいいでしょう。

これは大人のプロジェクトであり、プロが関わっており、多くの人と多くのキャリアがこのプロジェクトに関わっています。インフラやその他のものに莫大な資本が投入されています。
みんな本当に一生懸命働いていて、何が問題になっているかを理解しているので、本当に慎重に考えています。
タコのスワップとか、かわいいロブスターのぬいぐるみのNFTを発行するといったこととは全く関係がありません。
これは、金融システムを持たない国のために、金融システムが必要であるということに関係しています。
私たちは、2014年にバミューダで開催されたTEDトークでスタートしました。

私は、10月にはケニアに行く予定です。
ブロックチェーンでマイクロファイナンスの話ができるのは初めてのことです。
そこに至るまでには長い道のりがありましたが、そこがポイントで、私たちはそこに至るためにすべてを構築しました。
私たちには、正しいモデル、正しいコミュニティ、正しい思考プロセス、正しい科学者、正しいエンジニア、正しい進化のサイクルがあり、その問題を満たし、何十億人もの規模で実行することができます。

もしあなたがワイオミング州に行くことがあれば、もしかしたら私に出会えるかもしれません。
ワイオミング大学の実力を見てみてください。
タフなゲームですよ。私の父は以前、モンタナ州立大学に学部生として通っていました。彼は医学部に進学したので、当然ながらMSUのファンであり、私はワイオミング大学のファンになったので、お互いに反対のチームを応援することになります。

またお話ししましょう!

 

委任のご協力をお願いします🙇‍♂️
●本稿はカルダノステークプール「Coffee Pool」が作成しました。
COFFEの活動を応援いただける方はぜひ、COFFEへの委任をいただけたらと思います!
NAME:CoffeePool☕️
Ticker:COFFE
Poolid:1d2972246d8adda98836626a34e337525f5206e552715d28379b5fdb

Alonzoハードフォークについて [チャールズ・ホスキンソン]

2021/09/8 に公開されたチャールズ・ホスキンソン「Alonzo Update Proposal」の日本語版をお届けします!

今日は、9月7日、配信も安定しています。今日は皆さんに、HFC(ハードフォークコンビネーター)イベントのプロポーザルについて、簡単にお話したいと思います。

カルダノをフォローアップしている皆さんは、アップデートがどのように行われるかについてすでに知っていると思います。一度アップデートプロポーザルが発せられれば、次のエポックで有効化されます。それはUTCで9月12日(日)21:45UTC、となっています。

そう、つまり既にトリガーは引かれ、ロケットは空に向かって発射されます。ここからはもう後戻りはできません。
つまり私たちはAlonzoへ飛び立つ直前で、AlonzoハードフォークはUTC12日に必ず実行されるということです。
私はこのパーティーを眺める予定にしています。Tweetを見たり、私たちのコミュニケーションチャネルもライブ予定です。
ハードフォークがロールアウトすれば、皆さんはすぐにPlutusスマートコントラクトをメインネットに送り込むことが可能になります。
このローンチに当たっては、とてつもなく膨大な作業が必要でした。dAppsの構築には、非常に多くのインフラ、デザインパターン、アブストラクション、テンプレートなどのパターンという関連要素が必要となったためです。それはどのエコシステムを構築するために必要なことでもあります。

そしてその礎が、テストネットではなくメインネットに実装されます。
つまり、もしあなたがPlutusコードのdAppsを構築していれば、9月12日にはもう、それをメインネットに送るだけでそのdAppsをメインネットで稼働させることができます。

そう、スマートコントラクトはもうすぐそこです。おめでとうございます!

私たちは先日、ちょっとしたお試しで、オモチャ的なスマートコントラクトを構築してみました。その一つはPolymarketライクなもので、そのほかにも色々遊んでみましたが、今後は皆さんに楽しんでもらえると思います。
バックエンドではまだ非常に多くの仕事が残っており、10日にはベータ版が利用可能になりますし、まだまだいろいろなことが始まります。
今月は、開発者の皆さんからの色々な疑問にお答えするつもりです。オープンな疑問として、先日は開発者の皆さん向けに、concurrencyアプリに関するテンプレートやアブストラクションなどについてもお答えしています。これらの問題に対しては、基礎的なインフラに手を加えることなく解決することができます。これらはアブストラクションやソフトウェアに関する問題であって、EVM(イーサリアム・バーチャルマシン)やSolidityを修正するようなものです。基礎インフラやライブラリを修正するタイプの問題ではありません。
HFCイベントの後は、私たちはこのような「バリ取り」の作業や、新しい機能の追加を行う予定です。
今後の予定として、2つのHFCイベントを予定しています。
まず、年末までに「Babbage(charles babbage?)ハードフォーク」を予定しています。そして次のHFCは、来年の第1四半期を予定しています。
これらのハードフォークにより、より開発がしやすい環境を整備し、圧縮による最適化なども行い、オンチェーン関連を改善していくことになるでしょう。コストモデルなど様々な観点の分析を進めており、革新的なことが起こるでしょう。

それから、カルダノサミットでは、Bashoにおいてどのように巨大なスケーラビリティを実現するかや、ヴォルテールにおいてどのように自立分散化された、活発な自主参加型の完全なボトムアップ型プロジェクトへと移行するために、どのような技術を融合させていくかということについてお話したいと思います。
ぜひサミットに参加してください。もちろん私も登場します。とてつもなく驚くべき内容となるでしょう。私自身、ものすごく消耗しています。私たちみんなが疲れ切っています。この会社にとって最も忙しい90日だったと言えるでしょう。非常に多くのことが起き、そして今も動いています。本当に素晴らしい結果が生み出されています。
全てのステークプールオペレーター、Plutusパイオニア、私たちと仕事をしてくれるコミュニティやパートナーたちに本当に感謝しています。
Miniswapをはじめ、多くの人々がイノベーションを起こそうとしています。先日の動画ではちょっと言い過ぎたかもしれませんが、多くの人々が何かをなそうと力を注ぎ、私たちがそれをサポートするという姿は本当に素晴らしいことだと思います。
テストネットは完全に「ノーイシュー(無問題)」でしたが、私たちは今、とてつもなく分裂化した世界にいます。私たちの競争相手は、インセンティブを使って、相手を叩くためにどんなことでもやってのけようとするのです。
ちょうど今日(2021/9/8)、BitTorrentの開発者でChiaのCEOのBram Chohenが、「拡張UTxOは全く不必要だ」といった批判をしていますが、この類の話はあらゆるところで散見されますし、こうした話自体が全く無意味です。
これは例えば「Javaは全く不必要だ。C++も不要だ。C#こそが真のプログラム言語だ」という話と全く同じです。
どのような開発言語であれ、「ユーザーがどのようにソフトウェアを開発し、メンテナンスをするか」というライフサイクルにおけるトレードオフが存在します。
私たちは、スマートコントラクトという領域においても同じように考えています。私たちのメンバーには、すでに別のプログラム言語を開発した人物や、プログラム言語に関わった人物がいます。例えば、私たちのメンバーのPhillip Wadlerは、Haskell開発者の一人であり、36年の経験による高度なインサイトを持っています。
さらに私たちはスマートコントラクトの開発言語を深く研究し、イーサリアムの開発パラダイムから、イーサリアムにおける課題や修正箇所などを徹底的に洗い出しました。
カルダノにおける基礎インフラというのは、これらを結集した結果として生まれたものなのです。そして、すでに数多くのツールが生まれており、カルダノで構築された夢のようなヴァーチャルマシンを通して、これからは膨大なプロダクトがやってくるでしょう。

ここで、3つの異なる意見が上がっています。
1つ目は、ツールライブラリにおける、様々なデザインパターンにおける意見。例えば、Javascript一つとっても、手続き型にするか関数型にするかという選択肢があります。また、ラムダというプログラム言語に至っては、機能型Javascriptをベースとした結果、Haskellのようなものになっています。同じ言語でも、異なる使い方が可能だということです。

2つ目は、レイヤーに関するものです。先日の話題では、アカウントモデルのレイヤーを、UTXOモデルのトップに持ってきてエミュレートしようとしたことで問題が起きました。これような問題は比較的簡単な話で、JavascriptのフレームワークでいうMedia、React、Angularといったものの問題と同様で、エミュレーションレイヤーに関する問題です。

このように、全く違ったタイプの開発者がやってきて、それぞれ異なる意見を言うようになるでしょう。

最後には、拡張UTxOという全く異なるコンピューティングモデルに関して、様々な意見が話されるようになるでしょう。そのために、サイドチェーンとしてIELEやEVLMが存在します。

私たちは、これら全てを考慮に入れながら、常にスケーラビリティに関して注意を払いながらカルダノのエコシステムを構築しているのです。
そしてそのために、拡張UTxOとウロボロスを組み合わせ開発したのです。ウロボロスは、ステークプールオペレーターたちのグローブとして、膨大な数の人々が参加する分散コンピューティングを構築します。そしてHydraが登場すれば、あらゆることが可能な巨大分散コンピューティングが実現するでしょう。
心拍のように何度も反復する必要があるシステムを使用することなく、これまでスマートコントラクト開発者が使用したことがない分散コンピューティングにアクセスすることが可能となります。
プラグインすればすぐに使用可能です。

また、私たちは拡張性についても力を入れてきました。例えば、複数のサイドチェーンとの連携や、Marloweなどの目的特化型のドメイン言語の開発です。
これから参入する開発者の皆さんにはまだ知られていない、隠された機能がたくさん存在しており、ビジネスロジックの構築や問題解決に集中することができるようになっています。

9月12日のメインネット実装では、私たちがどのような全体像を描いているのかを理解していただける機能の一部が開放されます。そして、各チームがそれぞれの分野をになって皆さんをサポートします。
例えば、あるチームは開発者たちのUX改善に取り組んでおり、あるチームはHydraの構築、さらに別のチームはSPOをどのようにこれに参加させるかを考えており、また別のチームはサイドチェーンの開発について考えています。アカウントモデルの抽出に腐心しているチームもいますし、一定の基準を満たしたスマートコントラクトの構築について考えているチームもいます。
これら全てが、カルダノのエコシステム内で同時進行で動いています。
Nodeソフトウェア、アドレスDL、ダイダロス、ヨロイ、DB、ロゼッタAPI、グラフQL、ネットワークライブラリ、形式使用記述……まだまだほかにもたくさんあります。
これら全てが、一気に動いており、リリースされた直後に皆さんの手元に届きます。
だからこそ、今回のリリースが非常に大きなものとなっているのです。
皆さんはよく「9月12日には何ができるの?」と質問をされますが、「ものすごくたくさんのこと!」としか言いようがありません。
まずはスマートコントラクトです。これは開発者の皆さんのスキル、イマジネーション、ツーリング能力にかかっています。そして、トークンの発行も可能になります。NFTをさらに進化させることもできるでしょう。優れたステーブルコインも実現できます。
スマートコントラクを活用して、独自の支払いポリシーを構築すれば、例えばNFTでロイヤルティ(著作権料)を設定することも可能になるでしょう。それ以外にも何百というアイデアが生まれてくるでしょう。
12日にリリースするプロダクトは、それほどまでに大きな意味を持ちます。
一方で、プロジェクトによってはすぐにリリースできるものもあれば、リリースに時間のかかるものもあるでしょう。それは開発者が選択したプロセスやプロダクトデザインによるものです。
例えば、ネイティブトークンの発行はAlonzoのスマートコントラクトすら必要としません。そのため、Alonzoを待つ必要がなくすでに大きなNFTプロジェクトが稼働しているのです。
もし気に入らないことがあっても、数ヶ月後またきてみて下さい。すると違ったパラダイムやコンピューティングモデルが実装されているはずです。そしてまた使用してみて、辞めたければ辞めても構いません。
そして私たちは、「エビデンスベース」のアプローチに対して一切の妥協はしません。フォーマルなアプローチ、学術論文などで裏付けされたコードを書き込んで行きます。これらをリリースすることによって、私たちは強い自信を持って取り組むことができるのです。プログラムにバグはつきものですが、圧倒的にバグを減らすことが可能になります。
これは常にマラソンであり、何ヶ月、何年もかけて行ってきた結果です。
マーケティングがうまくいって、ロウでできた翼が溶けて地に落ちるまで空へと飛び立つ、といったことは私たちはしません。
カルダノのエコシステムは、常に優れた知性と方法論と将来の見通しをもって開発されています。
拡張UTxOモデルは、12年前にSatoshiによってもたらされたUTxOをベースにしています。彼は当時から優れた見通しを持って、何兆円という市場になる暗号通貨に導入されました。
UTxOは、プライバシーとスケーラビリティ、そしてサステイナビリティを持つ、非常にパワフルなモデルだったのです。
カルダノに関していろいろなことを話す人がいますが、吠える犬を黙らせることは不可能です。私は犬を何匹も飼っているので保証します、これは本当です。
しかし、彼らが私たちの邪魔をすることは不可能です。
9月12日に皆さんが見る出来事は、非常に優れた人々が、それぞれのプロフェッショナルなキャリアを賭して構築されたものです。一夜でちょっと作ったものではありません。その中の1つのプロジェクトは、2018年から始まって今日に至ります。
これは偶発的に起こったことではなく、これまでメインストリームのプログラム言語を使って何度も失敗を重ねた結果や、イーサリアムのエコシステムやそれに準じた他プロジェクトに対する深いインサイトによって齎されたものです。

しかし、だからと言って9月12日からカルダノがフル稼働するわけではありません。スイッチを押した途端、イーサリアムのエコシステムを超えるなどということは起こりません。どんなに魔法のようなテクノロジーでも、突然マーケットで勝つことなんてあり得ないのです。
例えば、トランジスタが発明されても、しばらく真空管が市場の圧倒的多数でした。トランジスタは何年もかけて真空管にとって変わったのです。
しかし、一度入れ替わりが起これば、二度と戻ることはないでしょう。私たちは今、まさに同じ状況の中にいます。
私たちの考察とモデルは、アカウントモデルを凌駕するでしょう。それらを構築するためには、インフラが必要です。私たちやパートナー、そしてコミュニティの皆さんで構築するのです。
それを成功させるには、私たちが正しく仕事し、Catalystによって正しいファンディングを促し、インセンティブ設計を行なうことで可能になります。

この「トランジスタvs真空管」の戦いには、私たちは必ず勝利するでしょう。なぜなら、アイデンティティ、価値(value)、状態(state)に向けたムーブメントの中で、拡張UTxOモデルは大きな優位性を持つためです。
ビットコインのUTxOは高いセキュリティを持ちますが、複雑なブログラムを構築することはできませんでした。これを両立させたことこそ、拡張UTxOの大きな成果なのです。
もし、ビットコインの開発時点でPlutusと拡張UTxOの理論が存在していたら、ビットコインの会計モデルは間違いなく拡張UTxOが採用され、Plutusによってプログラムが書かれていたでしょう。
なぜか? これを選ばない理由がないからです。
拡張UTxOでは、ビットコインのセキュリティと構造を持ちながら、イーサリアムと同じようにな表現能力、プログラム開発を行うことができるからです。
この両者は最高の組み合わせだと言えるのです。
それこそが、9月12日にメインネットに実装されることになるのです。

もちろん、マネジメント体験など、全ての機能が実装されるわけではないことは、参加者皆が理解しています。バックエンドのアプリケーション開発環境、デザインパターン、オラクルコントラクト、ディスプレイ、開発者への開発情報共有など、まだまだやらなくてはいけないことは残されています。

どうしてこのようなプロセスかというと、イーサリアムの場合で考えてみて下さい。イーサリアムでは、Solidityの開発全てが完了してからスマートコントラクト機能が実装されたでしょうか? もちろんそんなことはありません。イーサリアム・バーチャルマシン(EVM)が稼働した瞬間から、スマートコントラクトを構築することができるようになりました。
カルダノでも同様に、拡張UTxOの台帳でPlutusが稼働した直後からスマートコントラクトが可能になり、カルダノにおけるスマートコントラクトが始まるのです。
これは長い道のりであり、複数の道が同時並行して進んでいます。

私たちには、多くの違った意見が飛び交います。例えばdcSparkなどは、とても強い意見を持ち活動しています。彼らは私たちと全く違うシステムを構築し、それをカルダノのモデルに導入しようとしています。
そしてそれは、カルダノのモデルでは可能なのことなのです。

ある開発者は私たちと同じ意見で、またある開発者は全く異なる意見で開発をする。これこそが分散化エコシステムの美しさなのです。
もし私たちがこれをうまく共存させることができれば、互いに学ぶことができ相互作用を促すことができるのです。

もちろん、他のチームもたくさんいます。ドメイン専用言語の「Glow」や、アカウントエミュレーションなど、さまざまな意見を持つチームが共存しています。このような別々の意見が共存することで、エコシステムを成功へ導くはずです。
Javaのような偉大なエコシステムでは、さまざまなプログラム言語をコンパイルしバーチャルマシンで稼働させることができます。
偉大なエコシステムには、ダイバーシティの存在を受け入れるものです。そして、専門的なツールの構築を助け、専門的なビジネスの構築を促すのです。
そしてそれが、12日にローンチします。

これはシェリーから続くアップデートの中で最も重要なアップデートです。私たちは最大限の努力を重ね、ホームワークを終わらせ、正しいことを行い、たくさんの汗を流しました。
今この瞬間、私たちは本当に興奮しています。
ここに辿り着くまで非常に多くのことがありました。
Memos Chavarri(?)、Michael Peyton Jones、Joshua Lee Miller をはじめ、チームのみんなの優れたリーダーシップに本当に感謝します。私はCEOとして、より早く、より優れたものができるようにみんなを強く鼓舞し、皆さんは絶対に諦めることはありませんでした。
それからコミュニティの皆さん。皆さんは私が考えているよりも遥かにたくさんのことをしてくれました。
月曜にはメインネットがローンチし、カンファレンスの日も近づきます。それからさらに私たちはたくさんのことを行い、各四半期には驚くべき成長をし続けるでしょう。それはまさにトランジスターが真空管を倒す瞬間のように。
私はこのモデルがこの業界を支配すると確信しています。
ビットコインも今後、拡張UTxOの導入について開発側が提案することを強く期待しています。ビットコインのエコシステムがそれを許すかどうかは疑問ですが、smplicityやjets、bitmlなどを見ていると、そのような願望があるのではと感じています。私はこの拡張UTxOを開発することができたことを誇りに思っているし、カルダノという1つのプロダクトを人生における誇りだと思っています。
カルダノは全て自分たちで開発したもので、どこにも借り物の技術は使われていません。
新しいネットワークスタック、新しい会計モデル、新しいプログラム言語、新しいコンセンサスモデル、完全に新しいソースコード、新しいトランザクションモデル、新しいシリアライズフォーマット、API…、全てが特注品です。
これまで、ここまでのスケールで構築されたプロダクトは、この業界ではイーサリアムが最後でした。
私たちはハイレベルな完成度でインフラを構築し、これから非常に多くの分野での利用を進めることになります。

皆さん、お聞きいただきありがとうございます。
9月12日にランチパーティを楽しむことができることを願っています。
プロポーザルは入力され、もう後戻りはできません。
Alonzo時代はすぐそこです!

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Djedステーブルコインについて | チャールズ・ホスキンソン【全文翻訳】

2021/07/16 に公開された、「Djed Stablecoin(Djed ステーブルコイン)」のクイック翻訳を掲載します。
訳文はこちらから↓
————–

皆さん、こんにちは、チャールズ・ホスキンソンです。
いつも、そして時々暖かな日差しが降り注ぐコロラドから生放送しています。

コロラドに戻ってからは、お話しできない理由で、お話しできない場所に足を運んだりしています。そのうち話せるようになるかもしれませんが、今は楽しくADAを走らせています。

それはともかく、今回は長い間待ち望んでいた論文についてのビデオを作りたいと思って配信しています。
この3年間、この組織では安定したコインについて多くのことを話してきました。
資産担保型の安定したコインやCBDCなどを見てきましたが、とても楽しかったです。

この3年間、この組織ではステーブルコインについて多くのことを話してきました。
資産担保型の安定したコインやCBDCなどを見てきましたが、とても楽しい試みでした。
様々な実験的プロジェクトを動かしているステークホルダーと話し、ステーブルコインの設計についてたくさんのワークグループと分析を行ってきました。その中でも特にリーダーと言えるのが、ブルーノ・パレオです。
彼はプログラミングに非常に強いバックグラウンドを持つ計算論理学者であり、確かな数学のバックグラウンドも持っています。ブルーノはこの分野においてあらゆることに精通している、天才で、彼に何かを任せると、彼はそれを実行するだけでなく、可能な限り究極のレベルで実行します。
論文を書くだけでなく、他の人と協力したり、論文の特性を依存型言語(この場合はisabelle)で直接証明したりして、実際には何らかのプラットフォーム上でscalaなどのプログラミング言語を使って実装します。

今年の初めに、エルゴで行われた実験の一部を利用して、アルゴリズム的に安定したコインを作って、カルダノで展開しようというアイデアがありました。
そして、これをやってみようということになり、何度もさまざまな議論を重ねました。
また、これを安定した手数料やプロトコルレベルのステーブルコインにおける広範なアジェンダにどのように利用するかについても議論しました。
terraや他の何人かなどがステーブルコインについて知られていますが、実は私もこの分野でキャリアをスタートさせました。
私はビットシェアーズにいましたが、ビットシェアーズでもそのアイデアがありました。
しかしその後、大きなドル資産や派生商品と主要な資産の間には関係があり、それが正しく行われていれば、一方にはボラティリティがあり、一方には安定性があり、そして取引することができるものができたでしょう。
いずれにしても、ビットシェアーズは最終的に商業的には大きな成功を収められませんでしたが、Danはそれを引き継いで自分の仕事をしていました。MakerDaoもその話題に加わりました。記憶によれば、MakerDaoの背後にいる人たちは、彼らがイーサリアムに来る前にはビットシェアーズにいたような気がしますが、ちょっと奥覚えていません。このような時代から、8〜9年が経ち、今に至ります。

では、論文のシェアを少しお見せしましょう。これは「Djed」と呼ばれるもので、以前に検証された暗号化されたアルゴリズムによるステーブルコインです ブルーノはいつもこのような作品をハンドルネームで発表していますが、私は彼のサブ垢たちを毒殺してしまったようです(笑)

ディミトリオスはアイオワの世界的な研究者で、ウクライナを拠点としています。
ジャン・フレデリックは私たちの正式な手法グループに所属しており、アビラは私たちの正式な手法グループに所属しています。aviraは我々のフォーマルメソッドグループに所属しており、atixに関連しています。
私たちはこれをオープンスターに実装し、アレック スのスコアレックスの研究から学んだ多くのことを利用しました。また、nikoとは多くのやり取りをしました。
dc sparkのnikoやergoのrobert kornackiと多くの会話を交わし、ergoブロックチェーン用のergoscriptでこれの前身となる実装を行っています。
もちろん、alan mcsherryはopenstarフレームワークの生みの親です。Allenはコマーシャルグループに所属しており、openstarはコマーシャルグループで様々なことに使用する小さなフレームワークです。young mullerはplutusチームで働いています。

それはかなり難解な論文で、実際に私が「忙しい」とツイートした原因でもあります。
なぜかというと、この論文は60ページにも及び、それを読み進めていくと、いろんなことが出てきます。イクイティ/リザーブコインが単調に増加する場合における安定性に関するあらゆる定理が登場し、それぞれの定理の証明が登場するのです。
さらにそれらのモデルを拡張して、どんどん進めていくのですが、このバージョンではもう少し必要な部分がいくつかあり、そして、実際に適切なモデルチェックが行われ、その説明もたくさんあります。
この論文が非常にユニークなのは、多くの論文が重い計算式を含んでいることです。少なくとも私の場合は、皆さんの方が賢いかもしれませんが、私は数学の壁を見るたびに、時間を確保してそれについて考える時間が必要だと思います。

アルゴリズムのいくつかは実際にここで見ることができますが、この論文を非常にユニークなものにしているのは、isabelleコードが掲載されていることです。
つまり、isabelleの高レベル論理の高次論理の形式化です。ここには実際のプロがいて、すべてのisabelleコードが何ページも何ページも見られます。
ここでは多くの検証が行われましたが、そのキーは本当に驚くべきものです。この種の論文としては非常にユニークなもので、どのように扱うかどうか検討しています。

ご存知のように、私たちはアロンゾ・ホワイトの時代にいます。ハードフォークは昨日起こったと思いますが、その時私はちょうど飛行機の中だったので見逃してしまいました。
おそらく数週間後には、ハードフォークの一般化に向かうイベントに動き出し、カルダノ自体をアップグレードしていきます。

今月末に放送されるCardano360エピソードをご覧になればわかると思いますが、今月末の360エピソードをご覧になれば、日程やスケジュールはこれまでのものよりもかなり正確になると思います。
8月、9月のハードフォーク(HFC)イベントはかなり良い感じです。今月末に配信予定のウォレットバックエンドの統合にはまだ遅れはありません。
ノードの統合は今月末の配信を予定しており、ウォレットバックエンドの統合はもう少し後になります。
alonzoのホワイトアジェンダを進めていくと、バグや欠陥が発見されますが、データレス統合を開始することができ、その段階で、HFCイベントアプリケーションのバックエンド統合を行うことができます。
ウォレットへのバックエンド・アプリケーションの統合はソフトウェアであり、ハードフォークを必要とするような台帳ルールやその他のものではありません。これは開発経験の問題であり、もう少し後になるでしょう。

Plutusのコードを実行できるアロンゾに近づいています。Plutusのパイオニアたちはすでにプログラムを通過しました。アプリケーションの作成やテストも行われています。
ですから、皆さん、これは仮説ではありません。
驚くべきことに、予測市場もツイッターも、すべてが架空のものだと信じているようですが、実際にはPlutusのコードが動いているのです。これは現実と認識が一致しないケースの一つです。

でもそれで構いません。私たちがこれらをリリースした後は、彼らをあっさりと蹴散らす楽しい時間が待っているからです。
このステーブルコインに関する論文について考えるのは、これらの仕事をスッキリとさせてからになるでしょう。なぜなら、この論文は非常に複雑で、慎重に考えなければならない多くの可動部分があり、PlutusやPlutusネイティブアプリケーションに導入するには非常に慎重な作業が必要だからです。

この作業に最適と思われるベンダーの目星をつけていて、彼らと緊密に協力して、前バージョンのエルゴスクリプト実装の時に行ったように、ゴーグェン・サミットの開催に合わせてリリース、もしくは少なくともプロトタイプを発表することにしています。
この点については、後日また議論したいと思いますが、これまでには見られなかった、研究と研究から商品化への大きな加速が見られ始めています。
この論文の著者はほとんどがエンジニアであり、残りが研究者です。エンジニアのふりをした研究者はいません。つまり、コードに素早く移植できるような方法で書かれ、アルゴリズムが設計されており、目に見える形式化からコードを抽出する能力がすでにあるということです。

今の仕事がひと段落したのち、ブルーノに対して何をするかというと、このステーブルコインがどのように機能するのかを皆さんに説明することです。私は彼に、AI論文を説明するYoutubeチャンネル「2分間の論文」にインスパイアされた説明ビデオを作るように頼んでいます。また、うまくいけば、Djedのデザインについて簡潔でシンプルな方法で話すことができるかもしれません。
そうなれば、みんな喜んでくれると思います。

驚くべきことに、今、圧倒的な量の批判と憎しみが出てきています。今までに見たことがないほど、私たちが言っていることはすべて嘘だという確信を持った批判があり、信頼や疑いの余地がなく、わずかな敬意や尊厳さえもありません。
例えば、私が「忙しい」と投稿したツイートに対して、私が論文を書いたとか、過去の論文の執筆に実際に関与したと主張しているかのように受け取られました。

このようなことに時間を割いている暇はありませんし、これは私の専門分野ではありません。ただ、皆さんは最近、イザベルコードや緻密な数学のプロが登場する60ページの論文をどれだけ読むことができたでしょうか。
これは私が実際に読んだもので、時間がないときに読んだのですが、私の今後のキャリアにとって非常に重要なものだと思ったので読むことにしたのです。
これは、企業としてのミッションに不可欠な要素です。企業としてのビジョンは、すべての人のために世界のシステムを改善することです。
どこにでもある経済的アイデンティティと安定した金融市場は、その大きな要素です。保険、融資、価格設定、支払い、商取引などに使用する手段が不安定では、何もできません。
ですから、取引に使う手段が安定していることは非常に重要です。ビットコインやADAなどの変動性のある資産をシステムに投入すると、変動性が著しく低い別の資産を生み出すことができる汎用的な設計があります。

変動性が少なく、ファンジブルで、そして取引可能であるということは非常に驚くべきことで、このシステムは非常に厳密な意味で捉えられているという事実があるのです。
また、この設計が実際に非常に厳密な意味で捉えられており、既存のものより優れており、存在するバグに悩まされることがないという高度な保証が得られていることも、素晴らしいことです。

これは、会社のミッション、会社のビジョン、そして発展途上国に進出したカルダノが成長し成功するために必要な、マイルストーンとなるタイプのプロダクトです。

私はなぜか、このような考えが一部の人から失われているような気がしています。

IOGは様々な意味で暗号通貨の世界を超越してきています。私たちは定期的に国家や、フォーチュン500企業、大学といった、実在の人物と話をしています。私たちは、暗号通貨業界の人々から離れ、日常の人々と日常の人々に向けたB2C製品を作る方法を考えています。
暗号に特化したことはあまり考えていませんし、暗号に特化した会議に出席したいという気持ちも大きく減退しています。
また、暗号通貨スペースにいる人々の対話を見てみると、彼らが議論したり話したり考えたりしていることには、「気づき(signal)」よりも「ノイズ」が多いことに気づきます。

例えば、エルサルバドルは、暗号通貨を法定通貨として受け入れることを世界に宣言した国です。
このイベントは業界全体に関わるものでしたが、業界が一丸となって、ブロックチェーンをはじめとする業界を挙げて協力し成功させようという動きには至りませんでした。
その国の大統領に「私は他のコインからあなたを守るためにここにいます」と言いに行った人までいたのです。

その国には600万人の人々がいて、そのうちの70%が銀行口座を持っていなかったり、銀行から見放されたり、ギャングがいたり、その他の問題を抱えています。もしソリューションの導入が失敗すれば、国民に大きな被害がおよび、経済には大きな痛手を追い、最悪の場合、地政学的な問題にまで発展してしまうのです。
そうなれば国民は暴力の被害者となり、人々の生活はさらに損なわれることになるでしょう。
これは、私たちの業界が成熟した尊厳と、率直に言って合理性のかけらも持ち合わせていない、何十もの例のうちの1つに過ぎません。

もしあなたの目的が何かを買って価値を上げることであり、それがあなたがここにいる唯一の理由であり、この業界をゼロサムゲームと考えていて、現金化するまで他の人をゴミ箱に投げ込み、その後何かを買って、自分がいかに賢いか、お金を稼ぐ能力があるかを示したいと考えているのなら、私はあなたと話したいとは思わないし、あなたと交流したいとも思わないし、あなたが人間として存在していることを知りたいとも思いません。。

もしあなたの目的が、世界を動かしているシステムについて考えることであり、それらのシステムが今後数年の間にどのように利用され、世界中の人々にとってより良い場所になるのかを考えることであるならば、私たちは気の合う仲間です。
そして、その技術がオープンで透明性があり、公正な監査が可能で、誰もがアクセスできるものであれば、あなたがどんな技術を使っていても私は気にしません。

残念ながら、暗号通貨の世界ではその数はどんどん少なくなっているようですが、良いニュースは、暗号通貨の世界では、少なくとも主役は必要ないということです。
この技術が採用されると、許可を求めず、理念に沿って、単に技術を取り入れて修正し、次のレベルに進化させる多くの人がすでに存在しています。

そしてそれを次のレベルに進化させるのです。とにかく、ご想像の通り、私は今、少し疲れていて、長い間、本当に休んでいません。

今朝、私が言及した予測市場では、10月1日までにスマートコントラクトが実現しない確率は70%で、彼らは50000の賭けをすると言っていますが、これも姿勢の一例です。

今月末のカルダノ360のエピソードを楽しみにしています。
これからも成功を楽しみにしています。アロンゾ・ホワイトに参加されている皆さん、構築し、学び、成長している皆さん、政治家のパイオニアプログラムに参加されている皆さん、国のデジタルトランスフォーメーションに取り組むパートナーの皆さん、本当にありがとうございます。
また、私たちを信頼し、業界の発展のためにハードワークをしていただいている企業の皆さんにも感謝しています。みなさんが成功することを願っています。

Dhed論文を読みたい方は、数日後、おそらく来週にはお届けできると思います。
社内審査にかかる時間にもよりますが、数日後、おそらく来週にはお届けできると思います。

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(10)】カルダノが最強のブロックチェーンである理由

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第9回はこちら

――なぜカルダノは他のブロックチェーンよりもdApps開発で優れていると言えるのですか?

例えばコンセンサスは素晴らしいマーケターで、彼らはイーサリアムが不可避なものだと強く人に勧めていますが、Solidity(イーサリアムの開発言語)の開発者は8000人足らずです。世界中にシステム開発者は2260万人いると言われている中で、です。
つまり、イーサリアムがネットワーク効果を十分に持つと言うわけでもありません。
dApps市場の資料によれば、2020年は31%のdAppsがイーサリアムベースで、残りは他のプラットフォームで開発されました。実際にイーサリアムは開発者サイドからのネットワーク効果を失っており、これはオープン・ゲームです。

おかしな話で、この業界の人々はビジネスがどのようにして成り立つのかわかっていません。
例えば、ナイトクラブのオーナーが、お店に多くの男たちを呼びたいとしたら、そのクラブにセクシーな女の子がたくさんいることをアピールしなくてはいけません(笑)
そうすればお店は男たちで溢れ返りますよね。言うまでもありません。

つまりアプリケーションを作るとしたら、そこに価値があり、お客さんがたくさん来る、ということを伝えなくてはいけないのです。

私たちがアフリカで何をしているかというと、何百万人もの人に対する取引を創出しているわけです。
DeFiでは、誰が最も重要な顧客だと思いますか? ニュージャージーの放棄された農場にいる、プロトコルに全く興味がない農夫でしょうか? それとも、すでに借金をしてそのプラットフォームに人生をかけている人でしょうか?
経済的アイデンティティのために24/7(休みなく毎日)を割いて開発を進めて膨大なDeFi顧客に対してコミットしたプラットフォームか、放棄された農場の農夫と、どちらで仕事をするかと言えば、そちら側で開発を行うでしょう。そちら側こそ、雑草のように成長し膨大な富をすぐに生み出すことができると思うからです。そのような視点ですね。

他の視点から言えば、常識的な感覚からです。EVM(イーサリアム・ヴァーチャルマシン)は、全くもって独占技術ではありません。SolidityコードやEVMコードをカルダノに導入するとしたら、問題なく稼働するでしょう。

私たちはこれを「島と海と沼」と読んでいます。つまりEVMは沼なんですよね。ヴィタリックが作った、クレイジーなカンブリア紀の沼でしかありません。

次に言えることは、私たちは証明された信頼性の高いアプリケーションを構築できる「プルータス」と言う美しいプログラミング言語を生み出しました。アプリケーションが失敗すれば、ユーザーは死に直面したり、膨大な資産が失われてしまいます。

だからこそ私たちはエンタープライズやフォーチュン500企業への導入について話を進めています。彼らは「最初の参入市場」について考えていません。なぜなら彼らにはすでに顧客がいるからです。

例えばマイクロソフトが失敗したら、その損害は、野生を冒険する企業とは比較にならないほど、莫大なものになります。そのため、大企業は「正しさ」に対して大きな関心を払います。そのシステムが暴走しないこと、誰も首にならないことを気にするのです。

そのため私たちは、フォーマルメソッドに則して証明された、信頼性の高いソフトウェアに重きを置いているのです。それこそが勝利への道だからです。私たちがこれまで行ってきたピアレビューや証明は、このような戦略に基づいて進めており、実際にフォーチュン500企業やエンタープライズへの導入に関しては、このメソッドはユニークでありとても大きなアピールポイントとなっています。

海については、Java、C言語、.NET、javascriptです。これらの3つだけで1000万人の開発者が存在します。これらに比べたらsolidityなどおもちゃのようなものです。
彼らのような開発者が自分たちのエコシステムを構築できる道筋を作り、彼らがすでに知っているプログラミング言語やツールで開発できるようにしてあげるのです。
私たちのパートナーには、ランタイム認証やそうした方法を作る仕組みを持つ、世界で最も優れた会社がいます。
じきに、このようなメインストリームのプログラミング言語をオフチェーン、オンチェーンのインフラに実装することができ、それによって素晴らしいアプリケーションが作れるようになるでしょう。

しかし一般的には、開発者側に立って考えてみると、私自身は戦略として「ACIDIC」と呼んでいます。
つまり開発者の獲得(Acquisition)、開発者とのコラボレーション(Collaboration)、開発者へのインセンティブ(Incentive)、アプリケーションの実装(Deployment)、アプリケーションの連携(Interaction)、アプリケーションのキュレーション(Curation)には、これら全てにおいて徹頭徹尾で真に優れたプラットフォームである必要があります。

多くの場合、開発者の獲得ばかりに話がいきがちですが、それはよりエコシステムの実態によるものが大きい話題です。
もし開発環境が劣悪であっても、正しいエコシステムであれば開発者は頑張って開発に励むからです。
その好例がニンテンドー(ファミコン)です。ファミコンのゲームを構築する場合は、任天堂独自の設計コードを書かなくてはいけませんでした。それは世界で最もひどい経験でしたが、みんな頑張って開発を行いました。なぜならファミコン市場に消費者がいたからです。

そのため、多くの開発者は(顧客さえいれば)痛みに耐えることができるものなのです。もちろん、私たちの場合は全く逆でそのようなことはなく、よく冷えたお水を出すようなことをしていますが、開発者の獲得というのは、そういうものです。

コラボレーションというのは、彼らと何をするかという問題です。静的、動的の2種類があり、静的コラボレーションとは「ここにチュートリアルがあります。ここにドキュメントがあります。グッドラック!」というもので、動的コラボレーションというのは「ここにQ&Aがあります。なんでも質問していただければお答えします。プルリクエストを読んでお手伝いします」というものです。アプリケーションを共同開発したり、一部を私たちで構築したりします。

また、プラットフォームが何を提供するか、というポイントもあります。
もしカルダノでトークンを発布したいとすれば、それはADAと同様に扱われます。ある時点から、トークンによって取引手数料が支払われるようになります。イーサリアムでそのようなことは可能ですか?それはありません。絶対に不可能です。しかし、私たちのネイティブアセットはそのような仕組みとなります。
次に、投票システムです。投票システムでも、ネイティブアセットを再利用することができます。なぜならネイティブアセットは、あなたのシステムで投票する際にADAと同じように扱われるからです。
例えば、あなたのメイカーDAOが、去年の3月におきたショートスクイズ(相場の急上昇)に関して集団訴訟を受けたとしましょう。どうしたら訴訟に決着をつけられるかと慌てふためくのではなく、私たちのガバナンスシステムを活用してみてはいかがでしょうか? 投票システムを独自に構築する必要はありません。DAOを構築する方法を探す必要もありません。なぜならカルダノネットワークが提供できるからです。ハレルーヤ!
そこでレギュレーションを作る必要があり、アイデンティティが必要となります。KYC、AMLといったものが必要となりますが、私たちのPRISMがあれば、あなたたちのトランザクションやアプリケーションにこれらを埋め込むことができるのです。
このようなことがより簡単に可能となるのです。これが規制の事実や法令遵守というものです。

インセンティブについては、200Mドルが今年の投資用予算として組み込まれており、これはベンチャーキャピタルによる中央集権的なものですが、あなた自身が投票でき、コミュニティも投票し、私たちはすでに25万ドルを配布しており、次のFund3では100万ドルが集まっており、すでに開始しています(2月17日時点)。

つまりそこには資金が集まっており、アプリケーション開発やインターリアクション、コラボレーションなどが進んでおり、さらに私たちはAppストアも構築中です。今後はアプリケーションの実装が容易にできる環境づくりを進め、ワンクリックでアプリケーションをインストールできるようになります。

これは非常に分かりやすいもので、ロケット技術ではありません。
アップルもAndroidもマイクロソフトも全く同じことを行なっています。インターネットの世界は30年以上の歴史があり、ソフトウェア業界の歴史は50年にも及び、私たちがしたいことの答えはその中に詰まっています。

もちろん、開発者は非常に重要な役目を担いますが、そこにエコシステムがあり、そのエコシステムが成長し顧客を集めるという確信があるのです。
iPhoneが開発された時のことを思い出してみてください。当時は0%のマーケットシェアで、完全に人々から忘れてられていました。
「ウィンドウズが持つ30億人のネットワーク効果を超えるだって?バカじゃないの?」と笑われていたでしょう。
しかしiPhoneは、他の誰もができなかったことを成し遂げたのです。それが最終地点です。誰も構築できないプラットフォームを構築するということです。

カルダノは、ビルトインのガバナンス、アイデンティティ、ネイティブアセットスタンダードなど、競合の誰もができないことを成し遂げています。

そして私たちは、競合が絶対にリーチできないマーケットへ参入できています。
それこそがファーストウェイブを巻き起こす人々です。そして彼らの成功はセカンドウェイブを巻き起こす人々を生み出します。そして次々と新しい波が巻き起こるでしょう。

つまりこれはロケット工学ではなく、歴史家の仕事なのです。そしてエコシステムについて非常に注意深く学ぶことが大切なのです。

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(09)】「未知の技術」に対する社会の目 

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第8回はこちら


–カルダノのシステムが、経済的価値として世界中から多数の支持を受けられると思いますか? もし思うのであれば、いつそれが起きると思いますか?

まだ見ぬ出来事というのは、クレイジーに感じるものです。それはすでに、私たちの人生で何度も経験していることでもあります。
まず最初に思い浮かぶのはソフトウェア業界ではないでしょうか。ビル・ゲイツが両親に「ソフトウェア業界に行くからハーバードを辞める」と言ったとき、両親は「シューズでも売るのか?ソフトウェアとは何だ?」と聞き返したというような話があります。

「いやいや、ソフトウェアというのはコンピュータを動かすデジタルコードだよ」
「コンピュータとは何だ? 巨大な何かの装置か?」
「いやいや、どんどん小型化してパーソナルなものになるんだ。でも安心して、ソフトウェアというのは本気ですごいもので、みんなが現金をたくさん払うようになる。いくらでも複製ができて、いくらでも業界で希少性を作り出すことができるんだ。大丈夫だから」

当時の人が聞いたら、クレイジーな話です。今となっては、ソフトウェア業界はありふれていて、数え切れないほどの人々がこの業界で働いています。

では、「インターネットって何?」と聞かれたとしましょう。

「ああ、インターネットね。この業界で仕事をしているけれど、誰でも家にいながらインストールして利用することができて、世界中の人々が人生における貴重な膨大な時間をウェブブラウザというものに費やしたり、自由に膨大な量の情報を交換することができたり、商品を購入や投票といったことをオンラインでできるようになるんだよ」

と説明したところで、昔の人からすれば「完全にクレイジーだ」といった反応をされるでしょう。

イーロン・マスクは、94年(95年?)に弟と一緒に「Zip2」(オンラインコンテンツ出版ソフトを提供する企業)を起業しました。
そんなマスクの下に、ある男がやってきて「お前らは、電話帳の代わりを売っているそうじゃないか!」と問い詰められ、「まあ、そうだよ」と答えたところ「出て行け!バカども!」と怒鳴られた、というエピソードがあるそうです。
(訳注:Zip2は後にコンパック社が買収し、マスクは約25億円を手にする)

いかがですか? 今だからこそこのような話はあり得ないと思うかもしれませんが、インターネットについて話をしている90年代の動画を、Youtubeで小一時間ほど見てみてください。
彼らがとても可笑しい人たちのように感じると思います。しかし、その当時は私たち誰もが、全く同じよな考え方をしていたのです。

極め付けは携帯電話です。

「ケータイ? ああ、みんながコンピュータをポケットの中に入れていて、常にネットと繋がっているんだよ。今やどんなビジネスも、顧客勢員がこのケータイを持っていることを前提に行われているんだ」

2007年以前は、このようなスマートフォンの可能性を想像できた人などいませんでした。人間は10年20年といった期間でさらに新しいものを再発明しているのです。

発明というのは多くの場合、ラッキーだったり必要性から生まれるものですが、インターネットのケースとしてはソ連崩壊だったり、ムーアの法則の例として、パーソナルコンピュータ産業に使われるセミコンダクタ用の介入トランジスタがよく言われています。
暗号通貨の場合は「金融機関に対する信頼の喪失」がそれです。
ビットコインのジェネシスブロック(Block Height 0)に「財務大臣が救済措置」と記されていることからも見て取れます。
(訳注:ビットコインのファーストブロックには、イギリス有力紙「Times」の2009/1/3の見出し「Chancellor on brink of sedcond bailout for banks(財務大臣、2度目の銀行救済措置まであとわずか)」という記載がある)

今日の世界でも、新型コロナウィルスが世界中に蔓延したことによるグレート・リセットが起きています。世界中の誰もが、「このようなことは起きるべきではなかった。コロナによって世界が大打撃を受けた」と考えています。
何百万人もの人が飢餓によって死に直面し、実際に死亡した人も何百万人にも及び、誰1人として正常に行動を取ることができませんでした。グレート・リセットがどのような意味であれ、起きてしまったらそれは全く新しいシステムへ移行するための起爆剤となります。

誰かがやってきて「世界の仕組みについて、もっと話すことがあるんじゃないか」と聞けば、「政府を信用する必要はないかもしれない。より良いサービスがあればもっと人を雇うことができて失業者が減るんじゃないか」と言った会話が生まれます。このようなことで人々が熱狂すれば、それが起爆剤となるのです。

そこで私は、このような大災害の最中にいる場所にその根を先に取りに行こうと考えたのです。
そのため発展途上国は明らかに目を向けるべき場所でした。経済危機に陥れば、まず先に飢餓が生まれるからです。
現在は情報が瞬時に流れる時代で、このような災害が起きれば指導者は即座に退陣に追い込まれます。そこで新しいリーダーは何かを変える必要があります。そこで何かを変えるしかないのですが、通常のやり方でうまく行かなくなれば、クレイジーなアイデアに頼るほかありません。そのうちのひとつが、ブロックチェーンなどだったりするのです。
もしそれが成功すれば、その時はその国は非常に豊かになります。それを見た西側の企業は「やられた!我々も適応しなくては。さもなければ彼らに昼食を奪われてしまう」と慌てふためくでしょう。

そこからロビー活動に励み、新しいシステムと連動した法律や社会に変えるために動かなくては行けません。

インターネットに関して言えば、例えば「インターネットは無視するべきものではない。オンラインでのビジネスの方法を考えるべきだ」と言って、ニューヨークタイムズなどはうまく対応し、ロッキーマウンテンニュースはできませんでした。現在、ニューヨークタイムズはビジネスを継続されており、ロッキーマウンテンニュースは撤退しています。

——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(08)】「経済的アイデンティティ」と「経済的価値」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第7回はこちら

――カルダノはどのようにして第2世代と向き合うのか? なぜ、分散化システムによって、個人が自分のアイデンティティの価値や運用を行う必要があるのか?

いい質問ですね。経済的アイデンティティは、誰かがやらなくては手に入らないものです。これは水と同じようなもので、経済的アイデンティティは、持つことができなければ死んでしまうくらい必要なものです。
アメリカのように先進国で生まれ育った人にはあまりわからないことですが、私たちの場合は、パスポートや運転免許証、ソーシャルセキュリティナンバー(日本でいうマイナンバー)や銀行口座、保険やローンなどが必要であれば、簡単に手に入れることができます。
これらを手に入れる権利を突然奪われてしまったら、「どうしたらいいんだ!」と大騒ぎをすることになるでしょう。どんなに素晴らしいビジネスアイデアがあったとしても、資金集めをすることができません。
私たちの国では「都市で仕事をするために車が欲しい、5-10年ローンでお金を貸してくれたら利子をつけて返すよ」と言えば、お互いの利益が合えば契約をすることができます。
経済的アイデンティティがなくては、こういったこともできなくなるのです。

アフリカでは、農業を機械化することで大きな発展をすることが可能ですが、どこに行っても農業用機械や農薬を購入できるような場所はありません。経済的アイデンティティがないためです。
このような状況はグローバリゼーションによって悪化していると言えます。現在は、カウンターパーティリスクによって、私たちの経済圏でビジネスができないだけではなく、グローバルにビジネスができなくなってしまうからです。
例えば、グローバルなビジネスの場面では、このような会話よく起こります。
A「私がプログラマーとして働きたいです」
B「いいですね! では、資格を見せてください」
A「セネガルの大学に行っていました」
B「うーん、そこっていい大学なのかわからないなぁ。じゃあ履歴書を出してください」
A「地元のAという会社で働いていました」と
B「うーん、そんな会社知らないなあ。この人を雇えばいいかどうかわからない」
といった問題が起きてしまいます。
また、グローバル市場では、給料を払う際にも問題が起きます。
国境を越えた従業員の給料の給料の15~30%に相当する金額が、国際送金で失われてしまうという問題も起きているのです。
これがこの地域の現実です。このような状況でビジネスができるでしょうか?もしお金が得られたとしても、戦争が起きてしまったら?気候変動が起きたら?大災害が起こったら?
彼らには保険すらありません。ちょっとした臨時収入があったとしても、すぐに消費されて残りません。
よいガバナンス、よいシステム、よい機関は、平均値を守ることが役割です。貧しい人を向上させ、裕福層から人々のために一定額を収めてもらいます。これが波の満ち潮のような効果を生み出します。
「経済的なアイデンティティを持てない」という状況は、その人が属するシステムがそれを提供しないことが原因です。
このような方程式の解を私なりに考えた結論は、「経済的アイデンティティは、必ずしも政府が提供する必要がない。マーケットが与えることができる」ということです。

例えば、これまで私たちは、中央政府が私たち自身のアイデンティティを提供してもらっていましたが、なぜ政府がパスポートを与える必要があるのでしょうか?
なぜエキファックス(アメリカの信用情報企業)がクレジットカードの認証を行う必要があるのでしょうか?
私自身が、自分自身のアイデンティティをコントロールできる仕組みを作って、それを有機的につなげ、それを他のシステムの人々への証明手段として使うことができるのではないでしょうか?
あなたが信用形成を行い、それを自分自身で管理することで、これらの問題を全て封じ込めることができるはずです。それこそが経済的アイデンティティであるはずです。

次に、経済的価値の話をしましょう。
なぜ、銀行だけがあなたの経済的価値をコントロールする権利があるのでしょうか。
地域政府に反対意見を述べた瞬間、銀行はボタン一押しするだけで銀行口座が凍結され、あなたは資産へのアクセス手段を失ってしまいます。
アメリカ政府が、誰かを逮捕した際に一番始めに何をするかというと、それがホワイトカラー(知的)犯罪だった場合、まず銀行口座を凍結します。お金持ちだったとしても、その瞬間に自己資産へのアクセス方法が絶たれてしまうのです。それでも、自分の権利を守るために政府と戦わなくてはいけません。
どのような人物であれ、そのようなことが起きます。中国のジャック・マー(アリババの創始者)を考えてみてください。彼は中国で最も裕福で力を持った人物の1人でしたが、共産国家に対して批判的なことをした瞬間、「3ヶ月ほどゴルフにでも行って消えてろ」と言われ、それに従って、そのまま死刑と同じような扱いになってしまいました。
オリガークス(ロシアの新興財閥)のように、プーチンの言いなりになっていれば素晴らしい生活ができますが、プーチンがお気に召さなくなれば、脱税した1500億ドルのムショ入り大富豪となってしまいます。
つまり、経済的アイデンティティは、「持つか持たないか」だけの問題ではなく、その価値を維持するための裏側のルールはどうなっているか、という問題も重視すべきです。

政治的な理由でそれを管理され、奪われるというのは、果たして平等だと言えるでしょうか?
ガバナンスとは、どのように意思決定をするかが全てです。
その点で言えば、企業にいたっては最悪です。例えば、CEOがイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのように素晴らしいヴィジョンを持ったリーダーの元で働ければ素晴らしいことだと思うでしょうが、ほとんどの人は愚か者CEOのために働いています。彼らの多くは、栄光の時代はとうの昔に過ぎ去ってしまったシステムのために働いているのです。HPの従業員やIBMの従業員などは寂しい思いをしているでしょう。私たちはこのようなことを散々経験しており、それが嫌になって企業する人は非常に多いです。

トップダウンではなく、ボトムアップで運営してみてはどうでしょうか?
CEOがない仕組みでは?
組合的な組織ではダメなのでしょうか?
優秀な人や実力のある人がトップになるような仕組みは? 誰かのコネや大株主などといった形ではなく。

カルダノの場合は、資金やアイデンティティ、ガバナンス投票システムなどは全て、全てプロトコルが管理します。
一般的にこうしたシステムの管理には膨大なコストがかかったり、国際間では通用しないものです。また、そのようなシステムは必ず「誰か」——「特定の企業」や「政府」が運営権限を持っています。

私たちは、これら全ての仕事をプロトコルで行おうとしています。ビットコインより、イーサリアムよりも多くのことを、可能な限り最低のコスト、平等なアクセス方法で行おうとしているのです。このようなシステム作りは「新しいエンジン」を生み出すことと同様に、非常に多くの新しいものを作り出さなくてはいけません。
そのために私たちはウロボロスや、PoSの仕組み、より分散化されたシステム、拡張UTXO、プルート、マーロウといった新しいシステムを次々と作り出しました。カタリストを使った全く新しい運営方式も創出しています。
ここまで来て、やっとスターティングポイントなのです。
正しいシステムを作ることができれば、これらは自分から発展していきます。
システムが、正しい革命的なファクターを持ち続ければ、それはビジョンに沿って自分で育っていきます。
どんなに貧しい人でもどのような場所に住んでいたとしても、このシステムにアクセスすることができれば、世界で最も裕福な人と同じ道具を使うことができるのです。
人類史上、このようなバリュープロポジション(価値提案)を与えるシステムは初めてのことです。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(07)】「知の分散化」こそ最強の開発力だ

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第6回はこちら

――アカデミックなアプローチは非常に珍しい試みで、ピアレビュー論文の発表などはとてつもなく大きなハードルです。なぜそこまでアカデミックアプローチにこだわるのですか?

学会には、世界中の優れた人たちが集まっているからです。
ダメな人というのは奥深い知見を無視する専門家ですが、優秀な人たちは奥深い知見を探る専門家です。
もし優れた人たちを集めたいと思ったら、同じくらい優秀な人たちによってチェック&バランスがなされた環境が必要です。そうでなければ、本当に100%確かなことをやっているのか判断ができなくなります。

ピアレビューのプロセスは400年以上の歴史があります。その一方でコンピュータ工学はその中でも最も新しい分野です。物理学は非常に途方もなく長い歴史があり、生物学もまた非常に長い歴史があります。数学にいたっては5000年もの歴史があります。
それらに比べ、コンピュータ工学は20世紀に始まったばかりの分野です。この分野のピアレビューは「カンファレンス式」で、通常の学会のような「ジャーナル形式」ではありません。通常なら何年もかかるプロセスを、数週間か数ヶ月で行うような世界です。そのため、ピアレビュープロセスを踏んだとしても開発が大きく遅れるということはありません。通過地点と考えれば素晴らしい機能を果たします。
もう1つの良い点としては、よく第三者に出会うと「カルダノが機能する保証はどこにあるのか?」とよく聞かれます。
暗号通貨プロジェクトの創始者はすべて基本的には非常に優秀な人々です。
しかし、彼らはホワイトペーパーを出して「コードをみて!考えてみて!面白いでしょ」と言うものの、コンピュータ工学の専門家でもなければ数学者でもありません。資料を読んでみたところで、そこには記号が羅列されているだけで99.9%の人は理解できません。
そのような状態で、どうしてシステムが機能するかを証明することができるでしょうか。彼らは、ただ単に「宿題をやり終えた」と思い込んでいる少年少女たちに過ぎないのです。
つまり、彼らの成し遂げたことは、単なる個人崇拝にすぎないのです。
皆さんはそのカルトのリーダーが、自分たちをスターリン帝国のような場所に連れて行ってくれると信じているのです。そのリーダーが素晴らしい独裁者であることを願ってね。
独裁者というのは、人1人が持てる以上の力を持ったとき、すべての人にとって最悪の結果をもたらします。
私たちにとって超大事なことは「チェック&バランス(抑制と均衡)」です。創始者だったとしても、このルールの上に立つべきではなく、それによって行動を抑制されるべきなのです。
何か主張をする場合は、必ずシステム外部の第三者、もしくは同等の力を持つ人物によって正しいかどうか確認されなくてはいけません。
もう1つ、ピアレビューを経るメリットは、学会と連携することで「知の分散化」が構築されることです
私たちの論文は900もの引用がなされたとお話ししましたが、つまり900もの研究者グループによって論文が読まれた、ということを意味します。彼らの研究と何かしらのつながりがあったという事実があります。「これどう思う?ウロボロスを作ってみたよ?」といった会話が、それらの研究所で行われているわけです。
スタンフォードの研究者では、これを元にした「ナカモト・PoS」をつくり、それはまさに私たちが解決しようとした問題で「先に出されちゃったよ!」と悔しい思いをしたのです。
しかしこの研究は今では一般化されているため、私たちはそれを無料で利用することができます。このモデルは、すでに私たち自身が開発しないで使うことができたのです。

そして学会では、ビジネス現場では絶対に話すことができないような人物に会うことができるという大きなメリットがあります。
例えば、RSA暗号を開発したアディ・シャミアはとてつもない超大富豪です。ビジネスの現場であれば、気軽に彼に電話をかけて「Hey、アディ、一緒に仕事しようよ」などということは、とてもじゃないけどできません。
しかし彼は非常に学会での活動に積極的で、学会に出れば簡単に話すことができるのです。
私自身、彼とパネルをやることだってできました。彼とPoSについて話すことができたのは、非常に貴重な経験でした。

つまり、「個人崇拝」ではなく「知の分散化」を行うことで、普通なら絶対に話すことができない人物と話すことができるのです。
学会は真の意味でユニバーサルです。大学は世界中にあり、エチオピアの大学も、韓国の大学も、学会なら呼ぶことができます。自分がビジネスをできない国でも、優秀な人物が存在し、人とも交流が持てるのです。そうした人々を読んで「この論文を読んでよ!」と話しかけることができ、そこで質問が飛び交うわけです。
まさに「リングワ・フランカ(世界共通言語)」の世界観です。

こうした交流は非常に大切なことです。なぜなら私たちが作り上げているプロトコルは「The Next Big Thing(次の大きなこと)」につながるからです。
彼らが今後、人生に関わる仕組みを作っていくのです。彼らによって、アイデンティティ、プライバシー、銀行口座、支払いシステム、投票システム、不動産譲渡システムなどが運用されていくのです。

いったいどこの誰が、どうしたら、そのような重要なシステムを、シリコンバレーで気まぐれに物を作っては壊す25歳の坊やに託すことができるのでしょうか?

イーサリアムは、私たちより1年先にPoSゲームを始めましたが、実際に稼働させたのはカルダノが先です。私たちはピアレビューを受けた後にも関わらずです。ポルカドットは、私たちがつくったウロボロスをエコシステムの基盤としています。
つまり私たちのライバルというのは、私たちのコピーだったり、私たちより「速い開発力」を謳いながらも開発力が遅いプロジェクトなのです。
私たちは固い基盤の構築に時間をかけましたが、彼らはレイヤーやプロトコルを何層にも積み重ねているだけに過ぎません。
私たちはバックエンドに巨大なホッケースティックを作り、それによって、より優れたプロトコルを作り上げました。そしてそれは国際的なものであり、個人のカルト企業ではありません。

もし本気で分散化に取り組むのであれば、長期戦略というのがたった1つの道であると思います。
——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(06)】「学術的アプローチ」の絶大なチカラ

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第5回はこちら

――カルダノのプロジェクトでは、行動学やテクノロジーが融合しています。これは誰もができることではありません。こうしたアイデアはあなた自身のアイデアですか?

そんなことはありません。これはあらゆる分野の学問の融合です。例えば、サンタフェ機関という優れた研究チームは「Complex Adaptive System(複雑適応系)」という素晴らしい本を出されていて、「いかにシンプルルールで複雑なシステムを順応させられるか」というテーマを、30年以上にわたる歴史から読み解き、市場動向や砂丘の動き、投票システムなど、あらゆる素晴らしいシステムモデルが紹介されています。
つまり、一度大変な道を歩めば、そこには非常に多くの分析や研究があり、非常に多くの学びがあるのです。そしてそれは暗号通貨業界ではまったく未踏の領域なのです。

おそらく多くの関係者はそのような分野の研究が存在すること自体、知る由もないでしょう。

これらの研究はインスピレーションに満ちた、終わりのない冒険のようなものです。PhDを持つ研究者たちとたくさんの話をすれば、彼らが行ってきた実用的な実験をたくさん学び自分たちで動かしてみることもできます。私たちが大きく成長すればするほど、それが基礎資料となり、プロトコルの骨格となるのです。

私たちは「取引手数料のリバランス」「ステークプールの適正量」「セキュリティにどこまで気を使うべきか(利便性と安全性のバランス)」といったことなどを非常に深く研究を行いました。もちろん投票システムについてもです。

投票システムでは、「どのようにして合理的無知(Rational Ignorance)の問題を解決するべきか?」が課題となります。
「合理的無知」とは、ある知識を得ることと、それを得るための代償を考えたときに起こる問題です。
例えば、私はペルー料理の専門家になりたいと思ったとしましょう。ペルー料理の専門家になるには、何年にもわたってペルー料理を作り続ける必要があります。
そのため、私がペルーに対する強い関わりやパッションがなければ、非常に大変なことです。
つまり、ペルー料理の知識を得るための代償と、得られた知識の価値が釣り合っていなければいけません。
それが釣り合っていなければ、私はペルー料理に対して「合理的に無知」となります。
投票システムでも同じことが言えます。
投票に行く前に、社会保障や社会福祉、外交などさまざまなことを学ぶことは可能です。しかし、あなたの一票は「髪型が好きだから、あの人に投票する」というような連中と同じ一票です。それを考えたとき、なぜ福祉や社会保障、外交などに時間を費やす必要があるのか?と考えるようになり、合理的無知を行うことになるのです。
そこで、報酬形式のシステムを採用することによって、投票にそれぞれが意味を見出すことができるようになるのです。つまり、システムデザインというのは超重要で、それによって行動が変わるのです。
IOGにはオックスフォードのアルゴリズム・ゲーム理論の専門家であるElias Koutsoupiasがいますが、彼は毎日のように「人々はどのようにして自分がしたいことをするのか」「どのようなシステムが人を意図通りに行動させられるのか」といったことを研究しています。

——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(05)】「第3世代ブロックチェーンの意味とは」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第4回はこちら

――カルダノを始めた理由、最も達成したいこととは?

まずは、何十億人もの経済的なアイデンティティを持てない人々の問題を解決することです。アイデンティティや価値の保証などを、あらゆる場面で中央管理者が介入する必要のないシステムを構築することです。
「マイクロソフトやアップル、グーグルなしで、何十億人が使えるシステムを構築しよう」と言っても、これは非常に難しいことです。
そこで私たちがまず考えたのは「自分が使うよりも多くのものを提供すること」の必要性です。例えば、家族や友達とのパーティに行くとき、私たちは自分が食べる以上の食べ物を持参するでしょう。何人来ようと大丈夫なくらいの食べ物を用意しますよね。
現在の暗号通貨の多くは、食べ物を増やさずにテーブルの周りの椅子だけを増やしているようなもので、人が来れば来るほど食べ物が少なくなっているような状況に陥っています。これは何億、何百万人、何十億人といったスケールで利用可能な持続可能なシステムとは言えません。現にイーサリアムではトランザクションの増大による手数料の高騰が問題になっています。1ドルを移動するのに50ドルが必要だなんてクレイジーな話です。
これはバグではなく、プロトコルをどう運営するかというシステムデザインの問題なのです。本当に確かなプロトコルを構築するということはスーパーハードな作業なのです。
そのためには反対意見を受け止めなくてはいけませんし、これを適正化する中央管理者がいないということも受け止めなくてはいけません。そのため私たちは6年を費やして95の論文を書き、学会で「何が可能で、何が不可能なのか」を研究してきました。
グーグルなどについても多くの研究を行い、グーグルとは違ったやり方でこのようなことができないかを考え抜いてきました。
もう1つの視点では、もし何十億人もの利用者を想定するとしたら、ユーザーに寄り添っていかなくてはいけません。そのためには、ユーザーの声を反映させる管理システムの構築が必要になります。そのためには参加者に報酬を払うシステム、投票システム、ハードフォークのようなものを運営するシステムなどが必要となります。ビットコインのようなシステムではこれらを解決することができませんでした。
そのためこれが、ビットコインから脱却するべきある種のチェックポイントとなるのです。
また、現在8000種類もある暗号資産と、現状の「レガシーな」金融システムとが両輪で動く必要があります。
Wi-Fiを考えてみてください。Wi-Fiの規格に縛られているのは、Wi-Fi製造者だけです。アップル製のスマホだからアップル製のルーターでなくてはつながらない、グーグルのスマホだからグーグル製のWi-Fi、といったことは発生しません。
特に誰が決めたわけでもありませんが、事実、Wi-Fiこそが真の宗教だと言えるかもしれません。Wi-Fiは北朝鮮でも、イランでも、イスラエルでも、日本でも韓国でも中国でも、ロシアでもアメリカでも使うことができ、スマホに接続することが可能です。
地政学的に、このようなことが起きているのはとんでもないことなんですよ。
地球上で私たち人類が手にした信仰の真実とは、BluetoothとWi-Fiなんです。
BluetoothとWi-Fiのように、私たちがどのようなシステムの上にいようとも共通して活用できるためには、別々のシステムの間をブリッジできる存在とならなくてはいけません。
どのような暗号通貨であれ、「第3世代」を名乗る以上はこの3つの要素を持っていなくてはいけません。

・システムのユーザーが自分たちが消費するのと同じくらい生産し、安定して何十億人という規模へと拡大する。
・世界の仕組みの違いを乗り越える「Wi-Fi的な瞬間」をもたらす
・システムスケールの拡大を支えるガバナンスシステム。

これがなくては、スケール拡大に追いつけず粉々に砕け散ってしまったり、ある一定レベルで成長が止まってしまうでしょう。
そこで我々が、それを作り上げましょうと活動しているのです。世界で最も安く、最も優れたプロトコルを作り、世界の経済的なアイデンティティを保証します、と。そこで私はエチオピアに行き、マイクロエコノミクスやマイクロ保険を提案しています。もちろん、アメリカでも私たちのプロトコルが最も優れているでしょう。EUでも中国でも、世界中の至る所でも、お金を借りたい人、利益を生み出したい人にとって最高のシステムです。
私自身もこれでケーキを食べたり自分の人生の目標を打ち立てたり、アフリカや東欧や東南アジアを旅したりするでしょう。
もちろん、誰でも、フォーチュン500企業でもこのインフラを活用して同じようなことができます。そして、彼らの成功は私の成功となるのです。それは本当に素晴らしいことだと思います。

――第3世代とおっしゃいましたが、ビットコイン、イーサリアムやポルカドットとの違いは?

まずポルカドットは、イーサリアムの元CTOであるギャヴィン・ウッドが、この前「f2」へのアップグレードを発表したと思いますが、「第2.5世代」だと思います。そこまで野心的なアップグレードだとは思いませんが、実用的な要素が魔法のように盛り込まれていて、彼らのエコシステムに限って言えば素晴らしい物だと思います。 2、3年後には、どのようにして次のレベルへと進むのかを考える必要があるでしょう。
カルダノに限ってはそこまで潤沢ではなく、活動を開始した時点ではイーサリアムもテストネットが始まった程度の状況でした。
私がイーサリアムのCEOだったとき、すでにイーサリアムのオリジナルヴィジョンがありましたが、カルダノではさらに原点に立ち返って、さらに先へと進めるために1980年代に敷かれたシステムについて研究し、「ブロックチェーン(GKLモデル)とは何か?」という論文を書き、これは900以上の引用がされ、暗号通貨業界で最も参照された論文の1つとなっています。この論文では「安全な台帳システムとは何か?」ということをまとめただけに過ぎませんが、イーサリアムとビットコインの会計モデルについて詳しく研究しています。
この研究の中で判明したのが、サトシは多くの部分で正しく設計していたのですが、ビットコインを構築した人物あるいはチームに、しっかりとした科学的知識が足りなかったことがわかります。もちろん、誰しも全ての分野で専門家であることはできません。
そのため、サトシが残したものから、さらに大きく改良することが可能だと確信したのです。そしてそのとき、私たちはイーサリアムが挑戦しようとしていることと同等、もしくはそれ以上のことを、より長期的な時間軸で構築できると確信したのです。
それの良い例が、先ほどの会計モデルです。

ビットコインは「UTXO」、イーサリアムは「account based モデル」という会計モデルが使われています。account basedモデルでは、ネットワーク上で行われている全ての事象を感知していないといけませんが、UTXOでは、自分のパートしか考える必要がありません。分割、複製や分配といった観点ではUTXOの方が遥かに優れています。

問題は、UTXOはスマートコントラクトに対応して作られたものではありませんでした。そこで私たちは「UTXOを拡張し、スマートコントラクトを搭載できないか」と考えたのです。
私たちだけでなく、blockstreamやイタリアの研究チームによるbitmlなどもそうです。そうした優れたアイデアが生まれた後、私たちが2年前にICFP(International Conference on Functional Programming)に発表したのが「extended UTXO(拡張UTXO)」です。これによって、ビットコインが達成したものに加えてスマートコントラクト、証券資産、リソースコストの削減、容易な時間分割などが可能になり、これらを比較した確かなデータを取ることもできました。
イリノイ大学の有名な研究者が書いた「prism」という論文では、「分割型PoW」というプロトコルを、イーサリアムとビットコインの両方で動かして見た結果、ビットコイン上で最適化した場合には1万倍の速度向上が得られましたが、イーサリアム上で最適化した場合には100倍程度の向上しか得られなかったという結果となりました。
つまり、そのような観点からもUTXOの方が容易に運用が可能だということです。ビットコインのモデルには多くの優れた点があったのです。
私たちのウロボロスのモデルでも同様ですが、私たちもPoWの確率論的な結論は支持していますし、400万倍もエネルギー効率が良いシステムとなっています。
つまり、私たちはビットコインの「壊れた窓」を修復し、さらに次の世代へ引き継ぐ準備も整っています。

サトシがもし、このような深いインサイトを持っていれば、おそらくここまで成し遂げていたでしょう。別の分野で私たちが取り組んだものとして、ガバナンスシステムがありますが、これについてサトシが発表したものから判断するに、彼はあまり興味がないようでした。
現在では、私たちカルダノとテゾスくらいしか取り組んでいるチームはいないと思われます。ダッシュも素晴らしい仕事をしていますが、分割やスケールなどより人間との対峙というのが最も厄介です。プロトコルは数学との戦いですが、人間は理性的ではなく主観的です。気まぐれな意志でトランプを選んでしまったりするわけですから(笑)
システムによってそれを防がなくてはいけません。

——続く

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【超訳チャールズ・ホスキンソン(04)】「ビットコインの未来」

2021/02/17 に公開された、「Dave Lee Investing」のデイヴ・リー氏による、チャールズ・ホスキンソン氏のインタビューを翻訳しました。(非常に濃い内容のため、連載記事として翻訳を進めていきます  第3回はこちら

——サトシの正体に関してはどうお考えですか?
人を洞窟に誘う預言者が誰であっても、それは自身の宗教に即していることに変わりはありません。サトシ自身もそうでしたが、多くの神がそうであるように、サトシのエイリアス(存在)すでに死に、埋葬され、もう二度と戻ってくることはないでしょう。もはや誰も、「この人物がサトシだ」と証明することはできないからです。例えば、暗号鍵を盗まれてしまった場合と同じです。預言者が天に召されれば、誰もその人が預言者だったことを信じなくなるものです。
希望を求めた人たちは、一度それを司る機関への信頼を失えば、また新たな希望を探しにいきます。それは政府、宗教といったものから、コードやそうした文化への信頼へと移り変わったのです。サトシのように、新しい富や権力といった新たな経済秩序をもたらす十分な力を持った預言者や司祭が、そのような評価を受けることになるでしょう。
このようなマキシマリスト(過激派)の登場は予測しやすく、またプロジェクト全体にとって非常に危険です。なぜかというと、このプロジェクトは教育的な要素を持つからです。
このプロジェクトでは、分散化された価値を誰でも持てるということを証明することができます。世界中にテレポートしてそれを証明し、それから先に何ができるかというマインドセットをすることも可能です。
私たちは宗教を作り上げたいわけではありませんでしたが、人間が行う以上、そのようになってしまう可能性は否定できません。
「ウォーハンマー40,000」(SFゲーム)のように、宇宙に神の帝国があるような世界観ですね。大学に住み「尊敬はしてもいいけど崇めないでくれ」と言っていたような賢い人物が、死者の神として玉座に縛り付けられたとき、人々はまず最初に彼を崇めた、というエピソードがあります。サトシもこの作品の「死者の皇帝」のようになってしまったのです。
まあこれは仕方がないのですが、不幸なことに、多くの人がこのような猛毒に犯されてしまっています。
「イーサリアムはク●コインだ。イーサリアムは多くの人を暗号通貨に導いた? 関係ないよ。●ソコインであることは確かだ。ビットコインこそが本物だ」
私たちは6年もの間、プルーフ・オブ・ステークを研究し、イーサリアムよりはるかに優れたプロトコルを構築しました。私たちの視点だけでなく、主要学会や主要機関でもピアレビューを受けています。
「カルダノは使えない」「機能しない」「サトシのビジョンとは違う」と話す人がいますが、それはもはや理性的な会話ではなく過激な宗教です。
ユヴァル・ハラリ(「サピエンス全史」「ホモ・デウス」著者)の著作を読めば、人間が歴史的にどのような行動をしがちかがよくわかります。

——ビットコインは将来どうなると思いますか? 10年、20年後、ビットコインに関してどのような印象を持っていますか?

ビットコインは「価値があるから価値がある」という代物です。技術的なアドバンテージはまったくなく、もっと言えば暗号通貨の中で最も技術的に遅れた暗号通貨と言えます。
人を食い物にするリスクを持ち、「存在している」以上の価値はまったくありません。マイナーがいなくなれば価値は急落し、そうなれば全ての保険がなくなります。
もし他の暗号通貨がその立場を脅かし、ビットコインがその時に新たなイノベーションを起こすことができなければ、ビットコインは死ぬでしょう。
なぜなら他の暗号通貨がある以上、それをホールドしている意味がないからです。
その理由こそが、私たちがこれまで膨大な努力をしている理由でもあります。
カルダノでは、適切な運営システムを構築しています。なぜかというと、これまでの技術では、イノベーションを起こしたいと思った時にはハードフォークを行い「カルダノクラシック」や「カルダノキャッシュ」と言ったものを生み出す必要があるからです。
ビットコインは、「ブロックサイズ」や「システムパラメーター」というちっぽけな論争をきっかけに、初期から仕事をしていた多くの優秀な人々を失ってしまいました。
そんなちっぽけな問題で分裂するような組織が、どのようにして量子コンピュータや量子暗号の登場に対応できるでしょうか。どのようにしてスマートコントラクトが実装できるでしょうか。どのようにしてネットワーク構造の停止に対応できるでしょうか。レプリカモデルから分散化モデルへの移行はどうするのでしょうか? データを消去するときは?
ビットコインのブロックサイズがペタバイトまで達したら? NSA(アメリカ国家安全保障局)かGoogleしかそんなデータを扱うことはできません。
どう思いますか、この問題? ブロックサイズ程度の問題で揉めるような組織が、どうやってこのようなさらに重要な問題を決めることができるでしょうか。
このような問題は、サトシが考えていたことより遥かに先の問題です。ユダヤ人の集団に対して「イエス・キリストが救世主だ。まったく新しい宗教なんだ」と諭すようなもので、そんなことをは不可能なことです。このような問題というのは共存するのだと受け止めなくてはいけません。
システムが停止したとき、数千の花が咲き開きます。大多数の木がしおれたとき、巨大な何本かのオークが立ち、古いシステムから置き換わります。新しいシステムは全ての良い面を吸収し、悪い特徴は切り捨てます。
ブロックチェーンの構成は残り、ビットコインがもたらした「お金のメール化」という取引形態は定着しますが、そこにスマートコントラクトや分散化運営システム、相互運用可能モデル、グローバルな高速運用、プライバシーといった追加機能が導入されるでしょう。
それは、萎れてしまった花にはなかった特徴ですが、2つの種類が融合して出来上がった新たな可能性です。まさにダーウィン的なシステムです。
こうした作用がすべての人々の利益になるでしょう。
——続く

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